西道路の敷地で家を建てる時に知っておきたい3つのポイント

土地の特徴を説明する時、「西道路の土地」や「南道路の土地」など、道路の名前がついた土地の呼び名を使われることがよくあります。

土地の西側に道路が面しているので「西道路」、土地の南側に道路が面しているので「南道路」というように、道路の位置次第で土地の呼び名は変わってくるんですね。

また、土地の呼び名だけでなく道路の位置によって間取りの特徴というのもかなり変わってきます。

それだけ道路がどの位置に有るかというのは家づくりの中でも大きなポイントになってくるんですね。

 

今回はそんな土地の中でも「西道路」にスポットを当てながら、「西道路」のメリットやデメリット、間取りを見る時に知っておきたいポイントについて見ていきたいと思います。

西道路を検討されている方や、これから土地探しをされる方はぜひご覧ください。

西道路の土地のメリット、デメリット

それではまず、西道路の土地にはどのような特徴があって、どういうメリットとデメリットがあるかについて見てみましょう。

 

西道路の土地のメリットを挙げるとすると、

  • 南面を広く取りやすく、プライバシー性の高い家になりやすい。
  • 家族が帰ってくる午後に明るい家にすることができる。

このあたりが西道路の土地のメリットと言えます。

 

たとえば西道路の土地であれば、土地に対して東西に長い間取りにするケースが多くなります。

その分だけ、南面を広く取れるようになるんですね。

また、道路がある西側の窓を高い位置に配置したり大きさを調節する事で、道路から家の中があまり見えないプライバシー性の高い家にすることができるというメリットもあります。

道路側を大きく開ければ光を入れやすいというメリットはありますが、やはり家の中が丸見えであれば落ち着かない家になってしまう可能性も高くなります。

そうならないように建てたい家に合わせて上手く調整できるのも西側道路ならではのメリットと言えるんですね。

 

その他、西側道路の場合は子供が家に帰ってくる午後に明るい家にできるという特徴もあります。

やはり家族がいる時に部屋の中が暗いというのは避けたいものですよね。

夕方から日が沈むまでの時間の変化を楽しめるというのも西側道路の魅力の1つとなります。

 

一方、西側道路のデメリットを見てみると、

  • 住宅街では朝の光は入りにくい。
  • 道路側に大きな窓を設けると西日が入りやすくなる。
  • 車を縦列駐車にすると庭と駐車場が一緒になってしまうケースがある。

この辺りが西道路の代表的なデメリットとなってきます。

 

まず、西道路の場合は敷地条件によっては朝の光があまり入らないというケースもあり、この部分は西道路の家にする時に目立ちやすいデメリットとなります。

特に住宅街の場合はすぐ隣に家が建っていることもあり、朝の光が期待できなくなってしまうんですね。

このように住宅街で家を建てる場合は朝の光が入らない可能性が高いというのは頭の中に入れておきたい事と言えます。

 

また、西道路の家の場合は陽の光が入る道路側に大きな窓を設けたくなりますが、場合によっては西日が多く入ってきてしまうというケースも考えられます。

陽の光を重視すればそれだけ西日も気になるというジレンマがあるんですね。

たとえば西日対策の方法としてはカーテンが一番お手軽になりますが、実際は窓の外で日差しをカットできると一番効果があります。

そのため西側からしっかり陽の光を入れたいけども西日が気になるという場合は、窓の外に庇やロールスクリーンなどを設けてあげるというのもいいですね。

家の西日対策はどうすればいい?効果が高い西日対策6選。

 

その他、西道路では南側スペースを確保するために駐車場と庭が一体になってしまったり、車を縦列駐車にするというケースもよくあります。

こんな感じですね。

こうなると庭はほとんど駐車場になってしまうので、できれば敷地の南側は駐車場ではなく日常使いができる庭にしたいもの。

そのため駐車場を2台確保する場合は1台は道路に平行に車を止めたり、敷地にゆとりがある場合は庭と駐車場を分けるようにするなどを検討するのも効果的です。

西道路の間取りのポイント

それでは次に、西道路の間取りのポイントについて見ていきましょう。

西道路の間取りの場合、光を家の中にどれくらい入れられるかというのが1番のポイントになってきます。

そして、それには家の南側スペースをどれだけ確保できるかが大きく影響してきます。

 

たとえば一例として東京のお昼12時の光の入り方を、太陽が一番高い「夏至」、中間期の「春分、秋分」、一番太陽が一番低い「冬至」で比べてみたいと思います。

窓が真南に向いている時、お隣の家と太陽の高さが重ならなければ日当たりのよい部屋になるという訳ですね。

お隣の家の高さを「6m」、お隣の家との距離が「5m」空いているとすると、夏至の時期の日当たりは下のようになります。

太陽の角度が高いので全く問題なく陽の光が入ってくるのが分かりますね。

それでは春分、秋分の日になるとどうなるでしょうか?

こちらも問題なく陽の光が入ってくるのが分かります。

ただ、お隣の家がもう少し高い場合は陽の当たらないケースも出てきそうです。

それでは最後に冬至の日当たりを見てみましょう。

冬場は太陽の角度が低いので1階部分はお隣の家の影になってしまうことが分かりますね。

そのため陽の光を入れるためにはもう少し南側のスペースを確保するか、吹き抜けを作るなどの対策が必要となってきます。

たとえば吹き抜けを作るとこんな感じです。

吹き抜けがあることで家の奥まった位置に光が入るようになるのが分かります。

このように西道路の土地の場合、南側のスペースをどれだけ確保できるかで午後の光というのはかなり変わってくるんですね。

そのため、西道路で陽の光が入る明るい家を目指す場合は敷地条件を見ながら間取りを工夫する必要が出てきます。

吹き抜けのメリット、デメリットと失敗しない吹き抜けの作り方

 

その他に西道路の間取りのポイントを見てみると、道路側からの視線と庭、家の中をどれだけ切り離せるかというのも大切なポイントとなってきます。

たとえば道路側に駐車場と目隠しになるくらいの塀を作って道路と家のプライベートスペースを緩やかに区切るのもいいですね。

パブリックスペースとプライベートスペースをハッキリさせることでメリハリの効いた空間にすることができますし、家の住み心地というのも大きく向上させることができます。

この場合のポイントはできるだけ緩やかに区切るということ。

あまり大きな壁を作ってしまうと近隣の家と隔絶された印象になってしまい、街並みの調和という点でバランスが悪くなってしまうからなんですね。

そのため目隠し塀にプラスして植栽を上手く使ってあげるというのも効果的ですよ。

まとめ

今回は西道路の土地について詳しく見てきました。

西道路の敷地というのはLDKなどの生活空間にどれだけ陽の光が入るようにするか、また道路と家をいかに上手く分けるかというのが西道路の間取りのポイントになってくるんですね。

 

今回ご紹介した特徴を知っておくことで西道路の間取りを見る時の判断材料になりますし、西道路で満足いく家を建てやすくなります。

西道路の土地を検討されている方や、西道路の土地で間取りの打ち合わせ中という方は、今回の内容をぜひ参考にしてみてくださいね。

では。

 

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