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高窓のメリット、デメリットと高窓の効果的な使い方3選

2019年12月19日

「家に高窓を使うかどうか迷っています。高窓のメリット、デメリットについて記事にしてもらえないでしょうか?」

このような質問を読者の方からいただきました。

 

高窓とは高い位置につけた窓のことで、普通の窓よりも高い位置に付けることになるので一般的な窓とはまた違った個性がある窓になります。

そこで今回は高窓についてメリット、デメリットと効果的な高窓の使い方について見ていきたいと思います。

窓が気になる方はぜひご覧ください。

高窓ってどんな窓

それではまず、高窓と一般的な窓との違いについて見てみましょう。

高窓と一般的な窓の違いを図に表すと、このような違いがあります。

高窓と普通の窓

一般的な窓は手で開け閉めしやすい場所に窓が付いていますが、高窓は天井一杯や天井付近に付いている窓なので高窓と呼ばれるんですね。

 

普通の窓は手の届く位置にあるから窓の開け閉めは簡単だけども、高窓は高い位置にあるので開けたり閉めたりできるの?

と思う方もいらっしゃると思いますが、高窓ももちろん開け閉めすることができます。

高い位置に窓があるので開閉する場合は高窓専用の窓を選ぶことで窓を開けることができるようになり、基本的には電動のリモコン式にするかチェーン開閉式の高窓を選ぶことで窓を開け閉めできるようになります。

このように高窓は窓の設置位置も開け方も一般的な窓とは一味違う窓になってくるんですね。

 

それでは高窓にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

次に高窓のメリットについて見ていきましょう。

高窓のメリット

プライバシー性の高い窓にできる

高窓にはいくつかのメリットがありますが、高窓の一番のメリットはプライバシー性の高い窓にできるということです。

高窓は普通の窓とは高さが違うので、お隣の家や道路の歩行者から家の中が見えにくくなるんですね。

図で表すとこのような感じになります。

高窓のメリット

窓の位置がズレるので、家の中が見えにくくなるんですね。

たとえ家の中が見えたとしても天井部分が見えるだけなので、普通に生活している分には近隣の目を気にする必要はほとんどなくなります。

このように高窓を使うことでプライバシーを確保しつつ家の中に光を取り込めるというのは大きな魅力なってくるんですね。

また、高い位置にあるので光が入りやすく、部屋の奥まで光が届きやすいのも高窓の魅力の1つと言えます。

家の中が近所から丸見え?視線をコントロールするための4つの方法

 

壁を活用できる

高窓

Photo:https://www.archiplace.com/blog/?p=2231

高窓は高い位置に窓があるので、壁面を有効活用できるというのも高窓の魅力の1つと言えます。

一般的な窓であれば開け閉めするためや出入りするために窓の前に物を置くことはできませんが、高窓は高い位置にあるので窓の下の壁面を自由に使うことができるんですね。

たとえばリビングのTVの上やキッチンの収納の上など、明かり取りや換気のために窓を付けたいけども付ける場所が無いという場合、高窓を使うことで壁面を使いつつ光を入れたり換気することができるようになります。

壁面収納と高窓を組み合わせるのもいいですね。

壁面収納はリビングに最適!壁面収納が合う間取りと効果的な壁面収納の作り方

 

換気にも効果的

高窓を使うことで、換気の効率が良くなるというのも高窓のメリットの1つとなります。

空気は暖かくなると上の方に登っていくので、高い位置に窓があることで暑い空気が自然と抜けていく環境にすることができるんですね。

その結果、家の中の風通しを良くすることができます。

これは家の中の空気を循環させる時の基本的な考え方となるので、家の2階や3階、ロフト部分など高い位置には開閉できる窓を設けるようにしたいですね。

ロフトのある家って実際どうなの?100棟以上見てきた正解がコチラです。

 

視線の抜けを作ることができる

広い高窓

Photo:https://suvaco.jp/project/68fCvIMIjP

高窓は高い位置にあるのでプライバシー性の高さが魅力ですが、高い位置に窓があることで視線の抜けを作ることができるというのも魅力の1つです。

高い位置に窓があるのでカーテンなどを閉めず、遠くまで視線が抜けるようにすることもできるんですね。

視線が抜けることで部屋に数字以上の広さを感じることができますし、空を眺められる部屋にすることも可能になります。

高窓をつける場合は、高窓からの眺望にこだわってみるのもいいですね。

 

空間がキレイに見える

綺麗な高窓

部屋をキレイに見せる場合、できる限り余分なラインが見えないようにするのがポイントとなってきます。

余分なラインというのは、たとえば窓の設置高さやサイズがバラバラであればそれだけいろんなラインが見えるようになりますし、他には高さがバラバラの家具を並べるなど、部屋の中に無駄なラインが増えれば増えるほど雑多な印象の部屋になってしまうんですね。

その一方、このラインを整えることで部屋中はキレイに見えるようになります。

そして、高窓はこのラインを整えるのに効果的な窓となってきます。

高窓は天井いっぱいに付けることで窓のラインが目立たなくなり、部屋がスッキリ見えるようになるんですね。

高窓がいっぱい横に並んだ家を見かけることがありますが、これも部屋をキレイに見せるための1つの手法と言えます。

このように高窓を使う場合は、部屋の中から高窓がどのように見えるかも意識ながら付けてみると、より素敵な家にすることができるんですね。

新築の内装はどうすればオシャレに見える?内装を決める時の6つのポイント

 

高窓のデメリット

ここまで高窓のメリットについて見てきました。

ただ、高窓にはデメリットもあります。

それでは次に高窓のデメリットについて見てみましょう。

 

高窓は掃除がしにくい

高窓の一番のデメリットを挙げるとすると、掃除がしにくいという点が挙げられます。

高窓は高い位置に窓があるので掃除をする時に踏み台にのって掃除をしたり、ホームセンターなどで高所用の掃除道具を買ったりなど、掃除をするのに一手間増えてしまうのがデメリットとなってきます。

また、高窓の下に収納を配置した場合は上にホコリが溜まったり、そのホコリが風で舞ってしまうこともあるので、定期的に掃除をするのを忘れないようにしておきたいですね。

 

敷地環境をしっかり確認する必要がある

高窓はプライバシー性の高い部分が大きな魅力となってきますが、どんな状況でもプライバシー性を確保できる訳ではないという点は注意が必要です。

たとえば、すぐ近くにお隣の家が建っているのに窓ガラスを透明にしてしまうと家の中が見えてしまうケースもあります。

こんな感じですね。

高窓の注意点

このように高窓の先に他の家の窓がある場合は逆に見下ろされてしまうことになるので、型ガラスにするなどの対策が必要となってきます。

 

また、近くにマンションがあったり、すぐ隣に高い家が建つ可能性がある場合も注意が必要です。

特に夜の明かりを付けた部屋の中というのは外からよく見えるものですし、眺望を期待して高窓を付けたのにお隣の壁しか見えないというのも避けたいものですよね。

そのため高窓に透明ガラスを入れる場合は、敷地周辺の環境や将来どのような変化が起こりうるかを頭に入れた上で透明ガラスを入れるかどうかを決めるのがポイントとなってきます。

透明ガラスと型ガラスを効果的に使って家を快適にする方法

 

高窓の活用例

それでは最後に、高窓を有効活用しやすい場所について見ていきましょう。

高窓はどのような場所と相性が良いのでしょうか?

 

2階の高窓は効果的

2階の高窓

Photo:https://www.archiplace.com/blog/?p=2231

高窓を設ける場合、2階など高い階に高窓を設置するのは特に効果的です。

お隣も同じような高さの家が建っている場合、高窓の先には障害物がないので視線が遠くまで抜けるようになるんですね。

こんな感じです。

視線が抜ける高窓

たとえば高い家が建たない低層住居専用地域などでは、洗面やお風呂などの水回りに透明ガラスを使って開放的な水回りにすることも可能ですし、2階リビングの家なんかでも高窓を使うことでより魅力的な空間にすることができます。

高い家が建たない!低層住居専用地域がすぐに分かる方法

2階リビングのメリット、デメリットをプロの建築士がまとめました【絶対保存版】

 

また、勾配天井にする時や吹き抜けを作る時も高窓を付けると効果的です。

勾配天井ってどうなの?勾配天井の魅力とデメリット

吹き抜けのメリット、デメリットと失敗しない吹き抜けの作り方

 

このように高い階に高窓を設けることで空間の広がりや明るさはグッと増すことになるので、上手く高窓を使いながら間取りを作っていきたいですね。

(LDKなどに高窓を使う場合、全て開閉式にするとチェーンや電源などで少しゴチャゴチャ見えてしまうことがあるので、開く窓と開かない窓のメリハリを付けるのがポイントです。また、チェーン式にする場合はチェーンが目立たないよう部屋の端に設置するなど、部屋全体の見え方を考慮するのも大切です)

 

道路の側の窓

道路の近くの窓というのも高窓が活躍する部分になります。

道路が近いので普通の高さで窓を付けると道を通る人から家の中が丸見えとなってしまうのでカーテンが閉めっぱなしになってしまったり、窓を開けられないというケースも出てくることがあります。

一方、道路近くの窓を高窓にすることで家の中は見えなくなりますし、明かりを取りつつ換気もできるようになるんですね。

また、高い位置にある窓ほど侵入しにくくなるので、高窓にすることで防犯面でも効果が見込めます。

 

このように、あまり庭が取れない狭小地であったり、家が道路のすぐそばに建つ場合は積極的に高窓を使っていきたいですね。

 

洗面台の上

洗面の高窓

高窓はLDKといった部屋だけでなく、水回りでも効果的に使うことができます。

その代表例が洗面台の上。

洗面台の上には通常は鏡をつけることになりますが、高くても2mほどの高さになるのが一般的です。

その鏡の上に高窓を付けるという訳なんですね。

 

このように洗面台の上に高窓を付けるメリットとしては、外から洗面台にいる人のシルエットが見えないということ。

型ガラスの窓でも明かりを付けるとシルエットが見えてしまうこともよくありますが、高窓なので洗面室にいる人のシルエットが見えなくなるんですね。

また、洗面室では洗濯機の上に窓を付けるケースもよくありますが、洗濯機の上も棚などで活用しようと思う場合は窓が邪魔になってしまうなんてことも起こります。

その点、あらかじめ高窓にしておくことで洗濯機の上も自由に使うことができるんですね。

 

その他、洗面室以外でも2階に洗面台を付けるというケースもあります。

そのような場合でも、洗面台の上に高窓を付けることで明るい洗面台にすることができますし、窓を開けることで家の中の空気を循環させるという効果も期待できるようになります。

家の2階にも手洗いや洗面台は設けた方がいいの?

 

このように高窓は普通はデッドスペースとなってしまう場所にも窓を付けることが可能となります。

光や風を通したい場合は、高窓を付けられるかどうかを一度検討してみるのも効果的ですよ。

まとめ

今回は高窓について詳しく見てきました。

高窓にはいろんなメリットがあり、そのメリットを上手く使うことで家の中をより魅力的な空間にすることができます。

特にプライバシーを重視しつつ光や風を入れたい場合は高窓は魅力的な選択肢となるので、敷地状況に合わせて上手く間取り入れたいですね。

特に住宅街ではプライバシーを確保しつつ明るさもしっかり取ることが大切になるので、高窓というのは魅力的な選択肢となってきます。

ぜひ今回の内容を参考に、より暮らしやすい家にしてくださいね。

では。

 

窓についてはこちらも参考にしてください。

家の光や風を左右する!家を建てるなら知っておきたい窓の話

窓で失敗しないために知っておきたい3つのポイント

家の外観を良くする方法(窓の使い方編)

あなたの間取りは大丈夫?日々の暮らしを左右する壁と窓の話

地窓ってどんな窓?地窓のメリットと効果的な使い方

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

まるで教科書!理想の家をつくる方法【絶対保存版】

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注文住宅を建てる前に必ず知っておきたい!注文住宅のメリットとデメリット

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