おしゃれな家の写真を見ると必ず置いてあるものって何でしょうか?
それは観葉植物です。
部屋の中に観葉植物があるだけで、部屋の雰囲気は大きく違ってくるんですね。
建築雑誌やインテリア雑誌に載っているオシャレな家を見てみると、ほとんどの家が観葉植物を置いていたりグリーンを飾っているのが分かります。
そこで今回は、そんな部屋のお洒落度をグッと上げてくれるオススメの観葉植物と育てるポイントについてご紹介していきたいと思います。
部屋をオシャレにしたい方はぜひご覧下さい。
部屋におすすめのインテリアグリーン
まずは家の建築士がおすすめするインテリアグリーンをご紹介していきたいと思います。
どれも部屋の中で育てられる観葉植物ばかりなので、好みの観葉植物があれば、ぜひ部屋の中に飾ってみてくださいね。
観葉植物は新築祝いなどのプレゼントにもオススメ。
もらって邪魔になる物ではありませんし、インテリアの好みに左右されにくいのも観葉植物の魅力です。
フィカス・ウンベラータ
フィカス・ウンベラータは大人気の観葉植物です。
ハートの形をした葉っぱと、太い枝がつくり出すシルエットがとてもキレイなのがフィカス・ウンベラータ人気の秘密。
家だけでなくオシャレな美容室やオフィスなどにもよく置かれています。
育てやすくおしゃれなので、一家にひとつは置いておきたいインテリアグリーンです。
モンステラ
独特の葉の形が印象的なモンステラ。この独特の模様はカーテンやラグなどにも使われているので見た事がある人も多いのではないでしょうか。
育てやすく枯れにくいので、始めての観葉植物としてもおすすめです。
日光があまり入らない場所でも育つのは心強いですね。
モンステラはフィカス・ウンベラータと並んで人気の観葉植物です。
パキラ
パキラも人気のインテリアグリーンです。
太い幹が特徴的で、上の画像のパキラの幹はストレートですが、幹がねじれたパキラも良く見かけます。
また幹をどこで切っても新芽が出てくるので、好みの形にしてあげるのも楽しいですね。
日陰や寒さに強く育てやすいのもパキラの魅力です。
アイビー
アイビーはつる性の植物で、鉢から伸びるツルと葉っぱ特徴的なインテリアグリーンです。
インテリアショップでも良く見かけますよね。
軽やかな印象のアイビーはインテリアになじみやすい観葉植物です。
上の画像のようにテーブルに置いてもいいですが、棚など高いところに置いて上から垂らして飾るのもおすすめ。
また、アイビーにもいろいろ種類があるので、好みのアイビーを探してみるのも楽しいですよ。
シェフレラ・ホンコン
8枚の葉っぱが特徴的なシェフレラ・ホンコン。
寒さや日陰などの環境でも耐える事ができるので、観葉植物として昔から人気です。
葉が細長い物や黄色がかった物など、シェフレラでも種類が多くあるので、選ぶ際は好みの葉の形の物を選ぶのがポイントです。
ストレリチア・オーガスタ
大きく外に広がる葉が特徴のストレリチア・オーガスタ。
大型の物が多いので、インパクト大の観葉植物です。
濃い緑色の葉っぱが印象的で少しエキゾチックな感じがしますね。
リゾート風の部屋によく合うインテリアグリーンと言えます。
ストレリチア・レギネ
先ほどご紹介したオーガスタと同じストレリチアの仲間のストレリチア・レギネ。
オーガスタと比べて葉が細くてスマートな形をしています。
オーガスタほど葉が広がらないので、狭いスペースに置いてあげても大丈夫です。
縦に伸びるのでシャープな印象になり、モダンな部屋に似合う観葉植物です。
ステレオスペルマム
細かい葉で涼しげな印象を与えてくれるのがステレオスペルマム。
寒さにも耐性があるので、インドアグリーン初心者の方にもおすすめです。
葉の色が薄く明るい雰囲気の部屋に向いている観葉植物と言えます。
クワズイモ
長く伸びる茎とツヤツヤしている葉っぱが特徴のクワズイモ。
暑さや寒さにも強く、日当たりがあまりよくない場所でも育つため、とても育てやすいのが大きな魅力のインテリアグリーンです。
リゾート風なインテリアにするなら必ず置いておきたい観葉植物と言えます。
シッサス
シッサスはアイビーと同じように、つる性の観葉植物です。
種類もたくさんあるので、いろんな種類を置いてあげるのも見た目に楽しいですね。
高いところから吊るしてあげる吊り鉢にしてあげるのもおすすめです。
コルディリネ
細長い葉と独特の色が特徴のコルディリネ。
シルエットが美しい観葉植物の代表例と言えます。
色も特徴的なので、部屋においてあげるとインテリアのアクセントにもなりますよ。
エスニックな雰囲気が漂うインテリアグリーンです。
ゴムの木
太い幹に楕円形の葉っぱが特徴のゴムの木。
部屋においてあげると落ち着いた雰囲気の部屋になります。
環境の変化にも強く育てやすいので、観葉植物にあまり手間を描ける時間がない人にもオススメの観葉植物です。
コーヒーの木
みんな大好きなコーヒー。
コーヒーはコーヒー豆を挽いてつくりますが、そのコーヒー豆をつくるのがコーヒーの木です。
もちろん、観葉植物でもコーヒーの原料となる実もできます。
皆さんも赤や黄色のコーヒーの実をつくってみてはいかがでしょうか。
アジアンタム
細かく繊細な葉がたくさんのアジアンタム。
針金のように細い幹とたくさんのかわいい葉っぱが涼しげな雰囲気を出してくれます。
葉っぱが少ないものは細い幹ばかり見えて寂しく見えるので、葉っぱがこんもりしたのを選ぶのがポイントです。
机や棚の上に置いて飾りたい観葉植物です。
アンスリウム
真っ赤で鮮やかな花が特徴的な観葉植物です。
花も特徴的ですが、葉っぱの形もキレイでどんなインテリアにも合います。
アンスリウムの種類によって花の形も違うので、お好みの花を咲かせてみるのも楽しいですよ。
ドラセナ・マッサンゲアナ
太い幹が特徴のインテリアグリーンです。
別名、「幸福の木」とも呼ばれているので、新築祝いなどのお祝い事にもよく送られます。
そのためオフィスや店舗などでもよく見かける観葉植物です。
サンスベリア
空気を浄化するという事で脚光を浴びているのがサンスベリアです。
大きな葉が特徴ですね。
空気を浄化するという効果からなのか、会社や店舗などいろんな場所に置かれているのを良く見かけます。
フィロデンドロン・セローム
深く切れ込んだ葉っぱが特徴の観葉植物です。
気根がしっかりと伸びていくので、成長するとエキゾチックな外観になります。
尖ったモンステラと言った感じでしょうか。
育てやすいのも大きな魅力です。
ペペロミア・グラベラ
丸い葉っぱがかわいいペペロミア・グラベラ。
葉がたくさん出ますがあまり大きく育たないので、剪定などのメンテナンスが少なくて済む観葉植物です。
乾燥にも強く、インテリアグリーン初心者の方にも最適です。
棚に置いたり上から吊るしたりと色んな使い方が楽しめるのも魅力の観葉植物ですね。
シマトネリコ
たくさんの小さな葉っぱがとても涼しげに感じるシマトネリコ。
庭にシンボルツリーとして植える事もよくありますが、小さな株はインテリアグリーンとしても楽しめます。
近年とても人気のある観葉植物です。
→おすすめのシンボルツリー17選と、シンボルツリーを植える時のポイント
オリーブ
地中海地方原産のオリーブの木。
その果実を収穫するために栽培されている事が多いですが、鑑賞用の樹木としても人気です。
日当りの良い場所に置いてあげたい観葉植物です。
遊べる観葉植物
ミニ盆栽
あまり大きくないミニ盆栽も人気のインテリアグリーンです。
個性的な器と小さな木が、日本ならではの世界観をつくり出しています。
ミニ盆栽は和風の家というイメージがありますが、どんな雰囲気の家でもアクセントとして使う事ができます。
使っている植物も器も様々なので、好みに合わせて選べるのが楽しいですね。
苔玉
植物の根を球状にし、そのまわりに苔を生やしたのが苔玉です。
水をあげるだけでよいので、インテリアとしてよく使われています。
苔玉をつくるワークショップなんかもよく開催されているので、自分で造ってみたいという方はぜひどうぞ。
苔玉は扱いやすいインテリアグリーンと言えます。
観葉植物はどこで買う?
ここまで色んな種類の観葉植物を見てきましたが、観葉植物を購入する場合、大きく分けて3つの方法があります。
今回は、それぞれの特徴とメリット、デメリットについて見ていきましょう。
観葉植物専門店
観葉植物を専門に扱うお店です。大きい物から小さい物まで様々な観葉植物を実際に目で見て選ぶ事ができます。
また、育て方もお店の人が教えてくれるので、初めてインテリアグリーンを置いてみようという方にもおすすめです。
都市部のお店はインテリアも素敵なお店が多いので、観葉植物の飾り方の参考にもなりますよ。
観葉植物の専門店で購入する場合のデメリットをあげるとすると、大きい観葉植物なんかは持って帰るのが大変で郵送になる場合もあり、送料などが意外にかかるケースもあることです。
また、観葉植物以外に鉢も購入する必要があるので、予算配分をしっかり行いたいですね。
ホームセンター
大型のホームセンターでは、観葉植物を販売しているお店が多くあります。
観葉植物だけでなく、腐葉土や防虫剤など植物に関する様々な物が手に入り、価格も比較的安く手に入るのが特徴です。
ホームセンターで観葉植物を買う時のデメリットをあげると、育てやすくて手頃な観葉植物が多い反面、お洒落な観葉植物はそんなに置いていないので、希望の物が見つかるかは運にも左右されます。
また、観葉植物が入っている鉢もプラスチックの物が多いのもデメリットと言えます。
やはり部屋に飾るなら、どうしても安っぽく見えてしまうプラスチック製の鉢ではなくではなく陶器製の鉢を使いたいですね。
ネットショップ
ネットショップでは様々な観葉植物が販売されています。
ネットショップで観葉植物を購入する一番のメリットは、家の玄関まで観葉植物を配送してくれるところです。
お店で観葉植物を買った場合、小さい観葉植物なら手で持って帰る事ができますが、大きい物だとそう簡単には持って帰れないので、ボタン一つで購入できて家まで配送してくれるのはかなり便利と言えます。
また、標準で陶器製の鉢に入っている物が多いのもネットショップの魅力です。
デメリットとしては実物を見る事ができないので、送られてくる観葉植物の形や元気なものかどうかはお店と運次第になってしまうところが挙げられます。
観葉植物の飾り方
Photo:http://adrooms.com/room/119
観葉植物は飾り方によって部屋の印象が大きく変わります。
サイズ別に効果的な観葉植物の飾り方について見ていきましょう。
大きな観葉植物の飾り方
大きなインテリアグリーンは、部屋のコーナーに配置してあげると部屋に奥行き感が生まれて部屋の印象が大きく変わります。
部屋にひとつ大きな観葉植物があるだけでオシャレな部屋に見えるようになるんですね。
日当りの良い場所も良いですが、部屋に入って始めに見えるコーナーに置いてあげるとアイキャッチとなりより効果的です。
できれば部屋にひとつは大きめの観葉植物を配置してあげたいですね。
中型の観葉植物の飾り方
大型の観葉植物とは反対側に置いてあげると、部屋全体のバランスが良くなります。
あとは部屋を見渡して少し寂しそうな場所に置いてあげるのも効果的です。
ゴミ箱の横など、あまり目立たせたく無い物の隣に置いてあげるのもgood。
サイズも手頃で動かしやすいので、ちょっと部屋の雰囲気を変えたい時は中型の観葉植物を動かすと効果的です。
小さな観葉植物の飾り方
小さな観葉植物は床に置いてしまうと見えなくなってしまうので、棚の上や壁に掛けるなど、ある程度高さがあって目線に入る所に置いてあげると効果的です。
部屋の色んな場所に置いてあげると、部屋のオシャレ感がグンっとアップします。
小さい観葉植物は鉢も小さな物に入っていることが多いので、水をあげやすい場所に置くのも意外に重要です。
観葉植物を上手く育てる方法
観葉植物として使われている物は、丈夫で育てやすい植物が多いですが、枯らしてしまったりといった失敗をしてしまうケースもあります。
では、何が原因で観葉植物を枯らしてしまうのでしょうか?
その大きな原因は観葉植物の「置き場」と「水やり」。
この2つが観葉植物を枯らしてしてしまう大きな要因なんですね。
逆を言えば、この2つをしっかり押さえておけば、観葉植物が枯れるのをグッと減らすことができます。
観葉植物の置き場
観葉植物も本来であれば外で自生していた植物なので、日陰に耐える観葉植物も多くあり、ある程度日に当たれば育ちます。
日当たりに関しては観葉植物の種類によって強い、弱いがあるので、それぞれに有った場所に置いてあげられるのがベストです。
少し観葉植物の元気が無い場合は日当たりが原因の場合もあるので、少し場所を変えてあげるのも効果的です。
また、観葉植物は暑さ対策も重要です。
暑すぎる場所や寒すぎる場所が人間に過酷なように、植物にとっても枯れる原因となってしまうんですね。
そのため、エアコンや扇風機、窓を開けて風を通すなど、空気が動くようにしてあげると効果的です。
水やり
観葉植物は土の表面が乾いたら鉢底から水が溢れるくらい水をあげるのが基本となります。
日当たりの良い場所や風通しの良い場所は水が早く乾きやすいので、こまめに水をあげるのがポイント。
観葉植物を置いたら最初の頃はよく観察してどれくらいの期間で土が乾燥するか把握しておくと、みずやりのタイミングを上手くつかむことができます。
また、旅行などで長期間家を開ける場合も観葉植物が枯れる大きな要因となります。
そのため自動水やり器などを使うなど、予め土が乾燥しない様に対策を取っておきたいですね。
まとめ
今回は観葉植物について見てきました。
これまで建築士として数多くの部屋を見てきましたが、部屋の中にインテリアグリーンを置いてあげるだけで、部屋の雰囲気はグッと変わります。
外構次第で家の外観が大きく変わるのと良く似ていますね。
部屋をオシャレにするのに観葉植物は特に効果的なので、ぜひ好みのインテリアグリーンを見つけて素敵な部屋をつくってくださいね。
植物が育っていく姿に愛着も湧くようになりますよ。
では。
インテリアが気になる方はこちらも参考にしてください。
→インテリアコーディネーターがお勧めする部屋別のインテリアグリーン26選
→お洒落な家具や雑貨が見つかるおススメのインテリアショップ14選
→おすすめの名作チェア12選 + おしゃれな椅子をご紹介します
建築士が実際に見てきた全国の優良工務店を掲載。
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
→家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】
→注文住宅を建てる前に必ず知っておきたい!注文住宅のメリットとデメリット
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