知っておきたい寝室のレイアウトとインテリアのポイント

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家の中で一番長く過ごす場所っていうのはどこでしょうか?

 

答えは寝室です。

寝室は寝ている時間が多いのであんまり意識しないですが、実は寝室にいる時間というのは思っているよりも長いんですね。

 

そんな長時間使用している寝室ですが、家づくりの中でもあまり気にされる事が無く家が完成して、とりあえずその寝室に合わせて生活しているという人も結構います。

どうしてもLDKに目が行きがちで、「寝室はスペースがあればいい」くらい思ってしまうことが多いんですね。

でも、寝室はつくり方ひとつで快適にもお洒落にも変身させることができます。

 

寝室はせっかく家で一番過ごす部屋なのにもったいないですよね。

そこで今回は、快適でお洒落な寝室のつくり方を読者の皆さんにご紹介したいと思います。

それではどうぞご覧下さい。

寝室はどれくらいの広さが必要?

寝室

まず始めに、寝室の大きさについて見ていきましょう。

寝室はどれくらいの広さがあると丁度良いんでしょうか?

もちろん家の大きさによっても変わってきますが、さらに寝室は、ご夫婦でも広さの感覚が違う事が多い場所です。

人によって部屋の広さの感覚が違うのはなぜ?

家の間取り。4人家族の場合、最低限どれくらいの広さがあれば生活できますか?

 

そこでまずは最適な寝室の広さを把握するために、寝室の広さ別に注意点とレイアウトを見ていきましょう。

まずはあまり見かける事はありませんが、狭小寝室と言っていい4.5帖の寝室からスタートです。

 

4.5帖の寝室

4.5帖の寝室

4.5帖の寝室は、ダブルベッド、もしくはシングルベッド2つ置けるギリギリの広さの寝室です。(ベッドでなくて布団を2つ敷いてもギリギリです)

ベッドを置くと部屋が一杯になってしまうため4.5帖の寝室をつくる事はめったにありませんが、どうしてもスペースが足りない場合や寝室は狭くていいので他の部屋を広くしたい場合に4.5帖の寝室をつくる事があります。

 

4.5帖の寝室にベッドを置く場合は両脇に通路をつくるスペースがないため、壁にくっつけてベッドを配置するようになります。(図面参照)

そうすると、壁にくっついている側で寝る人は足元からベッドに登って布団に入るというように寝る時の動きが大きくなってしまうんですね。(布団にダイブするような形になります)

そのため、眠りが浅い人や神経質な人が隣で寝ていると目が覚めてしまう事があるので注意が必要です。

 

また、部屋の入口もドアだと使える面積が減ってしまうので、引き戸の方が良いですね。

4.5帖だとベッドするよりも和室にして布団を敷いて寝るという方がしっくりきます。

 

6.0帖の寝室

6帖の寝室

寝室が6.0帖になると、ダブルベッド、もしくはシングルベッドを2つ置けますし、広くはないですがベッド脇に通路も確保できます。

やはり寝室で2人寝るのであれば、6.0帖くらいの広さは欲しいですね。

30坪前後の家ならこのくらいの寝室の広さがバランスの良い広さと言えます。

 

6.0帖を少し広げる

6帖+の寝室

6.0帖の寝室でも問題なく生活できますが、ベッドの足元部分を少し広くしてあげると行き来がとてもしやすくなります。

普通の6.0帖だとベッドと壁の間のスペースがあまり取れず、通る時に少し狭く感じてしまうんですね。

寝室のバルコニーに洗濯を干したり、ウォークインクローゼットへ行くための動線となる間取りなら、通路部分はぜひ広げておきたいポイントと言えます。

かなり使い勝手がよくなりますよ。

あなたの間取りは大丈夫?洗濯の家事動線を考えたバルコニー

 

8.0帖の寝室

8帖の寝室

寝室が8.0帖あると部屋としてかなりゆとりが出てきます。

ベッドだけでなくTVやドレッサーなんかを置いても問題なく使える広さですね。(6.0帖だとベッド以外に物を置くとかなり窮屈です)

家の大きさが35坪を超えてくると、寝室は8.0帖ぐらいがちょうど良いバランスと言えます。

 

10.0帖の寝室

10帖の寝室

10.0帖の寝室になると、ちょっとしたリビングと同じくらいの広さの寝室になります。

(例えば20帖のLDKは、キッチン5帖、ダイニング5帖、リビング10帖で成り立っています)

 

10.0帖の寝室にベッドを置いて寝るだけだと、スペースを持て余してしまうくらいの広さがあります。

そのため、寝室の一部に書斎をもうけたりなどベッドを置く以外の用途を持たせてあげても楽しいですね。

中には寝室にバーカウンターをつくったりソファを置くという方も。

寝室の広さが10帖を超えてくると、ただ広いだけでなく、その広さを活かした寝室を目指したいですね。

 

寝室の形

細長い寝室

これまで寝室の大きさをご紹介しましたが、同じ広さの寝室でも長細い寝室なのか正方形に近い寝室なのかで使いやすさが変わってきます。

 

部屋にゆったり感を持たせるなら幅も奥行きもしっかりとった正方形型に。

机を置くなど寝室に寝る意外の用途を持たせるなら細長い長方形型にしてスペースを区切ってあげるほうが落ち着きます。

 

例えば、広々と開放感のある寝室を希望したとします。

そして、できあがった寝室が細長いとどうでしょうか?

せっかく広い寝室にしたけども、寝室の奥に行くのにベッドの側をベッドを避けながら行かないといけない何てことになってしまうと、開放感とは正反対の寝室になってしまいますね。

広々とした寝室にするなら、ベッドを置いたあとの通路部分はしっかり確保しておくのがポイントです。

 

また、寝室は数字上の広さだけではなく、図面に置きたい家具を置いてみるのがオススメです。

実際にどういう形でベッドを置いたり布団を敷いたりするのかが分かるので、「寝室の中を問題なく移動することができるのか」、「変な位置や中途半端な位置に窓がこないか」など、家が建ってから使い勝手が悪いことに気付いたというのを防ぐことができるようになります。

あなたはベッド派?布団派?

床あげ寝室

寝室をつくる時、ベッドで寝るのか布団で寝るのかも考慮に入れたいポイントです。

やはりベッドで寝る方が多いですが、床に無垢のフローリングを使っている人は布団やマットレス+布団で寝ている方も結構います。

新建材だと布団の湿気が溜まってカビの原因になってしまいますが、無垢のフローリングだと湿気が溜まらず布団や床にカビができる事が少ないからなんですね。

おしゃれな家は皆使っている!おすすめ無垢フローリング12選【保存版

 

また、部屋の一部をあらかじめ段差をつけておいてベッドのように使えるようにするという、ベッドと布団の中間のような使い方の寝室にする事もあります。

段差があるのでベッド代わりにもなり、下は引き出し収納として使う事ができるので結構便利な寝室にすることができます。

何よりこのような段差を付けた寝室にする人は、寝相が悪いからベッドから落ちないようにしたいという方も意外と多くいます。

寝てる方向が反転して足元に転がるくらい寝相が悪い場合はどうしようもありませんが、横に転がる分には落ちる事がないのでどこまでも転がる事ができるので、寝相の悪い方にオススメなんですね。

 

寝室に段差を作ってベッド変わりにする場合、布団を敷くだけなのか、それともマットレスも敷くのかで高さの設定が違ってくるので、布団だけなのか、それともマットレスも使うのかはあらかじめ決めておくのがポイントです。

寝室を勾配天井にしたりロフトをつける?

間取り診断をしている時に、寝室を勾配天井にしたり、ロフトを作ったり迷っているという方の声を聞くことがありますが、寝室を勾配天井にしたりロフトを付けたりした方がいいのでしょうか?

 

もちろん人それぞれの好みという部分はありますが、寝室を無理に勾配天井にしたりロフトにする必要は無いと思います。

 

勾配天井について見てみると、かなり広いスペースを勾配天井にするのであれば開放感があって気持ち良いですが、寝室がそんなに広くない場合に天井だけ高くしてしまうと返って落ち着かない空間となりやすく、お金を掛けて寝室の居心地を下げることになってしまいます。(勾配天井にするのにもある程度の金額が必要なので)

そのためコストパフォーマンスの面で見ても、勾配天井のコストを他の部分をかけた方が圧倒的に価値が高くなります。

 

また、ロフトに寝室に作った場合はハシゴで登るロフトになることがほとんどなので、重い荷物を持ち上げるのは大変ですし、使わなければ使わなかったでホコリの溜まり場にもなりかねません。

費用をかけて使いにくい収納をつくるのでなく、その分、家を大きくして収納を作るなど他に使い勝手のいい代替案はいくつも考えられので、わざわざ高い費用をかけてロフトを作る必然性はほとんど無いと言えるんですね。

 

寝室に勾配天井やロフトを作るための明確な理由があるのかどうか。

寝室に勾配天井やロフトを付けようと思ったり提案された場合は、この部分を一度考えてみてくださいね。

勾配天井ってどうなの?勾配天井の魅力とデメリット

ロフトのある家って実際どうなの?100棟以上見てきた正解がコチラです。

寝室は枕元の窓に注意

寝室の窓

寝室で意外と難しいのが窓の配置です。

風水では、枕元の窓は止めておいた方が良いと言われています。

窓は気が抜ける出口であり、頭を向けて寝ると肉体の気が抜けてしまうという理由からなんですね。

 

私は風水の専門家ではありませんので実際に枕元に窓があると気が抜けるのかどうかは分かりませんが、何棟も家を見ていると、確かに枕元に窓があると落ち着かない寝室になりやすいというのは実感します。

 

理由はいくつかあります。

まず、窓は家の中でも断熱の弱い場所なので、枕元に窓があると夏の暑さや冬の寒さが顔に直接伝わってきやすくなります。特に夜間は気温の変化が大きい上に、寝ているときは無防備なのでより影響を受けやすいと言えます。

 

また、枕元に窓があると寝室のインテリアが上手くいかないケースが多いです。

寝室の枕元というのは、アクセントのクロスを貼ったり間接照明を付けたりと、ある意味寝室の見せ場ともいうべき場所になってきます。

では、その見せ場の枕元に窓があるとどうでしょうか?

枕元に窓が有るという事は、カーテンなど何かしら付けないといけないといけません。

そうなると間接照明をつけても効果はありませんし、アクセントの壁紙もチグハグな印象になる上、スッキリと見えない部屋になりがちです。

さらに見た目もあまり良くない引違い窓を使ったりしてたら・・。

インテリアをいくら頑張っても最初からハンデを背負っているような感じですね。

寝室では安易にとりあえず引違い窓を付けている事が多いので、なぜこの窓にしているのか必ず確認してくださいね。

家の光や風を左右する!家を建てるなら知っておきたい窓の話

 

窓は後で変えるのは大変で、ホントに後悔しやすい場所と言えます。

窓を変更したいんですが、着工後の変更はどこまで可能なんでしょうか?

 

ベッドの位置や布団の敷き方を決めて窓や照明、インテリアを整えていく。

これがお洒落な寝室にするためのポイントです。

まとめ

今回は寝室をつくる時のポイントについてご紹介しました。

寝室の広さから家具やベッドのレイアウト、そしてインテリアにいたるまで、注意しておきたいポイントって結構あるんですね。

寝室は一日で一番長く使う場所なので、寝室をつくる時のポイントを頭に入れて、快適でお洒落な寝室をつくってくださいね。

では。

 

寝室についてはこちらも参考にしてください。

寝室の照明計画でチェックしたいこと

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和室をつくる理由7選。理想の和室のつくり方をご紹介します

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今日の問題解決

寝室をつくるのに気をつける事って何?

  • 必要な広さを把握し、最適な広さの寝室にする。
  • 理想の寝室の形が正方形型なのか長方形型なのかを把握する。
  • 枕元に窓があると眠りとインテリアに影響しやすい。
  • ベッドや布団をどこに敷くのかを決めてから寝室のインテリアや窓、照明を整えていく。