キッチンのことを考える時、切っても切り離せないのがゴミ箱をどこに置くかということ。
キッチンはゴミが出やすい場所なのでゴミが捨てやすい場所にゴミ箱を置きたいですが、キッチン周りには冷蔵庫や食器棚など他にも置きたいものが沢山あるのが悩ましいところです。
ゴミ箱の置き場所を気にせずにいたら、いつの間にかゴミ箱を置くスペースが無かったなんてことは避けたいですよね。
そこで今回は、キッチンにゴミ箱を配置するときに押さえておきたいポイントについて見ていきたいと思います。
それではどうぞご覧下さい。
ゴミ箱をタテに積み重ねる
生ゴミ用、ビン、カン、プラスチックなど、キッチンのゴミ箱って1つだけでなくいくつも必要ですよね。
そんな数が必要な時にスペースを有効活用できるのが、ゴミ箱をタテに積み重ねてキッチンに置く方法です。
この場合、タテの空間を利用して何種類ものゴミ箱を置くことができるので、あまりスペースがない場合に重宝します。
コンパクトなダストボックスだと、冷蔵庫と食器棚の間に置くことも可能です。
また、タテに積み重ねると数を増やしやすいので、分別が細かい自治体にお住まいの場合なんかだと便利ですよね。
ゴミ箱をタテに積み重ねる場合の注意点としては、高くなりすぎると危ないのでゴミ箱1つ1つが小さめになること。
そのため、ゴミ箱をタテ置きするならマメにゴミ出しをするなどゴミ箱にゴミが溜まりすぎないようにしたいですね。
他の機能を併せ持ったゴミ箱
上の画像は移動式の小さな食器棚のように見えますが、下の3つはダストボックスになっています。
天板もステンレスになっているので、食材や調味料置き場、ちょっとした作業スペースとしても使うことができますね。
ただ、移動式のゴミ箱はそれなりに場所を取るので、ゴミ箱に他の機能を持たせるときはキッチンのスペースに余裕が有る必要があります。
食器棚に組み込む
http://sumai.panasonic.jp/kitchen/
システムキッチンの食器棚の一部をダストワゴンにして、そこにゴミ箱を置くという方法です。
システムキッチンの食器棚にはオプションでキャスター式、もしくはレール式のダストワゴンをつけることができるので、食器棚にゴミ箱を組み込んでしまうことができるんですね。
この場合、ゴミ箱を3種類くらい置けるスペースがあるので、生ゴミやプラスチックなどゴミの種類によって分別する事もできます。
ゴミ箱を収納できるので、見た目も綺麗なのは良いですよね。
注意点としては、ゴミ箱を使うたびに引出しを開閉する必要があるので、ゴミを捨てるのに多少手間が必要になります。
さらには、キャスター付きのダストボックスの場合、床が柔らかい無垢材のフローリングの場合なんかだと、何度も使っているとキャスターの後だらけになる場合もあるので注意が必要です。
また、何個か横に並んだダストボックスに共通することですが、丁寧にゴミを捨てていたとしてもゴミ箱の隙間にもゴミが落ちる事も当然あり、たまにはゴミ箱を取り出して引出しの中を掃除するのも重要です。
やはり食器と近い場所なので、清潔に保っておきたいですね。
キッチンの下にゴミ箱を入れる
Photo:http://mamenouchi.blog.fc2.com/blog-entry-63.html?sp
キッチンのシンク下にゴミ箱を置くという方法もあります。
この場合、キッチンを造作でつくるなどしてあらかじめシンク下を開けておく方法と、システムキッチンのシンク下を調理器具などの収納に使うのではなく、ゴミ箱を入れてしまうという方法の2種類に分かれます。
シンク下にゴミ箱を置くメリットは、調理した時に出るゴミを捨てるのがとても簡単なことが挙げられます。
振り返ったりすることなくゴミを捨てれるのは楽ですよね。
また、システムキッチンの中にゴミ箱を入れた場合、ゴミ箱が見えないのでスッキリするという効果もあります。
インテリア性の高いゴミ箱を置く
Photo:http://osyare.sblo.jp/article/53338028.html
お洒落でデザイン性の高いダストボックスをキッチンに置いて、あえてインテリアのように見せるという方法もあります。
ゴミ箱だけども、キッチンのインテリアの一部と化してしまうんですね。
使い勝手が悪くならない場所に、ドーンと素敵なゴミ箱を置いてある家はカッコいいですよね。
ただ、お洒落に見えるのも見えないのもセンス次第になってしまうのが難しいところ。
インテリアにこだわるならキッチンに魅せるゴミ箱を置くのも楽しいものです。
外にゴミを置く
Photo:http://www.dinos.co.jp/p/1134002560/
キッチンの側に勝手口やバルコニーがある場合、あえてキッチンにゴミ箱を置かずに外にゴミ箱を置くという方法もあります。
外にゴミ箱を置くことができれば、キッチンまわりはスッキリしますし、ニオイの心配もないのがいいですね。
デメリットとしては、寒い時期や雨の日でも一度外に出てゴミを捨てる必要があることです。
そのため、庇をつけるなどあらかじめ対策を取っておくことが重要となります。
また、猫やカラスが多い地域は荒らされないように注意しておきたいですね。
その他、生ゴミを外に置く場合は直射日光に当たりすぎないようにしておくことも大切です。
まとめ
今回はキッチンのゴミ箱問題について見てきました。
家づくりをしているときは、考える事や決めることが多いので中々ゴミ箱のことまで気が回らないことが多いもの。
でも、キッチンは毎日使う場所ですので日々の使い勝手にかなり影響してきます。
特にゴミは自治体によって分別方法がかなり違ってくるので、「ゴミ箱がいくつ必要なのか」「何処に置くのか」を間取りを決める段階で考えてあげるだけでも使い勝手はかなり向上するので、家づくりの際に1度はキッチンのゴミ箱について考えておきたいですね。
ぜひ使い勝手のいいキッチンにして、日々の家事が快適な家を目指してくださいね。
では。
キッチンについてはこちらも参考にしてください。
→キッチンのレイアウトはどれが良い?あなたに合った使いやすいキッチンにする方法
→対面キッチンはどれがおすすめ?5つの対面キッチンとメリット、デメリット
→キッチンのサイズや大きさはどれくらいが使いやすい?キッチンを使いやすくする方法
→キッチンに吊り戸棚は必要?吊り戸棚が合うキッチンと使いやすい吊り戸棚にする方法
→キッチンの床をタイルにした時のメリットとデメリットを解説します
→おすすめの食器棚やカップボード、4選。あなたはどれがお好みですか?
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建築士が教える今日の問題解決
キッチンのゴミ箱を置くポイントって何?
- 自治体によって分別方法が違うので、何個ゴミ箱が必要か把握する。
- 早めにどこにゴミ箱を置くか決めてあげるのがポイント。