床がタイルのキッチン

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キッチンの床をタイルにした時のメリットとデメリットを解説します

「キッチンの床にタイルを使うのが憧れなんですが、実際にキッチンの床をタイルにした時に注意することはありますか?」

読者さんからこのような質問をもらいました。

 

確かに、キッチンの床にタイルを使うとお洒落な雰囲気のキッチンになりますよね。

床をタイル張りにしたキッチンに憧れる気持ちもすごく良く分かります。

では、実際にキッチンの床にタイルを使うとどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

今回は、そんなキッチンの床にタイルを使うかどうか迷っている方に向けて、タイルを使った場合のメリットとデメリットを実際にタイルを使った人の感想を交えてご紹介していきます。

それではどうぞご覧下さい。

キッチンの床をタイルにした時のメリット

床がタイルのキッチン2

Photo:http://homepage3.nifty.com/ichimoku/_src/sc1834/all5.jpg

キッチンの床をタイルにする場合、キッチン部分だけフローリングを敷かずにタイルを貼ることになります。

そのためキッチン部分の床だけ、見た目も質感も変わってくるんですね。

そして床にタイルを貼ると、フローリングの時とはまた違ったメリットとデメリットが出てきます。

それではまず、キッチンの床をタイル張りにした時のメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

部屋の雰囲気が変わる

キッチンの床にタイルを使うと、部屋の雰囲気がかなり変わります。

特に、部屋のインテリアを洋風にしたい場合、タイルとの相性は抜群です。

テラコッタ調のタイルや白いタイルなんかは洋風のインテリアと、とても良く合いますね。

おしゃれなカフェ風にしたい場合なんかも、タイル張りのキッチンは良く合います。

 

そのため、キッチンの内装に凝りたい時や雰囲気を変えたい時なんかは、床にタイルを使ってみると効果的なんですね。

 

水はねに強い

キッチンで料理や洗い物をする時、水はねが気になる方も多いのではないでしょうか。

水はねをそのままにしておくと、水はねを踏んでしまって足の裏が濡れてしまったり、床がシミになってしまうことも。

特にウレタンがコーティングされていない無垢のままのフローリングで水はねを放っておくと、いつの間にかたくさんシミができていたなんて事はよくあります。

おしゃれな家は皆使っている!おすすめ無垢フローリング12選【保存版】

 

そのため、水はねが気になる方は、キッチンにマットを敷いたり水はねに強いフローリングを使うことも多いです。

そしてタイルも水はねに強い素材です。

多少の水はねくらいであればタイルは平気なんですね。

 

そのため無垢のフローリングを使いたいけども水はねが気になるという方は、キッチンの床だけタイル張りにするのも良いですね。(その他、無垢フローリングを使う時に水跳ねが気になる場合はタイルでなはなくウレタンがコーティングされたフローリングを使うという方法もあります)

 

夏涼しい

タイルをさわってみると分かりますが、タイルは冷たくひんやりしています。

そんな冷たいタイルを裸足でペタペタ歩くと、夏はとても気持ちがよいですよね。

そのため暑がりの方なんかは、タイルを使った床との相性がいいと言えます。

 

キッチンの床をタイルにした時のデメリット

床がタイルのキッチン3

それでは次に、キッチンの床をタイルにした時のデメリットについて見ていきましょう。

キッチンの床をタイルにした時、どんなデメリットがあるのでしょうか?

 

食器を落とすと割れる

タイルはかなり固い素材なので、食器をタイルの上に落としてしまうとほぼ間違いなく割れてしまいます。

しかも、食器が欠けるとかではなく、粉々になって周りに飛び散ってしまう事が多いんですね。

そのため、「初めて食器を落とした時の飛び散り方に驚いた」という声もよく聞きます。

 

一方、フローリングの場合はタイルよりも柔らかいので、食器を落としても割れるかどうかは当たりどころ次第ですし、粉々になって飛び散ることはほとんどありません。

お気に入りの食器をたくさん使っている場合なんかは、床にタイルを使うかどうかはよく検討したいですね。

 

汚れは意外と目立つ

床がタイルのキッチン

キッチンの床にタイルを使うと水跳ねは気になりませんが、意外と気になるのが「汚れ」です。

特に、タイルの目地についた汚れは簡単には取れなくなってしまいます。(白い目地を使っている場合は、油汚れなんかはかなり目立ちます)

 

そのため、こまめにタイルの掃除をしないと、いつの間にか「せっかくお洒落にタイルを使ったのに、キッチンの床が汚くて見せられない・・」なんて事も。

そうならないように、キッチンに使うタイルの目地はちょっと濃いめの色の方がおすすめと言えます。(白いタイルを使う場合を除きます)

 

また、油汚れは放っておくとタイルにしみ込んでしまうことがあるので、しつこい汚れは早めに拭いてあげる必要があります。

 

冬は寒い

タイルを使うと夏は涼しいですが、冬になると反対に寒く感じます。

寒いというよりも底冷えする冷たさなので、冬はスリッパを履いたりやマットを敷くが必須となってくるんですね。

冷え性の方なんかはキッチンのタイルはつらいと感じるかもしれません。

 

そこで活躍するのが床暖房。

床暖房を使えばタイルが暖まってポカポカしてきますし、スリッパを履かなくても裸足で十分暖かさを感じてるようになります。

おまけに冷めづらいので、暖かさが長持ちします。

朝はタイルが暖まるまで時間がかかるので、床暖房のタイマーで朝に暖まるようにセットしておくと、寒い冬の朝でも心配入らずになります。

 

滑らないタイルを選ぶ

キッチンの床にタイルを使う場合、表面がツルツルしているタイルを選ぶと危険です。(大理石調など)

ツルツルしているタイルの上に水がこぼれると非常に滑りやすくなるため、水を使うキッチンとはあまり相性がよくないんですね。

料理している時にツルっと滑ってころぶなんて、想像しただけでも恐ろしいですよね。

そのためキッチンの床で使うタイルは、外でも使えるタイルのように表面がザラザラしているタイルを使うのがおすすめです。

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ただ、ザラザラしたタイルは雑巾などで床拭きしづらいため、掃除の際は汚れを拭き取りにくいので注意が必要です。

 

費用が掛かる

床にタイルを貼る場合、基本的にはフローリングよりも費用が掛かることになります。

タイルを貼る方がフローリングを敷くよりも手間がかかってしまうんですね。

 

また、フローリングとタイルでは厚みが違うので、その厚みを調整するのに費用が掛かることもあります。

(特にフローリングよりもタイルの方が厚みがある場合は、厚みの調整で費用が上がりやすい傾向があります)

 

とはいっても、キッチンならタイルを使う面積もそこまで広くはないのでよほど高級なタイルを使わないすごく金額が上がるということはないので、キッチンの床をタイルにするというのは、比較的採用しやすい項目と言えそうですね。

 

キッチンの床をタイルにする時の注意点

キッチンの床にタイルを使う時に気をつけたいのが、「どこからタイルを使うのか?」という事です。

キッチン部分のタイルとフローリング部分で境目ができるので、タイルとフローリングの境目の部分をいかに目立たず奇麗に仕上げるかが重要になってくるんですね。

 

キレイに見える部分で分けられると自然な感じでタイルとフローリングを共存させることができますが、ヘンテコな部分で切ってしまうと、返って変な雰囲気になってしまうことがあります。

一般的にはキッチンの作業スペースだけをタイルにするのが基本になってきますが(キレイに分けやすいので)、オープンキッチンの場合なんかは分ける所が難しくなるので、できるだけ自然な場所で貼り分けをしたいですね。

まとめ

今回はキッチンの床にタイルを使った場合のメリットとデメリットを見てきました。

部屋の雰囲気がよくなるのでキッチンの床にタイルを使うのが憧れという人もいる反面、デメリットもよく理解しておかないと「キッチンの床をタイルにして失敗した!!」なんて事にもなりかねません。

キッチンの床にタイルを使う場合、今回ご紹介したメリットとデメリットを踏まえた上で、デメリットをどれだけ消せるようなキッチンにするかが一番重要となってくるんですね。

では。

 

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キッチンの床にタイルを使った時のメリットとデメリットって何?

  • 床にタイルを使った時のメリットは「部屋の雰囲気が変わる」、「夏涼しい」、「水はねに強い」。
  • 床にタイルを使った時のデメリットは「食器を落とすと割れる」、「目地の汚れが目立つ」、「冬寒い」、「滑らないタイルを選ぶ」。
  • メリットとデメリットを理解した上で、デメリットができるだけ少なくなるようにキッチンをつくるのがベストです。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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