玄関ポーチ

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玄関ポーチをおしゃれで使いやすい玄関ポーチにする3つの方法

「おしゃれで使いやすい玄関ポーチにしたいのですが、そんな玄関ポーチにする良い方法はないでしょうか?」

読者の方からこのような相談をもらいました。

確かに、普段は何気なく玄関ポーチを使っているので、どんな風に作ればおしゃれで使いやすい玄関ポーチになるかというのを意識することはあまり無いですよね。

 

でも実は、玄関ポーチの作り方ひとつで暮らしやすさはかなり変わってきますし、玄関ポーチをおしゃれに作れるかどうかで家の外観というのも大きく変化します。

やはり玄関ポーチというのは毎日使う所なので使いやすくしたい場所ですし、どうせなら玄関ポーチをおしゃれに作って玄関の見栄えも良くなると毎日家に帰るのも楽しくなりますよね。

そこで今回は、使いやすくて外観も高級感がでるおしゃれな玄関ポーチのつくり方をご紹介したいと思います。

それではどうぞご覧下さい。

玄関ポーチのポイント

玄関ポーチはどのように作るとおしゃれで使いやすい玄関ポーチになるのでしょうか?

玄関ポーチを作る時のポイントとしては

  • 玄関ポーチのサイズ
  • 玄関ポーチの素材と階段
  • 玄関ポーチの庇

この3つの要素が玄関ポーチの重要な要素となります。

 

そのため、玄関ポーチをおしゃれで使いやすいようにするにはこの3つに注目すればいいんですね。

それではまず、玄関ポーチのサイズについて見てみましょう。

玄関ポーチのサイズ

玄関ポーチの図面

まずは上の図面をご覧ください。

玄関ポーチというと、上の図のような幅1m80㎝、奥行90㎝という1帖サイズの玄関ポーチを見かけることが多くあります。

玄関ポーチに使う外用のタイルというのは1枚が30㎝角であることが多いので、30㎝でキレイに割り切れる1帖サイズが標準にするにはちょうど良いサイズなのと、1帖というキリのよいサイズであるのが大きな要因です。

建売住宅なんかはほとんどこのサイズですし、注文住宅でもこのサイズを玄関ポーチの基本サイズにしている家も多くあります。

 

ただ、この1帖サイズの玄関ポーチ。

この1帖サイズが玄関ポーチとして使いやすいかどうかと言うと、実はそういう訳でもないんです。

 

もう一度さっきの図面をよくご覧ください。

注意深く見てみると、玄関ドアを開いた時、玄関ドアの先が玄関ポーチギリギリまで来ているのが分かります。

玄関ポーチの図面

そうすると、1帖の玄関ポーチだと玄関ドアを開いただけで玄関ポーチの半分近くが使われる事になってしまいます。

来客があった時に玄関ドアを勢いよく開けると、お客さんが玄関ポーチから落っこちてしまうなんてことも。

1帖の玄関ポーチというのは玄関ポーチの使い勝手という点で少し狭いんですね。

 

また、1帖の玄関ポーチだと玄関ポーチに手すりをつけるのも大変。

あまり意識する事はありませんが、通常の玄関ポーチの高さは地面から35㎝〜40㎝くらい。

玄関ポーチは道路の近くにつくる事が多く、道路と10㎝ほど高低差があるだけで玄関ポーチの高さは50㎝を超えてきます。

 

50㎝と言うと椅子の座面の高さよりも高くなり、下手な落っこち方をするとちょっと怖いですね。

下手な落ち方をしてしまうと怪我をしてしまう高さです。

 

そうならないように少し高さがある玄関ポーチの場合は、じゃあ玄関ポーチに手すりを付けようということになるのですが、玄関ポーチから落っこちないように玄関ポーチに手すりをつけようと思っても、1帖の玄関ポーチだと狭過ぎて手すりを付ける事ができない事があります。

ドアが手すりにぶつかってしまうんですね。

玄関ポーチの手すり

 

手すりをつけられたとしても、玄関ポーチ側面になんとかつけられるかなという感じで、手すりの形もかなり制限が出てしまいます。

となると、使い勝手のよい玄関ポーチにするのは難しくなりますし、おしゃれな玄関ポーチにするというのも難しくなります。

 

このように、1帖の玄関ポーチっていうのは応用が利かないというか何と言うか、かなり使い勝手が悪いサイズなので、スペースが取れるのであれば玄関ポーチはもう少しゆったりとしたサイズにするのがおしゃれで使いやすい玄関ポーチにするためのポイントとなるんですね。(うちの会社も昔は1帖サイズを標準にしていましたが、あとあと使い勝手が悪くてトラブルが起こるケースもあったので標準をもっと広いサイズに変更しました)

 

例えば玄関ポーチのサイズを考える時、駐車場や駐輪場に影響がなければ、奥行きは1m20㎝以上にするのがおすすめ。

広い玄関ポーチ

1m20㎝あれば手すりも問題なく付けられますし、ドアを開けてもゆとりが出てくるんですね。

何より玄関ポーチが広いと使いやすいですし、家の高級感が増すという効果も期待できます。

 

玄関ポーチの価格を見てみると、玄関ポーチに使うタイルにもよりますが、1帖の玄関ポーチを作るのに大体10万円ほど。

半分大きくしたとしても数万円なので、見た目と使い勝手の事を考えるとかなりコストパフォーマンスが高い投資ですし、家族が毎日使うものなので家の中のあまり使わない物にコストを掛けるよりもずっと効果的です。

そのため、あなたの家の図面を見て玄関ポーチが1帖くらいの場合、家の敷地や間取りにもよりますが可能なら少し広げてみるのがおすすめですよ。

 

また、外で使うものが多いのであれば、間取りによっては玄関ポーチに外部収納をくっつけるのもいいですね。(建具は造作でつくるのがポイントです。既製品をつかうと物置に見えてしまうので)

ゆとりがあるなら大きな観葉植物を玄関ドアの側に置いても家の印象は良くなります。

 

玄関ポーチは少し広めに作る事で、玄関ポーチの使い方というのは格段に広がります。

玄関ポーチの階段と素材

玄関ポーチ

玄関ポーチから地面までは35㎝から40㎝くらいの段差があると先ほどお伝えしました。

そのため、玄関ポーチから地面に降りるまでに階段も必要になってきます。

 

玄関ポーチの階段の目安として、1段18㎝以下。

できれば階段1段の高さが15㎝前後くらいでつくれれば、ゆとりのある階段になりますし、玄関ポーチの見た目もよったりとしておしゃれに見えます。

 

特に、高齢者の方と同居する場合は、できるだけゆとりのある高さで設定するようにしておくと、上り下りが苦にならない使いやすい玄関になるので、ぜひ階段の段差がゆるやかな玄関ポーチを目指したいですね。

(階段の高さは最初から配慮してくれてる場合もありますが、意外とそこまで配慮する設計者は少ないです。そのため玄関ポーチの階段にゆとりを持たせたい時は必ず設計者に伝えてくださいね)

 

また、玄関ポーチには一般的にタイルを使う事が多いですが、玄関ポーチに天然石を使ってあげると普通とはひと味変わった落ち着いた玄関にすることができます。

天然石を使うなら、見た目だけでなく外用の滑りにくい物や耐久性が高い天然石を選ぶのがオススメです。

家の外観にこだわりたいという方は、玄関ポーチに使う素材に注目して見るのも楽しいですよ。

新築の家を建てるなら絶対に押さえておきたい外観の話

玄関ポーチの庇

玄関ポーチは玄関の鍵を開けたり傘を開いたりなど、出かけたり家に帰ってきた時に使う場所です。

そのため、外出や帰宅がスムーズになるように雨風が入り込まないようにしておく必要があります。

玄関ポーチで雨風をしのぐための方法はいくつかありますが、その中で特に多いのが玄関ポーチの上に庇を付けるという方法。

 

その雨から守ってくれる庇ですが、庇はアルミなどの金属製のシャープな物から、造作でつくる庇までいくつか種類があります。

 

金額の面で言うと、造作でつくる庇が一番安くつくることができます。

庇を造作でつくる場合、庇のデザインは様々。

ちなみに造作で薄く庇をつくるとこんな感じです。

玄関ポーチの庇

造作で庇を作る場合、庇の厚みが印象を大きく左右します。

モダンな家にしたいのに、大きな庇を付けてしまうと分厚く野暮ったい感じになるので注意が必要してくださいね。(反対に洋風の家なら大きな庇が似合います)

造作の庇はつくり方によって家の外観はかなり違ってくるので、庇のデザインはしっかり確認しておくのがおしゃれな玄関ポーチをつくるポイントになります。

 

次に、金属製の庇について見てみましょう。

金属製の庇は既製品の物もありますし造作で造る事もでき、金属製だからこそできるシャープさが売りになります。

ただ、金属製の庇は金額が高くなってしまう傾向があるので外観へのこだわりと予算次第で玄関ポーチに金属製の庇を使うかどうかの判断をしたいですね。

玄関ポーチの庇2

また、庇をつけないで良いように玄関ポーチ部分だけ凹ませている家もよく見かけることがあります。

こんな感じですね。

玄関ポーチの雨よけ

この場合、できるだけ家のデザインにあった玄関ポーチになるようにしておくのがポイント。

また、間取り次第で玄関ポーチの広さが決まってくるので、玄関ポーチを広くしたい時は間取りと相談になってきます。

屋根のある玄関ポーチは作り方次第でおしゃれにすることもできれば、すごくカッコ悪くなってしまうしまうこともあります。

家の外観が気になる場合は、玄関ポーチの屋根の掛け方に注目するのも効果的ですよ。

下屋(げや)って何?下屋の作り方次第で家の外観はすごく変わるんです

 

最後に、玄関ポーチに庇を造るときのマメ情報として、庇の軒裏に木を使ってあげるのもおしゃれな玄関ポーチにするのに効果的です。

特に軒裏は雨に濡れる事があまりなく紫外線に当たる事も少ないので、木を使っても劣化を心配する必要がかなり減りますし、メンテナンスも比較的行いやすいので木が使いやすく、玄関の雰囲気を良くするのに一役買ってくれます。

玄関ポーチの例

それでは最後に、おしゃれな玄関ポーチの作り方を見てみましょう。

 

自然素材を上手く使った玄関ポーチ

おしゃれな玄関ポーチ

Photo:https://suvaco.jp/doc/entrance_path

石と木を上手く使ってまわりと調和した玄関ポーチ。

アプローチから玄関ポーチ、庇の作り方までとてもキレイでおしゃれですね。

玄関ポーチの上にある庇も厚みが少なくシャープで、造作庇のお手本のような作りになっています。

 

モダンな玄関ポーチ

モダンな玄関ポーチ

Photo:https://realestate.yahoo.co.jp/magazine/suvaco/20170516-00005244

大きな金属製の庇がとても印象的なモダンな玄関ポーチです。

これで大きな庇を薄くシャープに作れるのは金属製の庇ならでは。

白い外壁に木目と庇が上手くマッチしたとてもおしゃれな玄関ポーチですね。

 

目隠しを兼ねた玄関ポーチ

目隠し付き玄関ポーチ

Photo:https://www.h-a.jp/gallery/gallery_6431.html

玄関ポーチの庇に柱を設けることで、目隠しも兼ねたデザイン製の高い玄関ポーチになっています。

このような目隠しをかねる手法は、例えば道路のすぐ側に玄関ポーチを設けた場合はドアを開けるとすぐに道を歩く人から丸見えにならないようワンクッションはさんだり、お子さんが道路に急に飛び出さないようにできるなど、上手く使うと実用性とデザインを兼ねた玄関ポーチにすることができます。

 

庭にアプローチできる玄関ポーチ

通り抜けられる玄関ポーチ

Photo:https://www.pinterest.jp/pin/815221970021660953

玄関へ入るだけでなく、庭へのアプローチが続く玄関ポーチ。

庭が玄関ポーチのアクセントになりますし、庭から外へ出たり物を出し入れするのも簡単です。

中庭を作った場合など、玄関と庭が近い場合に取り入れたい玄関ポーチですね。

明るい家になる?知っておきたい中庭のメリットとデメリット

 

路地のような玄関ポーチ

路地のような玄関ポーチ

Photo:http://www.hirano-t.co.jp/list/sakuhin/rist/kansuoro-10/f1.htm

玄関が少し奥まった位置にある場合、玄関ポーチを路地風にして小径のようにするという方法もあります。

玄関ポーチを照明でライトアップしたり観葉植物を配置するなど、玄関ポーチが長くなる分、演出方法も楽しめる玄関ポーチです。

 

リゾート風な玄関ポーチ

リゾート風の玄関ポーチ

Photo:https://www.pinterest.jp/pin/263601384422286217

石とグリーンが印象的なリゾート風の玄関ポーチ。

アプローチもランダムにすることで、よりおしゃれな雰囲気を演出しています。

高級感ある玄関ポーチです。

 

洋風な玄関ポーチ

かわいい玄関ポーチ

Photo:https://kenzai-digest.com/entrance/

アールを上手く使って柔らかな印象を与えてくれる玄関ポーチ。

洋風、特に南欧風の家によく似合いますね。

細かい飾りもとても上手く、おしゃれな玄関ポーチを演出しています。

まとめ

今回はおしゃれで使いやすい玄関ポーチにする方法について見てきました。

玄関ポーチは家族全員が毎日使う場所なんですが、意外に注目される事もないですし、最初に提案されたままで完成する事も多い場所です。

ですが、玄関ポーチは少し手を加えてあげるだけで劇的に使い勝手が良くなったり見栄えも良くなる場所。

玄関ポーチの事を少し意識してみるだけで、よりあなたに合った家に一歩近づくことができるようになります。

ぜひあなたに合った素敵な玄関をつくってくださいね。

では。

 

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玄関ポーチをつくる時のポイントって何?

  • 玄関ポーチは1帖よりも広くつくる。
  • 玄関ポーチが広いと家に高級感が出てくる。
  • 階段は可能なら1段15㎝くらいに。
  • 素材はタイルがポピュラーだけども、天然石など素材で遊ぶと雰囲気が変わる。
  • 玄関庇の種類は予算に合わせて決めると良い。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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