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すごく簡単!お洒落に見える照明の3つの配置方法

「照明を配置するときの何かアドバイスをいただけませんか?」

読者さんよりこのようなリクエストをもらいました。

 

家の中の雰囲気は間取りと家具などのインテリアによって決まってきますが、もう1つ忘れてならないのが「照明の照らし方」です。

家の雰囲気というのは光の照らし方次第で大きく変わってくるんですね。

特に夜は照明で見え方は全く違ってきます。

このように、実は家の照明と言うのは家の雰囲気をつくるためにとても重要な要素なんですね。

 

そんな照明で雰囲気をつくる場合、照明器具で個性を出すのもいいですし、光の照らし方で雰囲気を作るのもお洒落です。

また照明を設置する方法も様々で、たとえば間接照明はお洒落な照明の代表とも言えますが、間接照明は配置する場所や見せ方なんかが意外と結構難しく、難易度の高い照明と言えます。

間接照明を上手くつくるコツと失敗例

 

でもそんな難しい照明ではなく、もっと簡単に家の中をお洒落にライトアップしたいですよね。

そこで今回は、もっとお手軽で簡単に家の雰囲気が良くなる照明器具の配置方法についてお伝えしていきたいと思います。

それではどうぞご覧下さい。

照明は天井に付けるだけじゃ勿体無い!!

天井照明

照明といえば、天井についている照明を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

普通は天井に照明を付けるためのブラケットが付いているので、ついついそこに照明をつけてしまいますよね。

 

ただ、何でもかんでも天井に照明をつけてしまうと、部屋の中がオフィスのような雰囲気と変わらなくなってしまいます。

照明が高い位置にあると部屋の中全体を均一に照らしてしまうため、オフィスと変わらないような雰囲気になってしまうんですね。

 

もちろん、ダイニングの照明など吊下げ照明が活躍する場所もありますが、全部の照明が天井にあると、どんなにお洒落な部屋でも空間の見え方が面白みに欠けてしまいます。

光の陰影がなく空間にメリハリが無くなってしまうんですね。

 

では、部屋の雰囲気を出すためには照明をどのように配置すればいいのでしょうか?

それでは次に、天井に付ける以外の照明の配置について見てみることにします。

光源を隠す

光源を隠した照明

「光源を隠す」というのは、めちゃくちゃ簡単な方法ですが、実はすごく効果がある照明の配置方法となります。

光源を隠すとはどういうことかと言うと、照明器具や電球を直接見えないように配置するということです。

電球や照明器具といった光源が見えないだけで、光の雰囲気やお洒落度はかなり上がるんですね。

 

ちなみに、お洒落な照明の代名詞でもある間接照明も仕組みは同じです。

間接照明という名前のとおり、間接照明の場合、照明器具や電球は直接見えなくなっています。

間接照明

Photo:https://www.reposhouse.com/

光源が見えないことで光がやわらかく広がるようになり、家具や壁など照らされている物が普段とは違った表情を見せてくれるようになります。

そして照明器具を隠してあげることで、簡単に間接照明と似たような効果を得ることができるんですね。

 

それでは、具体的にどうすれば光源が隠せるのでしょうか?

 

たとえば、観葉植物の影になる場所に照明器具を置いてあげてもいいですし、家具で隠れる場所、たとえばソファやTVの下や影になる場所なんかでもOKです。

すごく簡単ですね。

 

そして光源を隠すことの一番のメリットは、誰でもどんな家でも可能なこと。

間接照明だと、家を建てる段階で家具の配置などすべて計算が必要になってきますが、光源を隠して照明を置く場合は家ができてからでもいつでも可能ですし、「家具の配置を変えたいなぁ」という場合でも対応可能です。(電気のコードが見えるとちょっと残念なので、まめにコンセントを配置しておくのがおすすめです)

コンセントの配線を失敗しないための5つの方法

 

このように、光源を隠す方法は生活しながらアレンジすることもできます。

部屋の雰囲気を変えたい場合でも簡単に雰囲気を変えられるので、ぜひ1度試してみてくださいね。

置き型照明を使う

置き型照明

天井に照明を付けるだけでなく、置き型照明を床に置くだけでも部屋の雰囲気は大きく変わります。

お洒落な宿や飲食店の通路なんかを思い出してもらうと、置き型照明を置いてあることが多いですよね。

床に照明を置いてあげると光の重心が低くなり落ち着いた雰囲気を出すことができるからです。

 

たとえば、LDKの片隅でもいいですし。玄関ホールや広めのホールなどがあれば、そこに置き型照明を置いてあげるのもいいですね。

置き型照明は先ほどの光源を隠す方法とも相性がよく、お洒落な置き型照明が物陰からチラリと見えるのも良い雰囲気になります。

また、床に置くだけでなく棚やカウンターに置いてあげるのもお洒落です。

おしゃれな置き照明

 

また、置き型照明を配置する場合、コンセントとスイッチが連動するようにしてあげるとベストです。

置き型照明を付けるたびに、置き型照明のところまで行って電源を付けるとなると、ちょっと手間ですよね。

でも、スイッチで置き型照明を点灯できるようになっていれば、他の照明を付ける時と一緒に置き型照明も付けることができます。

細かいところではありますが、簡単に照明が付けられるかどうかは意外に重要なポイントなんですね。

壁、天井を照らす

Photo:daiko

照明で壁や天井を照らすというのもお洒落な雰囲気を作るのに効果的な方法です。

では、照明を床に向けて当てるのではなく、壁や天井に光を当てるとどうなるでしょうか?

 

まず天井に広がった光は、反射して部屋全体に広がります。

さらには天井に反射することで均一な光ではなく、光に陰影がつくようになり、部屋にメリハリが出てきます。

その結果、空間に奥行きを感じるようになり、部屋が広くなったような感じがするんですね。

 

壁に光を当てるのも同じです。

壁に当たった光は、天井に光が当たった時と同じように反射して部屋全体に広がります。

(壁に光を当てる方法は、特に勾配天井や吹き抜けのように天井が高い時により効果を発揮してくれます)

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このように、照明器具が照らす場所を真下以外に持ってくるだけで部屋の雰囲気を大きく変えることができますし、グッとお洒落な雰囲気にすることができます。

光は天井から手元を照らすものという先入観を無くすことで、光の使い方はすごく広がってくるんですね。

まとめ

今回は簡単に部屋の雰囲気を変える照明の照らし方についてご紹介しました。

部屋の雰囲気は照明の照らし方次第で大きく変わってきます。

照明器具をいろいろ動かしながら自分の好きな光を探してみるのも楽しいものですね。

 

また、どちらかというと街中のオシャレなお店や、雰囲気の良い宿なんかは照明の使い方がとても上手いことが多いです。

気に入った雰囲気の場所があれば、照明をどんな使い方をしているかに注目してみると家づくりにも応用が利くのでお勧めですよ。

では。

 

照明についてはこちらも参考にしてください。

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簡単にお洒落に見える照明器具の配置方法って何?

  • 光源を隠して間接照明のように部屋を照らす方法。
  • 置き型照明を使って部屋を照らす方法。
  • 壁、天井を照らして部屋を明るくする方法。
  • 照明は家ができてからでも配置次第でお洒落にすることができます。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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