食器棚を選ぶ時にチェックしておきたい5ポイント

家づくり中のみなさん、こんにちは。江戸小紋空間デザインの小林です。

キッチンの打ち合わせで、カップボードや背面収納と呼ばれる食器棚をシステムキッチンとペアで検討されているご家庭は実に多くあります。

ただ、食器棚と一言で言っても食器棚の形状はいくつもあり、どのような食器棚の組み合わせにすればいいか迷いがちの方も多くいらっしゃいます。

 

では、食器棚を選ぶ時はどんなことを気にして選んだらいいのでしょうか?

今日はショールームに行く前の方や、ショールームで検討中の方にも役に立つ、食器棚(カップボード)を選ぶ際に考えておきたいポイントをお伝えします。

食器棚(カップボード)の役割

今、家でお使いの従来の食器棚は、家具屋さんで購入した家具という方が大半ではないでしょうか。

身時代から住んでいたマンションの場合は、キッチンの備え付けの吊り戸棚で事足りたという方もいらっしゃるかと思います。

家具型の食器棚というのは、背が高く、大まかに言うと上部が食器やグラス類を収納する観音扉か引き戸タイプ、腰くらいの高さ(床から60cm〜80cm程度)にカトラリーや小物などを入れる引き出しタイプ、そして下段は観音開きや引き戸で大皿を重ねて収納するタイプが一般的でした。

 

一方、現在のシステムキッチンの食器棚(カップボード)の役割は多才です。

電子レンジやミキサーなどキッチン家電の収納や使用スペースが設けられていたり(コンセントも確保されています)、生ゴミやペットボトルなどのゴミ箱を収納するスペースがあったり、根菜類などが保管できる食品庫がついていたり、冷蔵庫がカップボードの中にすっぽりおさまってカップボードの一部であるかのようにデザインしたり、L字コーナーを使い勝手の良い収納スペースにしたり等々・・、あげれば切りがないほど形状や機能も様々です。

 

出典:https://sumai.panasonic.jp/kitchen/set_plan/detail.php?id=l-class04

出典:https://sumai.panasonic.jp/kitchen/concept/detail.php?id=Cupboard

食器棚(カップボード)を選ぶ時にチェックしておきたい5ポイント

食器棚(カップボード)を選ぶときは魅力的な機能に、あれもこれもと夢が膨らみがちですが、全てを取り入れる事はできないのが悩ましい所。

そこで食器棚(カップボード)を選ぶ際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。

設置予定のエリアとサイズ

間取りを決めて行く際に、キッチンまわりにどの程度スペースがあるのか、収納&作業スペースとも言うべきカップボードのスペースはどのくらい確保できるのかをまずは図面で確認するのがスタートとなります。

当たり前になりますが、スペースをオーバーしたカップボードを置くことはできないので、確保されているカップボードスペースからカップボードを組み合わせていく事になります。

また、カップボードの背面に窓を設けたい場合は、窓とカップボードが被らないようにするのも大切になります。

(ついでに窓の高さや大きさも確認しておくとベストです)

 

天井高

キッチンスペースの天井の高さもぜひチェックしておきたいポイントの一つです。

特に構造などの影響でキッチンだけ少し下がり天井になっている場合はどの程度下がっているのかを把握しておきましょう。

平面図でキッチン周りのCH=の数値(単位はミリ)を確認しておきましょう。この高さは、上吊り戸がどの程度まで下がってくるかやカウンターの高さなど意外と重要な数値です。

ちなみに、間取りにもよりますが、CH2200〜CH2500くらいが一般的な高さとなります。

 

また、家によって天井高さが違うので、通常は食器棚と天井までは隙間ができます。

小さな隙間にホコリなどが詰まるとお手入れが大変なため建築工事でその隙間を埋めることが多いので、予め工務店や住宅会社がどのように隙間を仕上げているか見ておくのも良いですね。

 

収納の物量

新居のキッチン収納の物量はどの程度を見込んでいるのか、キッチンに収納する予定の個々のサイズと数をショールームに行くまでにある程度把握しておきましょう。

ここで大事なのは、食器だけでなく、「キッチンで収納したいものすべて」の物量です。

システムキッチンをご検討の方はキッチンの下にも多量の収納スペースを確保できます。

ショールームスタッフにこの物量を提示して、おすすめの形状をプランニングしてもらうこともできるので、物量を把握しておくと的確なアドバイスを受けやすくなります。

出典:https://www.sanwacompany.co.jp/shop/series/S0762/

 

キッチン家電の物量とサイズ

出典:http://www.toclas-reform.jp/post206/

電子レンジ、コーヒーサーバー、トースター、冷蔵庫、ミキサー、パン焼き器、炊飯ジャーなど、キッチンで使用するキッチン家電の販売数は年々増えてきています。

今お持ちの家電と、新居に引っ越す際に購入する予定の家電のおおよそのサイズと個数を把握しておきましょう。

また、どう使いどう設置したいかも検討しておけるとベストです。

(今のキッチンの不便さを改善するチャンスです)

 

カップボードに家電を並べる場合、カップボードのカウンター上にずらりと並べて使うケースや、一部をカウンター上に、一部を下部に隠して収納したい、など様々なケースがあります。

 

特に気にして欲しいのは、ヘルシオなど大型電子レンジオーブンをお持ちの方。

奥行きが他のレンジオーブンよりも大きいとメーカーのカップボードカウンターの奥行きが足りない場合がありますので、注意が必要です。

ちなみに、卓上コンロやたこ焼き器やホットプレートなど、食卓で使用するものは、キッチン下の浅くて奥行きのあるスペースに収納する方が多くいらっしゃいます。

 

また、家電で重要なのがどれくらいの数のコンセントが必要かということ。

カップボードの形状によっては、設計士さんにカウンター上にいくつかコンセントを設けてもらうことも可能です。

 

ゴミ箱のサイズと個数

出典:http://www.toclas.co.jp/kitchen/berry/yes_berry/10.html

平面図で間取りを決める際に意外と検討されていないのがキッチンごみのスペース。

カップボード下部にも収納型のゴミ箱スペースがあるものがあるのですが、ゴミ箱1個あたり約20L程度の小さなものです。

育ち盛りのお子さんや家族の人数が多い家庭ですと、週2〜3回のゴミ捨てでは追いつかないゴミ量が出たりしますので、70Lのゴミ袋が一時置きできるようなごみスペースを敷地内に別途設けるなど検討しましょう。

 

家が完成して引っ越して落ち着いた頃にお客様とお話しすると、「マンションに住んでいた時は24時間ゴミ置場に捨てられたのでゴミスペースはあまり気にしていなかったが、戸建だと近所の人たちと決められた日時に出すので、ゴミの日まで大変だ」「キッチンのゴミスペースが小さくて、一時保管場所に苦労している」という素直な感想も聞こえてきます。

せっかくのすてきなキッチンにゴミ袋が積まれているのはもったいないですよね。

キッチンのゴミ箱は結構重要なポイントです。

まとめ

それでは本日のまとめです。

  • 現在のカップボードの役割は、食器の収納の他に野菜保管スペースや家電収納スペース、ゴミ箱スペース、調理スペースなど多岐にわたる。
  • キッチンだけ少し下がり天井になっている場合はどの程度下がっているのかを把握しておく。
  • ショールーム見学前に、食器だけでなく、「キッチンで収納したいものすべて」の物量のサイズと数を確認する。
  • ヘルシオなど大型電子レンジオーブンをお持ちの方は、奥行きを測っておくか品番を控えておく。
  • ゴミの量と保管場所は多めに見積もっておく。

ショールームに何度も通うのは意外と手間と時間が掛かるもの。

あらかじめ準備をしておくことでショールームの時間が有意義な物となりますし、使いやすくてお気に入りになるような食器棚にしたいですね。

 

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