ロフトのある家って実際どうなの?100棟以上見てきた正解がコチラです。

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家づくりをするとき「ロフト」という言葉を良く耳にしますが、「ロフト」って実際どうなんでしょうか?

これまで沢山の「ロフト」を見てきましたが、「ロフト」を最大限活用するも、「ロフト」をつくったはいいけど全く使わず廃墟と化するのも、「ロフト」のつくり方次第です。

ではどういうロフトをつくればいいのでしょうか?

そんな疑問にお答えするように、ロフトの使い勝手、費用、そして効果的な「ロフト」のつくり方についてお伝えしていきたいと思います。

ロフトのある家

ロフト例

ロフトとは一般的には小屋裏の部屋の事を言います。

日本の建築基準法では高さ1.4m以下のロフトであれば階数に算入しなくてもいい事になっているので、ロフトでとれる天井の高さは最高で1.4mになります。(例えば2階建ての家にロフトが階として算入されてしまうと、ロフトがあるだけで家が3階建てになってしまい、法規制や税金で不利になります)

ロフトは、物置に使用することが多く、賃貸住宅などでは寝室代わりに使う事もあります。

 

それではロフトにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

 

ロフトのメリットとしては、余っている空間を有効活用できるので、家をより広く使う事ができるのが一番のメリットになります。

反対にロフトのデメリットとしては、ロフトをつくるのには費用がかかります。

大きさにもよりますが、50万〜100万くらいといったところでしょうか。

あとは、屋根が近いので夏は暑くなりやすく、さらには天井の低さをストレスに感じる事があります。

 

先ほどロフトは天井高が1.4m以下とお伝えしましたが、この1.4m以下というのが結構くせ者になってきます。

実は、ロフトは常に1.4mの高さが取れるという訳ではありません。

そのため、屋根の形状によっては天井高が1mを切るなんていうこともよくあります。

 

経験上、天井高が1mを切ると、ロフト内で頭を打つ確率が極端にあがってしまい移動がストレスになってくるので、ロフトをつくる場合は天井高がどのくらいになるか必ず確認してください。

 

ここまで、一般的なロフトについて見てきました。

ここからは、私の経験だけでなく私の所属している設計部のロフトに対する考え方をお話します。

ロフトをつくる時の本音

実は、ロフトを物置に使うという考え方ですが、敷地が狭く家が大きくできないケースや、どうしてもロフトでなければいけない場合をのぞいて、ロフトを物置に使うのはかなりもったいないのが現実です。

物を置きたいという観点でお金をかけてロフトをつくるなら、同じ費用で家を大きくして収納をつくった方が価値があるんですね。

(詳しくはあとでご説明しますね)

スキップロフトスキップフロアのロフト

それでもロフトをつくりたいという場合は、はしごで上がるロフトではなく、階段であがるロフト、もしくはスキップフロアの段差を利用したロフトにするのが良いですね。

物を比較的簡単に出し入れできるからです。

 

はしごだと重いものや大きい物をロフトに上げる時かなり危険を感じ、下手したら大けがをしま、大人の男性でも危険を感じるので、女性や子供ならどれだけ危険か分かっていただけると思います。

ロフトはただでさえ物の出し入れが大変なので、どれだけ出し入れしやすいロフトにしてあげるかが、ロフト成功の秘訣なんですね。

 

ちなみに、出し入れが面倒になりほとんど使われなくなったり廃墟と化したロフトをいくつも見てきました・・。

(ロフトの使い方次第というところはありますが、ロフトにそこまでエネルギーを掛ける人も少ないということもあります)

はしごで登るロフトはしごのロフト

ロフトを一番有効活用する方法

一方、ロフトを物置メインでなく、書斎代わりや子供の遊ぶスペースという風に多目的に使用したいという人もいると思います。

実は、ロフトをつくるなら物置ではなく、このような使い方をしたほうが価値があります。

 

この場合は、寝室や子供部屋といった個室ではなく、リビングなどにつくった方がロフトが効果的に使われています。

例えば子供部屋にロフトをつくっても、ロフトに登って子供が遊ぶことはあまりありません。

だいたい、リビングなど人がいるところで遊びます。

 

こうした事から、個室にあるロフトは中途半端な物置と化してしまいやすいんですね。

個室にロフトをつくる場合、どちらかといえば部屋が狭いのでどうしても寝る場所や物を置く場所を確保したいといったケースくらいに留めておくのが無難です。

書斎のロフト

では、リビングにつながったロフトはどうでしょうか?

リビングにつながったロフトはかなりの確率で有効活用されています。

 

まず、リビングとロフトがつながっていると、リビングもロフトも広く見えて開放感が出ます。

さらにロフトからリビングの眺めも良いのでロフトに求心力が出てきます。

そのためロフトに行く事が増えて、廃墟になるのではなくて意味のあるロフトになる事が多くなるんですね。

このようにリビングとロフトはかなり相性がいいと言えます。

リビングとロフトリビングにあるロフト

ロフトをつくるのに必要な費用

ロフトは空いたスペースを有効活用するので経済的なイメージがありますが、ロフトをつくるのは意外にお金が必要になってきます。

単純に小屋裏に階段で上がるロフトをつくるとすると、普通に部屋をつくるのと変わらないくらいの費用が必要になってくるんですね。

いくら床材や壁の仕上げを安くしたとしても、人が入って物を置く事になるスペースなので部屋と同じようにしっかりした構造が必要になりますし、ロフトへ上がるための階段も必要になってきます。

このように必要な物を考えると、結局は普通に部屋をつくるのと変わらないくらいの費用が必要になってくるんですね。

 

そのため、ロフトに価格的なメリットはほとんど無く、狭小地でタテの空間しかスペースを取れない場合や、2階リビングでリビング空間をより広く見せるといった、ロフトでないとダメな場合であったりロフトがあるからこそ活きてくる空間なら価格に見合った効果を発揮してくれますが、そうで無い場合は普通に家を大きくして高さをしっかりとった収納をつくってあげたり部屋を広くとる方が効果的なのが分かります。

お金を掛けた割にロフトを使わなかったとならないように、このあたりのロフトの経済性も踏まえながら、ロフトをつくるかつくらないかを判断したいですね。

まとめ

ロフトは物を置くのがメインのケースと書斎など多目的に使うケースがあります。

物を置くロフトが活きてくるのは、土地が小さくて家がもう大きくできなくて余剰スペースを有効活用する場合。

反対に、土地に余裕があるなら無理にロフトをつくらずに、そのぶん家を大きくして収納を増やした方が使い勝手も上がって価値が高くなります。

それでもロフトをつくるなら、はしごではなく階段であがるロフトにするなど、物が出し入れしやすく、ストレスにならないようにする事がロフトの廃墟化を防ぐ方法なんですね。

 

一方、2階リビングにロフトをつくるケースはおススメです。

また、ロフトをつくるならリビングにつながった階段で登れるロフトがベストです。

リビングにつながったロフトをつくる場合は、平屋か2階にリビングがあるケースに限られてるとい制限がありますが、それだけの価値があるロフトになってくれるんですね。

リビングのそばにあるロフトは開放感と実用性をかねそなえたロフトとして使われ続けます。

ロフトからの眺めロフトからの眺め

多少ロフトに辛口になってしまいましたが、つくった意味のないロフトほど意味のないものは無いですし、ロフトをつくるにも結構なお金が必要になります。

皆さんも、ロフトをつくる際はよく検討した上で、ロフトをつくって下さいね。

では。

 

ロフトは家の性能しだいで居心地がかなり変わります。

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今日の問題解決

ロフトって実際どうなの?

  • 物置用のロフトは土地が狭く家を大きくできない場合に有効。
  • 物置用のロフトは階段で登れるなど出し入れにストレスのかからない形状に。
  • 土地が広いなら、ロフトにかかる費用で家を大きくして収納を増やす方がいい。
  • リビングにつながったロフトは開放感が出て、価値が上がる。
  • ロフトをつくるなら、階段で登れるリビングにつながったロフトがベスト。
  • 高さがどれぐらいとれるか必ず確認する。