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回遊できる間取りって使いやすいの?メリットとデメリットをご紹介します

間取り診断をしていると、いろんな間取りを見せていただくのですが、たまに家の中が回遊できるようになっている間取りを見かけることがあります。

家の中が回遊できるようになっているので間取りの質がグッと向上していることもあれば、回遊できる事にあまり効果を感じられない間取りなど、回遊できる間取りも評価は様々です。

また、家の中が回遊できるようになっていない間取りでも、少し間取りに手を加えて回遊できるようにした方が良くなりそうな間取りもあります。

では、回遊できることで価値がある間取りと、回遊できてもあまり価値の無い間取りの違いは何なのでしょうか?

 

今回は回遊できる間取りにするメリットとデメリット、また回遊できる間取りにする時のポイントについてご紹介したいと思います。

回遊できる間取りってどんな間取り?

回遊できる家

まず、回遊できる間取りはどんな間取りというのはどんな間取りか簡単に言うと、部屋に入って行き止まりになっているのではなくクルクルと家の中を回れる間取りのことを言います。

回遊できるような間取りなっていれば、例えば上の画像のようにホールから洗面室に行けたり、さらには洗面室からキッチンへ回れることもできますし、ホールからキッチンへも行くことができます。

クルクル回れるという事は、1つの場所からアクセスできる場所が増えるんですね。

 

では、回遊できる間取りはどのようなメリットがあるのでしょうか?

回遊できる間取りのメリット

まず、回遊できる間取りのメリットを挙げると、動線を短くすることができる事があげられます。

(動線とは家の中で人がどのように移動するかを表した線のことです)

その間取りは動線が考えられていますか?家の間取りと動線について

 

先ほどの画像を例に見てみると、もし洗面室とキッチンの間が扉でなく壁だった場合、キッチンから洗面室へ行くにはホールをグルっと回って行く必要が出てきてしまいます。

洗面を回遊

でも、洗面室とキッチンの間が壁ではなく扉で行き来できるようにすると、洗面室とキッチンのアクセスが凄く短くなり使いやすくなるんですね。

移動距離が短くなり、動線の短縮ができるという訳です。

このように、かなり遠回りになってしまいそうな部分を回遊できるようにすると、とても効果的になるんですね。

 

基本的に良い家と言うのは動線計画がしっかりしているのがほとんどです。

(何かするのにいつも家の端から端まで移動しないといけない家だと住み心地が良いとは言えないですよね)

そのため、上手く回遊動線を使いこなせれば、良い家になる可能性はかなり高くなります。

 

特に回遊動線は水まわりとの相性はかなり良いのが特徴です。

例えば、玄関ホールと洗面、キッチンが回遊できるようになっていれば、家に帰ってきてから手を洗ったりすぐお風呂に入る生活スタイルだけども、キッチンで料理をしながら洗濯もすぐできるようにしたいというように、それぞれ違った要望を両立しやすくなるんですね。

そのため回遊動線は誰にでも合うという物ではなく、各家庭にあった回遊動線をつくるのが重要になります。

 

また、回遊動線があると、家の中の開放感が上がります。

例えば下の間取りは洗面室などの部屋ではなく階段を中心に回遊できるようにしていますが、この部分が回遊できるかどうかで家の中の移動の自由度がかなり変わってきます。

回遊できる間取り

家の中で行き止まりがあると、どうしても通路のようになり閉塞感が出てきてしまいますが、行き止まりでなく先が続く事で家に広がりを持たせる事ができるんですね。

また、回遊できると単純に楽しく感じる方が多く、遊び心を取り入れたい場合なんかも回遊できる間取りというのはとても効果的です。

回遊できる間取りのデメリット

回遊できる間取りのデメリットを挙げるとすると、回遊できるための動線を確保する必要があるので、本来であれば棚が置けた場所に扉を付ける必要が出てきたりなど、一定のスペースが必要となってしまう事が挙げられます。

ウォークスルーになっている収納なんかは、特に影響が出やすいんですね。

回遊動線

そのため回遊できる間取りを検討する場合、回遊できるメリットの方が大きいのか、それとも物を置けるようになっている方が生活上のメリットが大きいかなど、本当に回遊できる事に価値があるか1度考えてみるのがポイントになってきます。

 

さらには回遊できるようになっているので、特に水まわりは2カ所に鍵が必要になってくる場合もありますし、スイッチの計画をしっかりしておかないと、洗面室の中にいるのに外から電気を消されたなんてことにもなりかねません。

また、洗面室に鍵を掛ける場合は回遊できる扉全てに鍵を掛ける必要があるので、一手間増えてしまうという点もあります。

回遊できるということは、それだけ色んな場所から家族が入ってくる可能性が高くなるので、あらかじめ不便がないかシミュレーションしておくのが大事になるんですね。

電気配線図はここを注意!スイッチを使いやすくする方法

 

また、どちらかと言うとコンパクトな家は回遊動線を作るのが難しく、回遊できてもメリットが小さいことが多いので、ある程度の大きさがある家の方が回遊動線を作った時の効果が大きくなりやすい傾向があります。

(特に回遊させる部屋は必ず隣り合わせに配置する必要があるので、小さな家だと間取りの制約が出やすくなってしまいます)

回遊動線をつくるのが目的になってしまってムダな廊下やスペースができてしまうと本末転倒ですよね。

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回遊できる間取りをつくる場合、ただ何となく回遊できるようにするのではなく、回遊できる事でどれだけ生活がしやすくなるかを考えて作るのが重要なんですね。

まとめ

今回は回遊できる間取りについてのメリットとデメリット、つくり方のポイントについて見てみました。

回遊できる家は動線が短くなり生活を便利にする効果がありますし、単純に回遊できる家は生活していて楽しく感じます。

その一方、回遊できることで物を置けなくなったり、間取りに制約が出てしまう可能性もあります。

 

回遊できる事の価値が高いのか、それとも回遊しない方が実は生活がしやすいのか。

回遊できる間取りにする時は、この部分を一度しっかり確認すると、よりあなたの生活に合った家にする事ができるようになるんですね。

では。

 

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回遊できる家のメリットとデメリットって何?

  • 回遊できると動線を短縮することができるようになる。
  • 回遊動線があると行き止まりが無いので閉塞感が少なく、開放的で楽しい空間になりやすい。
  • 回遊できるようにするための動線を確保する必要があり、場合によっては収納力が落ちたりする。
  • 小さな家よりも、大きな家の方が回遊動線にした時の効果は高くなりやすい。
  • 回遊できる部屋はお互い隣り合わせにする必要があり、間取りに制約ができることも。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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