ダイニングの間取りを考える時に必ず気をつけたい3つの事

「家のダイニングをLDKの中に配置する時、どのようなことに気をつければいいでしょうか?」

読者さんからこのような質問をもらいました。

 

確かにダイニングはLDKといった形で他の部屋とひとくくりにされることが多く、キッチンやリビングと比べるとあまり目立ちませんが、毎日食事を摂るための重要な場所です。

さらにダイニングは食事だけでなく、ダイニングテーブルがお子さんの勉強スペースになったり、奥さんのくつろぎスペース、家族や友達との団らんの場所になることも多くあります。

ダイニングは人が集まる求心力を持っている場所なんですね。

 

そこで今回はそんなダイニングをつくる時に知っておきたいポイントをご紹介していきます。

それではどうぞご覧ください。

こんなダイニングは落ち着かない

ダイニングの間取りを考える時に一番気をつけたいこと。

それは、LDKに入ってすぐの位置はできるだけ避けた方がよいということです。

 

それでは、具体例を挙げて見てみましょう。

こちらは、以前に突っ込みどころ満載のチラシとしてご紹介した図面です。

チラシ ダイニング

ツッコミどころ満載の住宅チラシが入っていたので、ツッコミを入れます。

廊下から入ってすぐの場所にダイニングがある間取りになっていますね。

実は、玄関や廊下から入ってすぐのダイニングというのは、かなり落ち着かないスペースになってしまうケースがとても多くあります。

 

朝急いでいてキッチンカウンターで食事しているのであればまだ良いですが、ダイニングでの食事というのは基本的にゆっくり落ち着いてご飯を食べたい場所ですね。

でも、ダイニングが部屋の入口のすぐ側にあって、食事の時に誰かが入ってきたりすると落ち着いて食事ができなくなります。

特に来客があったりして、ご飯食べてる所をまともに見られたりすると、何か気まずいですよね。

ダイニングはそれだけ生活感が出やすい部分でもあります。

 

そのため、部屋の入口、特に玄関からの動線になっている場所にダイニングを持ってくる事はあまりしないほうが良いですし、どうしてもダイニングを配置するなら、目隠しなどをつけて玄関や廊下から直接ダイニングが見えないように間取りの段階で配慮しておきたいですね。

その間取りは動線が考えられていますか?家の間取りと動線について

 

一方、部屋に入ってくる人にとっても、部屋に入ってすぐにダイニングテーブルがあると、部屋の印象が重く見えてしまう原因ともなります。

ダイニングテーブルはソファなどと比べて高さもあるので、存在感がかなり大きいんですね。

やはり部屋に入った時は視線が抜けていたり、アイキャッチが目に入るように配慮することで、実際以上の広がりを感じる間取りにすることができます。

アイキャッチを上手く使ってオシャレな家にする方法

 

ちなみにここで余談を少し。

先日、出張に行った際、少し足を伸ばして小さな温泉宿に泊まりました。

古い宿をリノベーションしたすごく雰囲気の良い宿だったんですが、宿が小さいため玄関を入ってすぐにダイニングがある間取りとなっていました。(玄関から丸見えの位置にダイニングが配置されていました)

夜に食事していると、キャンドルを灯してくれたりお洒落なんですが、何か落ち着きません。

さらにお風呂が外の離れに造られている宿なので、温泉に行く人がすぐ側を通ったりします・・。

料理もすごく美味しく価格もリーズナブルな宿なんですが、何か惜しい宿でした。

やっぱり食事する場所が入り口から丸見えであったり人通りが多いと、食事してる人、通る人それぞれが落ち着かなくなってしまうんですね。

 

ダイニングテーブルの大きさを確認する

ダイニング

ダイニングスペースの間取りを考える時、必ず注意したいのがダイニングテーブルの大きさです。

ダイニングテーブルを置いてスペースが一杯いっぱいになってしまうと結構使いづらくなってしまうんですね。

ダイニングのそばを通るたびに椅子に足をぶつけてしまうなんてことも。

 

では、どうすればちょうど良いサイズのダイニングにできるのでしょうか?

 

それは、あらかじめ何人でダイニングを使うなど、ダイニングテーブルのサイズを決めることで、ちょうど良いサイズのダイニングにすることができるようになります。

 

もし、置きたいダイニングテーブルが決まっているのであれば、ダイニングの広さはダイニングテーブルに合わせた広さにすればいいので、この場合は、置く予定のダイニングテーブルのサイズを家の設計の前に伝えておくのが重要となります。

 

反対に、どんなダイニングテーブルを置くか決まっていない事もよくありますよね。

そんな時は、最大で何人用のダイニングテーブルを置く予定があるのかを伝えておくと、のちのちダイニングテーブルを置いたら凄く狭くなったなんて事を避ける事ができます。

 

また、ダイニングがあまり広く無いという場合は丸テーブルにするという方法もおすすめです。

丸テーブルは四角いダイニングテーブルと違い1辺の長さというものが無く、グルッと円になっています。

そのため丸テーブルの場合、詰めれば結構な人数が座るのが可能なんです。

ちょっとした来客時にフレキシブルに使えるので、丸テーブルは結構使いやすいんでオススメですよ。

丸テーブルってどうなの?丸テーブルの魅力とメリット、デメリット

 

参考までにダイニングテーブルの参考サイズを挙げておきます。目安に使ってくださいね。

小さい4人用ダイニングテーブル  幅1m30㎝ 奥行 85㎝

4人用ダイニングテーブル     幅1m50㎝ 奥行 90㎝

6人用ダイニングテーブル     幅1m80㎝ 奥行 90㎝

丸テーブル(小さいの)      直径90㎝

丸テーブル(大きいの)      直径120㎝

 

その他、ダイニングテーブルを配置する時の注意点はこちらの記事に細かく書いていますので、参考にしてくださいね。

我が家にぴったりのダイニングテーブルのサイズを決める5つの方法

 

ダイニングは東側が良い

朝日

ダイニングを検討する場合、間取りの中のどこにダイニングを配置するのがベストなんでしょうか?

ダイニングを配置するのに一番最適な場所。

それは家の東側です。

「東側にダイニングがあることで朝の光を浴びながら美味しい朝ご飯を食べられる」という理由からですね。

 

たしかに夜は暗くなってからご飯を食べる事が多いですし、昼の光はちょっと熱いので、日の光を浴びながらご飯を食べる機会というのは朝ご飯が最適ですね。

朝に日の光を浴びることで、体内時計をリセットするのにも役立ちます。

 

このようにダイニングは東側に配置できるとベストですが、家の東にダイニングを配置したからと言って必ずしも朝日が入ってくる訳では無いので注意が必要です。

2階リビングや吹抜けがあるならまだ良いですが、1階リビングで東側に家が建っていると朝日が入ってくる可能性はかなり低くなってしまうんですね。

せっかく東側にダイニングを配置してもお隣の家に遮られて、家の中まで朝の光が入ってこなくなってしまいます。

 

そのため、都市部ではダイニングを東側にもってくるのをどれだけこだわるかは、敷地状況に合わせてというのが現実的な間取りになってきます。

ダイニングを東側にもってきたけども、他の部屋が暗かったりバランスが悪い間取りだと、何だか残念な家になってしまいますね。

 

敷地にゆとりがあるならダイニングを東側に狙ってみる。

もしくは朝の光が入る位置にダイニングを配置する。

このようなスタンスが一番バランスの取れた間取りと言えます。

 

どの位置にダイニングを配置すればご飯を美味しく楽しく食べられるか。

ダイニングの位置を決める場合は、この部分を頭に置いておきたながら間取りを見たいですね。

まとめ

今回はダイニングについてご紹介しました。

ダイニングを計画する場合、ダイニングの動線とダイニングテーブルのサイズは必ず抑えておきたいポイントと言えます。

それにプラスして、朝の光が入る明るい場所にダイニングを配置できれば一番ですね。

 

ダイニングは毎日使う場所ですし、食事と言う生活の中で重要な役割を果たす場所です。

さらには使いやすいダイニングテーブルを配置することで、ダイニングは人が集まる場所にもなります。

ぜひおいしい食事や会話が楽しめる素敵なダイニングをつくってくださいね。

では。

 

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ダイニングを計画する時のポイントって何?

  • 玄関からすぐ見える位置や、動線が重なるところは避ける。
  • 置く可能性のある一番大きいダイニングテーブルを想定する。
  • ダイニングを東側に配置すると、明るい朝日を浴びながら朝食を取る事ができます。