屋根の形状次第で、家の外観はかなり変わるんです。

屋根

せっかく家を建てるなら「家の外観も良い物にしたい」と思う人も多いのではないでしょうか?

どうせ家を建てるなら、カッコいい家であったりあなたの好みに合った飽きのこない外観にしたいですよね。

 

そこで今回は、外観に大きく影響する屋根の形状についてお話したいと思います。

あなたはどの屋根がお好みですか?

切妻屋根(きりづまやね)

切妻屋根

上の絵ように2つに折れている屋根のことを「切妻屋根」と言います。

「家のイラストを描いてみて」と言われたら、こんな風に2つに折れた切妻屋根の家を描く人は多いのではないでしょうか。

それだけ切妻屋根は一般的になじみが深い屋根なんですね。

家のオーソドックスな形ですし、実際に切妻屋根の家はよく見かけます。

 

でもこの切妻屋根、実は使いこなすのは結構難しい屋根なんです。

 

下の絵をご覧ください。

引違いの家

上の絵は、このブログでも人気の高い「新築の家を建てるなら気をつけたい外観の話」という記事で描いたものですが、お世辞にもカッコいい家ではないですよね。

どちらかというとカッコ悪い家と言えるかもしれません。

では、さきほどの家の屋根に注目してください。

 

そうです。切妻屋根ですね。

何も考えずに切妻屋根を使うと、このようにカッコ悪い家ができてしまうことがよくあるんです。

 

一方、切妻屋根を上手く使っているのが、無印良品の「窓の家」です。

無印 窓の家

Photo:http://www.muji.net/ie/madonoie/

この家ですね。

キレイな切妻屋根の家になっています。

同じ切妻屋根の家ですが、先ほどの家とは全然違いますね。

 

このようにまとまった外観になるにはいくつか要因がありますが、特に窓のバランスと破風と呼ばれる屋根の横の部分をうすく作ることで、切妻屋根の野暮ったさを上手く消しています。

破風

Photo:http://www.muji.net/ie/madonoie/

このように、切妻屋根はつくり方ひとつで家の雰囲気が大きく変わる屋根なんですね。

 

ちなみに、当サイトのロゴはこのようなマークを使っています。

家

招き屋根と呼ばれることもありますが、これも一種の切妻屋根です。

屋根がどこで折れるかでも、家の外観は大きく変わってくるんですね。

寄棟屋根(よせむねやね)

寄棟屋根

上の絵のように、屋根が四方向に下がっている屋根のことを「寄棟屋根」といいます。

ちなみに、ハウスメーカーが建てた家は寄棟屋根の家が多いです。

屋根が四方向に下がっていることで無駄に外壁が増えることもないので効率的ですし、家がどのような方角に建っていても対応できるのが寄棟屋根の特徴と言えます。

 

また、寄棟屋根は雨が降っても四方に雨が流れて分散していくため、最近多いゲリラ豪雨なんかでも雨樋が水で溢れることはあまりありません。

ただ、その分雨樋も多くなるので、外観を気にするなら雨樋の色と場所には気をつけておきたいですね。

家の外観が気になるなら知っておきたい「雨樋」の話

 

雨樋が変なところに出てきたり、外壁と合わない色を使ってしまうと、家の外観は一気に残念になりやすいので注意が必要です。

方流れ屋根(かたながれやね)

方流れ屋根

昔から根強い人気がありましたが、太陽光発電が普及するにつれてかなり増えてきたのが「方流れ屋根」の家です。

一方向へ屋根が流れているので方流れ(かたながれ)屋根と呼ばれています。

見た目もシャープな印象になるので悪くないですね。

 

方流れ屋根にする場合、屋根の勾配次第で見た目がかなり変わるので、バランスの良い勾配にするのがポイントです。

 

そんな人気の方流れ屋根ですが、注意点もあります。

太陽光の記事でもお伝えしましたが、方流れ屋根の一番高い部分はけっこうな高さになります。

そのため、お隣の家がすぐ側にある場合なんかは何かしら配慮が必要なケースが出てきます。

特に家の北側が高くなる場合は、お隣の日照にモロに影響が出てくる可能性が高いので、近隣トラブルにならないような配慮をするのが結構重要となってくるんですね。

太陽光発電を家に載せるなら知っておきたい問題点と対策方法

 

また、方流れ屋根はその名のとおり大きな屋根が1枚のため、雨水がすべて同じ方向に流れていくので雨樋が水で溢れてしまう事もあります。

特に勾配が緩い場合は水の流れが悪くなるので、家の見た目とメンテナンス性のバランスをいかに取るかがポイントになってきます。

陸屋根(りくやね・ろくやね)

陸屋根

屋根らしい屋根をつけるのではなく、バルコニーのように仕上げた平らな屋根のことを陸屋根といいます。(「りくやね」もしくは「ろくやね」と言います)

陸屋根は見た目が四角い家にしたい場合や、屋上をつくる場合なんかに重宝する屋根です。

どちらかというと、こだわりの屋根という感じですね。

 

一方、陸屋根は排水溝に葉っぱなどが詰まってしまうと屋根に水が溜まってプールのようになってしまい、雨漏れのリスクが高くなってしまいます。

そのため、陸屋根にする場合は他の屋根と比べてマメなメンテナンスが必要になってきます。

できれば、たまに排水管が詰まっていないか簡単に見れる間取りだと便利ですね。

また、他の屋根をつくるよりも費用が掛かるの陸屋根の特徴と言えます。

 

屋根全部を陸屋根にするのでなく、玄関の庇のみを陸屋根にするという方法もあるので、家の外観に合わせて上手く使いこなしたい屋根です。

プロが教える、使いやすく雰囲気の良い玄関ポーチのつくり方

軒の出もチェック

軒のある屋根

屋根の形状以外にも、軒をどれだけ出すかで家の外観や雰囲気はかなり違ってきます。

上の絵は方流れの屋根ですが、同じ方流れ屋根でも軒が出ているか出ていないのかで、家の見た目がかなり違いますね。

方流れ屋根

軒を出さない方が四角い家に見えますし、モダンな家やプロバンス風などの家にする場合は軒はほとんど出しません。

 

一方、軒があると雨や日射による劣化や汚れに強い家になりますし、軒があることで外観に陰影がついて家に高級感が出てきます。

また、軒があっても冬は日光が入りますし、軒があることで夏は厳しい日射を遮ってくれます。

自然2

軒のある家は四季のある日本の風土にあっているんですね。

メンテナンスにかかる手間も軒のある家の方が少なくすむので、モダンや洋風の外観を目指さないのであれば、軒の有る家にするのがオススメです。

屋根の勾配

屋根の勾配とは、屋根の角度のことです。

同じ屋根でも屋根の勾配が違うと、家の外観がかなり変わってきます。

 

あまりに屋根の勾配が急だと、屋根の工事に手間がかかるので金額アップの要因となりますし、屋根の勾配がかなり緩いと雨が上手く流れていかないというデメリットも出てくるので、家のデザインと相談しながら丁度よい屋根の勾配を決めていくのがポイントです。

また、屋根材によっても必要な勾配が変わってきます。

瓦屋根だと勾配がある程度ないと使えませんし、金属製の屋根ならかなり緩い勾配の屋根にも使うことができるといった感じです。

 

屋根の勾配は、設計士が良い角度に調整して提案しますが、家の外観が気になる場合は屋根の勾配を変えてみるのも1つの方法と言えますね。

まとめ

今回は屋根の種類と形状についてお伝えしました。

屋根の形は家の外壁材や窓と並んで、家の外観を決定づける大きな要素となります。

 

また外観だけでなく、雨を防ぎ、日の光を調整する機能も果たす重要な役割を持っています。

それだけ屋根は酷使される場所なので、あまり安い材料を使ってしまうと後々メンテナンスにお金が掛かるなんて事も・・。

そのため、屋根材にはある程度良いものを使っておくのがオススメです。

屋根の形にこだわりつつ機能も併せ持った屋根にしてあげると、外観だけでなく長い目でみてもオススメの家ができあがります。

ぜひ見た目も機能もお気に入りの家をつくってくださいね

では。

 

 

家の外観はこちらも参考にしてください。

新築の家を建てるなら気をつけたい外観の話

家の外観を良くするために知っておきたいこと

家の外観を良くする方法(窓の使い方編)

外壁の失敗例から学ぶ、絶対に知っておきたい外壁材5選

家の外観が気になるなら知っておきたい「雨樋」の話

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今日の問題解決

屋根を選ぶときのポイントって何?

  • よく使われる屋根は「切妻屋根」「寄棟屋根」「方流れ屋根」「陸屋根」でそれぞれメリットとデメリットがある。
  • 屋根の形状だけでなく、軒の出や屋根の勾配次第で外観や住み心地は変わってくる。
  • あまり安い屋根材を使うと、あとでメンテナンス費用が高くなるので、ある程度性能の良い物を使うのがおすすめ。