あなたは、動線という言葉を聞いた事がありますか?
実は昨日、遠くに住んでいる友人に画像付でこんな質問をもらいました。
「間取りをつくってもらったんだけど、この家って使いやすいかな?」
間取りを見ると、「動線」がかなり気になったので、その内容を伝えました。
最近では、住宅の本や雑誌に「動線」という言葉がよく出るようになったので、「動線」という言葉もだいぶ浸透してきました。
「動線」とは家の中で人がどのように移動するかを表した物のことです。
やはり家の中ではスムーズに移動したいですよね。
このように家づくりの中では「動線」というのはかなり重要なのですが、「動線」の使い方や考え方について説明してくれるものは、あまり有りません。
そこで今回は、「動線」を有効活用して良い間取りにする方法を勉強していきましょう。
それではどうぞ。
動線って何?
登場人物紹介
まとめ
今回は住宅の動線についてお送りしました。
人の動線を意識する事で、ボンヤリとしていた「間取りの使いやすさ」「使いにくさが」分かるようになります。
動線が間取りを評価する大きなポイントなんですね。
また、今の生活で不自由している動線があるなら、間取りの希望を言う時に「この動線を良くして欲しい」と伝えるのはとても効果的です。
設計者は動線を意識した間取りをつくりますが、すべての動線が短い間取りをつくる事はできません。
何かが近ければ、他の部屋が遠くなってしまうからなんですね。
そのため、優先順位の高い動線が分かれば、そこを中心に間取りをまとめる事ができるので、理想に近い間取りができあがります。
ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、私が初めて動線という言葉を聞いたのは今から10数年前にバイトしていた居酒屋の研修でした。
「お客さんの動線がどうのこうの、動線を意識してどうのこうの」みたいな話を研修で教わりました。
そしてお客さんの動きを意識していたそのお店は、店舗が増えていつの間にか上場するまで成長しました。
動線を意識することで、居心地が良い空間をつくる事ができていたんですね。
皆さんもぜひ、動線を意識して居心地良い空間をつくってくださいね。
では。
家づくりで失敗したくない!そんな方こそ、間取りが重要です。
動線についてはこちらも参考にしてください。
間取りについてはこちらもご覧ください。
→一軒家の間取りで失敗しないために気をつけたい7つチェックポイント
→リビングの間取りを見る前に知っておきたい!代表的なリビングの間取り5選
建築士が実際に見てきた全国の優良工務店を掲載。
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
→家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】
建築士が教える今日の問題解決
動線って何?
- 家の中での人の動きを表した線の事。
- 起きてから寝るまでを動線で書き込むと、間取りの善し悪しが分かる。
- 優先したい動線があるなら、設計者に伝えると効果的。