和室をつくる理由7選。理想の和室のつくり方をご紹介します

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「和室をつくるかどうか迷っています。和室って必要なんでしょうか?」

読者さんからこのような質問をいただきました。

 

たしかに、和室って必要かどうか迷うことがありますよね。

「和室があれば便利そうだけど、本当に必要なのかな?」って声をよく聞きます。

 

そこで今回は、和室をつくる時の理由と理想の和室のつくり方について解説していきたいと思います。

畳が好きな人はぜひご覧下さい。

和室を何に使う?

和室

和室をつくる時、「何のために和室をつくるかを明確にする」という事が一番重要なポイントになってきます。

和室をつくるにしてもある程度のスペースは必要になってきますし、タタミなどの費用やメンテナンスも必要になってくるので、せっかく和室をつくったのに使わない和室になってしまってはもったいないですよね。

そうならないために、まずは和室をつくる理由をいくつか挙げてみましょう。

 

誰かが泊まった時の客間として

和室をつくる時に一番多い理由。

それは、和室をリビングの一部として使うけども、誰かが泊まりにきた時は和室を寝室代わりに使ってもらうというケースです。

親御さんや親戚がよく遊びにくる家なんかだと重宝しそうですね。

万が一というケースに対応しやすいので、安心感があります。

 

ただ、都市部の場合はこのような使い方に注意が必要となってきます。

都市部のコンパクトな家で客間として和室をつくってしまうと、他の部屋の大きさや配置に大きな影響を与えてしまう事があるからなんですね。

そのため和室があるためにバランスの悪い間取りになってしまったり、LDKがとても窮屈になってしまうなんてことが起こることがあります。

間取りが上手くいかない場合の効果的な対処方法

 

どれだけ泊まるか分からない場所をつくるために、日常生活を犠牲にしてしまうと本末転倒になってしまいますね。

また都市部であれば近隣のホテルに泊まってもらうという選択肢もあります。

年に数回の宿泊のために他の部屋を犠牲にして和室をつくっていないかどうか考えてみるのが重要なポイントと言えます。

 

将来親と同居する

将来、親御さんと一緒に住む予定なので和室をつくるという方も多くいらっしゃいます。

この場合の和室のつくり方のポイントは2つ。

 

ひとつは、リビングとあまりにも近い場所は避けるという事です。

あまりにもリビングに近すぎると将来親御さんが住んだ時にリビングの物音に困る恐れが出てくるからなんですね。

この場合、リビングと近過ぎる場所に和室を配置するのではなく、緩やかにつながるくらいの場所に和室があると将来も安心です。

(反対にプライバシーを重視しすぎてかなり孤立した場所に作ってしまうと、体が弱れば弱るほど孤立感が出てくるので注意してくださいね)

 

もう1つは、あらかじめ親御さんの荷物の確認をしておくという事です。

いざ同居となった時に収納が足りなかったり、荷物が部屋に置ききれないという事を避けるためですね。

もちろん、引越してくる時にはある程度荷物の整理をしますが、大きな家具など思い出の品は捨てられないという方もいますので、あらかじめどれだけの荷物量があるか確認しておくと、後々物を置く所がないという問題になりづらいです。

 

子供の遊び場、昼寝スペース

特にお子さんが小さい時の昼寝スペースや遊び場に和室は最適です。

キッチンで料理しながらでもお子さんの様子を見る事ができるのはやっぱり便利ですよね。

遊び場としてのスペースが決まってくるので、リビングがおもちゃで散らかるというのも避けることができるようになります。

 

また、家に畳があるとお子さんにとっても畳が身近な物になるという、教育に役立つ一面もあります。

 

家事スペースとして使う

洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたりと和室を家事スペースとして使われる方もいらっしゃいます。

その一方、LDKのとなりにある和室は家事スペースとして使いやすいのですが、色んな物を置いてしまったり洗濯物を置いてしまったりと雑多な感じになりやすいので注意も必要です。

来客があった時は引戸を閉めて隠してしまうという奥の手を使う方も・・。

忙しい方にはオススメの和室の使い方と言えるかもしれませんね。

 

和室を寝室として使う

和室を寝室として使う方もいます。

特にお子さんが小さい頃は1階ですべて完結できるようにしたいとか、歳をとった時に1階で完結できるようにしたいというケースが多いですね。

 

余談ですが、私の実家の話を少々。

私の親は子供が独立したため2階の部屋がすべて空いているにもかかわらず、リビング横にある4帖ほどの和室で寝ています。

しかも新築時から10数年ずっとです。(足腰は問題ないのですが・・)

やっぱり同じフロアで全て完結するというのは、一度始めるとかなり便利で中々止められないのかも知れませんね。

 

掘りごたつをつくって居酒屋風に

これはお酒好きの方限定と言っても過言ではありませんが、居酒屋のように掘りごたつをつくって和室でお酒を飲みたいという方も結構いらっしゃいます。(私のお客さんにお酒好きが多いだけかもしれませんが・・)

雰囲気が良いと、お酒もより楽しく飲めそうですね。

 

このように和室を掘りごたつにする場合、掘りごたつのフタも一緒につくってあげると便利です。

掘りごたつのままだと誰かが泊まりにきた時に布団を敷く事ができませんが、掘りごたつにフタをする事ができれば布団を敷いて寝る事ができます。

和室で飲み過ぎたって時にも便利ですね(笑)。

フタは畳か木でつくれば大丈夫です。

 

畳が好き

い草のにおいや畳の肌触りが単純に好きという方も大勢います。

この場合、和室の使用目的などとは一切関係ありませんが、実はこの畳が好きというのが和室を造る上でかなり大きなポイントになります。

 

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、好きだと単純によく使うようになりますよね。

その結果、和室に人が集まりいつの間にか和室が無くてはならない家になっていきます。

畳が好きな人が和室を作ったけど後悔しているなんて話は・・、やはり聞かないですね。

畳コーナーについて

畳コーナー

和室ではなく、畳コーナーを家につくるという方も多くいらっしゃいます。

「和室と畳コーナーの違いって何?」と言った場合、広さで言うと和室は4.5帖くらいから、それ以下からは畳コーナーと呼ばれる事が多いです。

奥行きが違うといった感じですね。(図面参照)

 

私たち設計士も間取りをつくっていると、和室まではつくるスペースがないけど畳コーナーなら上手く取れるという事もよくあります。

和室と畳コーナーの奥行きの違いは1mほど。

特にLDKがそんなに広くない場合、この1mの違いでリビングが狭くなってしまう事もよくあるんですね。

(余談ですが、1階に 「LDK」 + 「水まわり」 + 「和室」 を持ってくると、1階のボリュームがかなり大きくなって、2階は余ってしまうという家になりがちです。割高な家になってしまうので、家の金額を下げたい方は注意してくださいね)

間取りが上手くいかない場合の効果的な対処方法

 

そのため、和室じゃなくてもいいんで畳が欲しいという場合、畳コーナーにしてあげるのも効果的です。

畳が好きなら畳コーナーでも十分楽しめます。

 

畳コーナーをつくる時の注意点としては、畳コーナーは誰かが寝るにはちょっと狭いという事です。

布団一枚のサイズというのは畳1帖よりも一回り大きいサイズですので、普通の畳コーナーだと布団がはみ出してしまうので1枚しか布団を敷く事ができません。

こんな感じではみ出してしまいます。

布団のサイズ

 

4帖の畳コーナーにゆったり布団を敷くなら1枚が限度となります。

畳コーナーと布団

でも、いざと言うときは何人か寝れる場所にしておきたいという場合もありますよね。

その場合、少し板間をつくって奥行きを広げてあげると布団問題を解消する事ができるようになります。

少しの事ですが、この少しの差で畳コーナーの用途の幅が広がるので、畳コーナーに限らず布団を敷く可能性のある場合は布団のサイズを基準にスペースをつくるのがポイントなんですね。

 

また、畳コーナーに襖など建具をつけてしまうとすごく狭くみえるので、たまに仕切りたいという場合は天井にロールスクリーンをつけて必要な時だけ仕切ってあげるという方法もあります。

日常ではロールスクリーンが見えないようにしといてあげれば、あまり目立ちませんし便利です。

和室の床は上げる?

リビングの横にある和室や畳コーナーは床を1段高くする事が多くあります。

そして1段上がった分、引き出し収納がついている和室をよく見ますよね。

 

段差の高さは低くて20㎝、高くて40㎝くらいの間で設定する事が多いです。(必ず高さの確認をするのがベストです。40㎝は結構高く、30㎝ほどが使いやすい方が多いです)

 

和室を1段上げるメリットとしては、和室とLDKの目線の高さを揃えると言う効果があります。

LDKではダイニングテーブルのまわりに座ったり、ソファに座ったりと、床に座った時よりも視線が高い位置に来ます。

そのため、和室を一段高くする事で視線の高さが近くなり、お互い何処にいて何をしているか認識しやすくなるんですね。

 

あとは、床を上げる事で通常の場所とは違う特別感を出す事もできます。

先ほどの和室を居酒屋風にする方は、間違いなく床を上げています。(酔っぱらってる時は段差が無い方が良いと思うんですが、不思議とつまずく人は意外と少ないです。)

 

最後に床を上げた分、引出し収納をつくる事もできます。

収納をつくる場合、段差の高さがあまりないとほとんど収納スペースがとれないので注意してくださいね。

また、フローリングが柔らかい無垢材など傷がつきやすい素材の場合は、小さいタイヤを付けてコロコロと引き出したりしていると、いつの間にかフローリングが傷だらけなんてことが起こるので、レール式の引出しにするのがおすすめです。

 

次に、和室の床を上げた時のデメリットを挙げるとすると、段差が付く事でつまずく可能性が高くなることが挙げられます。

特にお子さんが小さい時なんかは落っこちないか気になりますよね。

あとは歳をとった時です。

この辺りが気になる場合、段差を無くすか20㎝くらいの低めの段差にしておくといいですね。

(ある程度段差があると段差に気付かずにつまずくという事は少なくなります)

 

最後に、費用の面です。

和室の床を上げる方が材料や手間がかかるので、必要なお金は増えてしまいます。

 

このあたりのメリット、デメリットを加味しながら和室の床を上げるかどうか決めていくとベストです。

まとめ

今回はリビングとつなげた和室と畳コーナーについてご紹介しました。

和室をつくる場合、なぜ和室が欲しいのかがとても重要なんですね。

あとは家全体のバランスを見ながら和室にするのか畳コーナーにするのか調整していくのが、一番満足できる和室のつくり方になってきます。

 

い草のにおいや畳の肌触りは気持ちよい物です。

ぜひ満足いく和室をつくってくださいね。

では。

 

他の部屋はこちらを参考にしてください。

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今日の問題解決

和室はどうつくれば良い?

  • 和室をつくる理由を明確にするのが、和室をつくるのに一番重要。
  • 畳が好きな人は、和室を有効活用する事が多い。
  • 家の大きさに合わせて、畳コーナーという選択肢もある。
  • 床を上げるかどうかはメリット、デメリットで考える。