バルコニー(ベランダ)を失敗しないために必ず知っておきたい5つのこと

「バルコニーの無い家というのはあまり見かけませんが、バルコニーが無いと後で困ることはあるのでしょうか?」

最近、読者さんからこのようなバルコニーに関する質問をいくつかもらいました。

確かに、平屋の家でもない限りバルコニーが付いている家がほとんどで、バルコニーが無い家というのはあまり見かけないですよね。

 

では、家を建てる時にバルコニーは本当に必要なんでしょうか?

今回は家にバルコニーが必要かどうかについて見てみましょう。

豆知識として、屋根のあるバルコニーのことをベランダと呼びますが、今回はバルコニーという表現で統一しますね。

バルコニーをつくる理由

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バルコニーが必要かどうか考える前にまず、

「なんでバルコニーをつくるのか?」

その理由について見ていくことにしましょう。

 

バルコニーをつくる理由として1番多いのは、やはり「洗濯物を干すため」。

その次に多いのが「布団を干すため」です。

 

それ以外にも、2階リビングでバルコニーを庭代わりに使うなどのニーズもありますが、やはり洗濯物や布団を干すためにバルコニーをつくるという理由は突出しています。

実用性という点でバルコニーがつくられることが多いんですね 。

 

では、この洗濯物や布団を干すためにはバルコニーをつくる時にどのようなことに注意すればいいか見てみましょう。

バルコニーで洗濯物を干す時の注意点

2階平面図

木造住宅のバルコニーの場合、1番最初に注目したいのが「バルコニーの奥行きについて」です。

その理由は、木造住宅のバルコニーの奥行きは70センチほどであることが多いからなんです。

 

70センチというと、人がひとり歩けるくらいのスペースです。

決して広いとは言えませんね。

どうしてこんな奥行きのバルコニーが多いかと言うと、木造住宅の場合、バルコニーの下に柱や壁が無い限り、家から1mほどしかバルコニーを跳ね出すことができません。

また、モジュールと言う家を設計する時に基準となる寸法があるのですが、このモジュールの寸法が1m、もしくは1m弱のことがほとんどとなっており、そこに外壁の厚みを考慮すると奥行きが70センチほどになってしまうんですね。

その結果、70センチほどの奥行きのバルコニーが増える原因となっています。

 

では、バルコニーの奥行きが少ないと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

バルコニーの奥行きが70センチでも洗濯物は干せますが、バルコニーにエアコンの室外機を置くと、ただでさえ奥行きの狭いバルコニーがより狭くなってしまいます。

バルコニーの奥行きはあまりないけども幅があるので面積は十分と思っていると、思わぬ落とし穴があることもあるんですね。

 

図面だけだとバルコニーの奥行きは分かりづらいので、バルコニーの奥行きは必ず確認しておきたいのと、エアコンの室外機がどこにくるのかは必ずあらかじめ確認しておくと、後で思ったよりもバルコニーの奥行きが狭かったという失敗は無くすことができます。

布団を干す時の注意点

次にバルコニーに布団を干す時の注意点を見てみましょう。

 

バルコニーに布団を干す時、基本的にはバルコニーの手すりの部分に布団を干すことになります。

そのため、バルコニーの手すりをどんな形状にするかで布団の干しやすさは変わってくるんですね。

家を建てる時、普通はバルコニーの手すりまで気にすることはあまりありませんが、いざ布団を干そうと思った時に使いやすさがかなり変わってくるので、この辺りも抑えておきたいポイントです。

バルコニーの手すり次第で布団の干しやすさは変わります

 

また、布団1枚の幅が1mほどなので、同時に何枚の布団を干したいかによって、バルコニーの必要な長さも決まってきます。

一般的には4人家族だと4.5mくらいバルコニーの幅があると、かなり使いやすい長さと言えます。(布団1枚に対して1m強が目安です)

布団乾燥機を使うという方法もありますが、バルコニーに布団を干すなら、バルコニーの長さは意識してみてくださいね。

バルコニーに屋根をつける?

ベランダ

バルコニーの1番の役割が洗濯物を干すことだと考えると、バルコニーの奥行き、長さの次に屋根を掛けるかどうかを考慮する必要があります。

バルコニーの上に屋根があると、多少の雨なら洗濯物を干しっぱなしでも大丈夫なんですね。

忙しい方や家をよく留守にする方なんかは、バルコニーに屋根があると特に重宝します。

 

また、屋根のあるバルコニーのことをインナーバルコニーと呼ぶこともあります。

バルコニーは外部ですが、バルコニーに屋根が付いてインナーバルコニーとなると、より家の内部のような使い方ができるようになるので、2階リビングなどバルコニーを庭のように使える場合は、積極的にインナーバルコニーを設けていきたいですね。

インナーバルコニーのメリットとデメリット

【保存版】2階リビングまとめ

 

では、インンアーバルコニーのようにバルコニーに屋根を掛ける場合、何か注意点はないのでしょうか?

バルコニーに屋根を掛けるときの1番の注意点は、バルコニーに屋根を掛けたいからといって、「自由に屋根を掛けられる訳ではない」という点です。

 

屋根を掛けるためには構造材を太くしたり、屋根を支えるための柱や壁が必要になってくるんですね。

そのため、間取りに制約が出たり費用が多く必要になってしまう点に注意が必要となってきます。

また、バルコニーに屋根があればあるほど、屋根の下は光が入らなくなっていくので、吹抜けなど何かしらの対応をしないと1階部分には直射日光が入らないというケースも注意したいですね。

バルコニーにあると便利な物

バルコニー水栓

バルコニーには洗濯物を干すために物干金物をつけることが多いですが、物干金物以外で便利なのが水道の蛇口。

バルコニーは外から砂や埃が飛んできて、意外に汚れやすい場所なんですね。

 

そのため、マメに手すりや物干を拭いたり、バルコニーの掃除をする必要が出てくるのですが、水がないと掃除に意外と手間がかかってしまいます。

そこで活躍するのがバルコニーの水栓。

やはり水が近くに有ると、水で汚れを洗い落とすこともできますし、掃除がかなり楽になります。

 

これまで家を建てた方の声を聞いても、「バルコニーに水栓をつけておけば良かった」という声をよく聞きくので、バルコニーに水栓をつけるのは効果が高いですし、水栓をつけるだけなら金額もそんなにかからないのもおすすめポイントです。

バルコニー水栓を付けないにしても、バルコニーの近くに手洗いや洗面といった水場があるといいですね。

バルコニーは無くても大丈夫?

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ここまで洗濯物を中心にバルコニーについて見てきましたが、いよいよ本題の「バルコニーは無くても大丈夫なのか」について見てみましょう。

では、どういうケースならバルコニーがなくても大丈夫なのでしょうか?

 

ここまで読んでくれた読者の皆さんなら、もうお分かりですね。

 

それは、洗濯物を干す場所がバルコニー以外にあること。

これが大前提となります。

 

室内干しができる広いスペースを確保しているならバルコニーに洗濯物を干す必要はありませんし、敷地にゆとりがあって庭に洗濯物を干せるのであれば、バルコニーがある必然性というのは無くなります。

平屋住宅なんかは敷地が広い場合に建てることが多く、バルコニーがなくても洗濯物には困らないですよね。

それと同じなんですね。

(反対に、洗濯物を干す場所がバルコニーを設けないと無いのであれば、家族の洗濯物を干せるくらいの広さのバルコニーは必須となります)

 

このように、洗濯物を干すのに困ることが無ければバルコニーを付けないという選択をするのもいいですね。

バルコニーを付けると意外といい金額がするので、その分、家の他の部分に予算を掛けることもできますし、家の価格を抑えることができるようになります。

バルコニーに洗濯物を干さなくても困らない方は、バルコニーをつけないという選択肢も「有り」。

限られた家の予算を有効に使うためにも、何となく当たり前と思っていた事も1度本当に必要かどうか考えてみるのも大切なんですね。

まとめ

今回はバルコニーの役割を考えながら、「バルコニーを家に付けた方がいいのか」というテーマについて見てきました。

バルコニーが無くて1番困るのは洗濯物を干せないことなので、その洗濯物問題を解決できれば、バルコニーは必ずしもある必要はありません。

(もちろん、バルコニーを庭代わりにするなど洗濯物以外にバルコニーを使うなら、バルコニーはつけた方がいいです)

 

本当にバルコニーが必要なのかどうかを考えながら、無駄のない家にしていきたいですね。

では。

 

バルコニーについてはこちらも参考にしてください。

家を建てる前に知っておきたい家の形状。バルコニー編

あなたの間取りは大丈夫?洗濯の家事動線を考えたバルコニー

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今日の問題解決

バルコニーが無くても困らない家ってどんな家?

  • バルコニーの1番の役割は、洗濯物を干すこと。
  • 洗濯物を室内干しできる広いスペースがある家や敷地にゆとりがあり、庭に洗濯物が干せる家。