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間取りが上手く行かないのはゾーニングが原因かもしれません

間取りの打合せを多くしているけども、いまいちシックリくる間取りにならない。

そんな経験を持つ方も多いのではないでしょうか。

また、これから家づくりをされる方は、このように間取りがシックリこないケースはできるだけ避けたいと思われるのではないでしょうか。

 

それだけ間取りがシックリくるかどうかは、家づくりで気になるポイントですね。

今回は間取りがなかなか上手く行かない事例を元に、どうすれば簡単に間取りを修正することができるのかというお話をしたいと思います。

間取りが気になる方はぜひご覧ください。

ゾーニングって何?

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まず最初に、あなたはゾーニングという言葉をご存知でしょうか?

ゾーニングとは、敷地の特性やメリットとデメリットを読み取った上で、家の配置や家の各部屋をどの辺りに持ってくるかを最初に想定する作業のことを言います。

私たち建築士もいきなり間取りを描いていく訳ではなく、まずはこのようなゾーニングを行ってから家の具体的な間取りを造る作業に入っていくんですね。

 

実は、このゾーニングという作業はとても重要で、ここで間違えてしまったり変なゾーニングにしてしまうと後々大変になってしまうんです。

 

例えば、敷地の中で日当りも良く心地いい場所にLDKを持ってくることが多いですが、その場所をゾーニングの段階で見誤ってしまうと微妙なLDKになってしまったり日があまり当たらなくて暗いLDKになってしまう可能性がとても高まってしまうんですね。

敷地の活かし方を最初の段階で間違えてしまっているので、せっかくのLDKの居心地が悪くなってしまう原因となってしまっています。

 

最初のゾーニング次第で家の居心地は決まってくるので、間取りづくりではゾーニングはかなり重要な役割を持っているんですね。

間取りが迷走しはじめたら

迷走

では次に、先ほどのゾーニングを踏まえながら間取りが上手く行かない時に起こりがちなケースを見てみましょう。

 

間取りが上手く行かない時に一番多いケースとしては、ゾーニングがあまり良くない間取りが最初に提案され、その間取りから変更、変更を加えているケースです。

最初の間取りがシックリこないのでイロイロと手を加えてシックリくる間取りにしようとしても、イマイチ上手いこと間取りがまとまってくれないんですね。

 

その敷地に造るべき家の形や部屋の配置がおかしいので、少し手を入れるくらいではほとんど家に変化が起こらず、間取りはほとんど改善してくれません。

根本的なゾーニングが上手くいっていないのが、間取りがまとまらない原因となってしまっているんですね。

 

では、そんな状態になってしまった場合、どうするのが1番ベストなんでしょうか?

そのような場合、実はその間取りでアレコレ変更するよりも、一から間取りをやり直すのが一番ベストな方法です。

 

そうすることで間取りがおかしくなっている根本的な原因を取り除くことができるんですね。

シックリこない間取りを「ああだこうだ」と手を加えるよりも、実は話がまとまるのが早くなります。

間取りをやり直すことでムダな時間や労力、ストレスを軽減できるようになりるんですね。

 

これまで数多くの家を造ってきて思うことは、正解の間取りというのは、実はたった1つではないということです。

正解の間取りと言うのは、何十、何百と存在するんですね。

 

ただ、良い間取りに共通することがあります。

それは、正しいゾーニングから造られた間取りであるということです。

ゾーニングが正解であれば、あとの細かい部分が違っていても満足いく家ができあがるんですね。

(もちろん、ゾーニングもたった1つしか正解の無い土地もありますし、いくつもの正解がある土地もあります。正しいゾーニングの数は敷地次第で変わってくるんですね)

 

このように家の間取りにはゾーニングがとても重要です。

間取りがシックリ来ない場合はゾーニングが影響していることが多いので、もし間取りがしっくりこない場合は全体の配置計画から1度見直してみてはいかがでしょうか。

実は遠回りのように見えて、それが一番の近道かもしれませんよ。

まとめ

今回は、間取りをつくる時のゾーニングの重要性と、間取りが上手く行かない時の根本的な対処方法についてお伝えしました。

間取りを見る時はまず、家全体のゾーニングが正解かどうか見てみる。

これが正解の間取りにするための一番の近道なんですね。

では。

 

間取りについてはこちらも参考にしてください。

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家の間取りが上手く行かない原因て何?

  • ゾーニングが良いか悪いかで、間取りの善し悪しは決まってくる。
  • 間取りがシックリこない場合、一から間取りをやり直した方が上手くいくことが多い。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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