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キッチンを選ぶ時にチェックしておきたい5つのポイント

家づくり中のみなさま、こんにちは。ed-commons(江戸小紋)小林です。

 

打ち合わせをしていると、女性陣からよく個別に相談を受けるのがキッチンの選び方。

「見た目でこのキッチンを選んだけれど、他に選び方があれば教えて欲しい」と言う質問をよく受けます。

そこで今日は、色やデザインだけでなく「ここもチェックしてほしいキッチンの選び方」についてご紹介します。

扉面材の小口の仕上げは水が染み込みにくいタイプか

みなさん、キッチンはどこから最初に傷みやすいかご存知でしょうか?

正解は、引き出しの扉面材の上の小口から引き出しの底板にかけてのエリアです。

 

水や汚れが付着した扉面の表面は、すぐ拭き取ることができますが、小口から引き出し内に侵入した汚れは、中のものを取り出さないといけないため、拭きづらく、引き出しが傷んでしまう原因になってしまうんですね。

ちなみに、何10年か経って「引き出しだけ交換したい」というのは意外と難しく、全とっかえになることを覚悟しておく必要があります。

 

また、扉材の小口の傷みも注意が必要です。

キッチンの扉材の素材は、主に、木・ステンレス・ホーローの3種類となりますが、その中でもほとんどのメーカーのキッチン扉は木が原材料です。

そこで、扉面材の仕上げについてグレードが低い扉面材の小口とグレードが高い扉面材の小口をよく見てみてください。

グレードの低い小口の素材はシート貼りになっていることが多く、水分が長時間付着していると染み込みやすそうです。

グレードが高い扉面材になると、表面から小口、裏面の仕上げに継ぎ目の無い塗装加工になっているものがあります。

全ての面で塗装することで汚れや水分が扉面材に直接染み込みにくい仕上げになっています。

 

よく「扉のグレードって何が違うのかよくわからない」と言われますが、デザインの違いにも加えて、こうした細かなパーツの仕上げにも気合が入っているからグレードが高いとも言えますね。

出典:http://www.eidai.com/showroom/shinjuku2.html

引き出しの開け閉めがガタガタ言わないか

ショールームに行ったら必ず確かめて欲しいこと。

それは引き出しや扉を何回か開け閉めした時の感触です。

バタンと閉めた時に反動で少し開かないか、すっと軽く開閉できるかを確認してみてくださいね。

特に引き出しにはレール金具が使われており、このレール金具の強度が引き出しのガタガタを軽減してくれます。

出典:http://cleanup.jp/sp-ss/feature/stainless.html

タオルかけ、ふきんかけの位置をイメージできるか

ショールームのキッチンたちはほとんどきれいなしつらいの中で飾られていますので、あまり生活感はありません。

実際キッチンを使用中には、シンク周りには手拭き用のタオルをひっかけたかったり、使ったばかりのふきんをひっかけたかったりするのですが、そうした使い勝手のアプローチを見せてくれるショールームはわずかです。

このキッチンだったらどこにタオルやふきんをかけておくのがベストなのか、ぜひ1度ショールームスタッフに確認してみてくださいね。

キッチンに合わせたおススメの場所を教えてくれることが多いです。

ちなみに、取っ手にもオプションのタオルかけがけられるタイプとつけられないタイプがありますのでご注意を。

包丁さしなど細かいパーツが充実しているか

最近のキッチンショールームは、キッチンの中に缶詰や鍋など、実際に使っているようにサンプルをいれておいてくれていますが、包丁さしやラップ置き場、おたま入れなど細かいキッチンツールがどこにどんなボリュームで収納されているかもしっかり確認してみてくださいね。

もし、市販の収納系ツールを使って機能的な収納を目指す場合は、ショールームで引き出し内を採寸して確認しておくと便利です。

出典:http://www.housetec.co.jp/products/kitchen/lovee/storage-point.html

シンクとワークトップの継ぎ目はフラットか

デザインによっては、天板部分(ワークトップと言います)を人造大理石や人工大理石(人大と呼びます)にしたりするキッチンもあります。

ステンレス VS 人造大理石 どっちにする?キッチンのワークトップ(天板)の選び方

 

この場合、気にしておきたいのは、シンク部分とワークトップ部分との継ぎ目。

ワークトップが人大でシンクがステンレスの場合、またはワークトップとシンクが色違いの人大の場合、異素材が隣り合わせて存在するため「継ぎ目」が発生します。

そしてこの継ぎ目が隙間なくフラットであればあるほど、カビや汚れなどの付着が抑えられます。

 

また、同じようにワークトップ部分とコンロ部分の境界も異素材なので凹凸ができます。

この部分に汚れがたまりやすいので、お掃除しやすい形状なのかをチェックしてみてくださいね。

出典:http://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/richelleplat/

まとめ

今回はキッチンを選ぶときのポイントについて見てきました。

ショールームに行った時にはついついキッチンの色味やデザインを見てしまって、なかなか細かいところまで確認するのは大変ですが、キッチンは日々の料理の質にも関わってくるところなので、長く大切に使いたいものです。

お手入れのしやすい美しく長持ちするキッチンをぜひ選んでみてくださいね。

 

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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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