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注文住宅でトラブルになりやすい7つの事と、トラブルを避けるための秘訣

注文住宅というのは間取りや仕様など自由に決められるのが大きな魅力ですが、オーダーメイドとなるのでそれだけ時間も掛かりますし、時間が掛かるということはそれだけ決めることも多く、残念ながらトラブルが起こってしまうこともあります。

でも、せっかくの注文住宅だからこそトラブルは無くしたいものですし、気持ちよく家を建てたいですよね。

そこで今回は注文住宅でトラブルが起こりやすい部分と、トラブルにならないための秘訣について見ていきたいと思います。

家を建てるという方はぜひご覧ください。

注文住宅を建てる時のトラブル

注文住宅を建てる場合、大きく分けて2つのフェーズに分けることができます。

1つは住宅会社を決めたり、間取りや内装を決める注文住宅の打合せの段階。

もう1つは家の工事が着工して完成するまでの工事の段階です。

 

注文住宅では最初はモデルハウスなどやショールームで打合せを行いますが、工事が着工した後は工事現場での打合せというように内容も場所も大きく変わっていくんですね。

それではまず、注文住宅の打合せで起こりやすいトラブルについて見てみましょう。

注文住宅の打ち合わせのトラブル

契約を急がされた

注文住宅では「請負契約」というのは必ず必要になってきます。

注文住宅の請負契約とは住宅会社と家を建てることを契約するという意味になりますが、たとえば契約した後にもし解約したいという場合であれば手付金の放棄など少なくても100万円以上の費用が必要になってくるなど、契約という名前通り大きな効力を持っています。

そして、重要な意味合いを持つという事は、それだけ契約部分は注文住宅の中でもトラブルが起こりやすい場所になります。

 

ではどんなトラブルが起こりやすいかと言うと、一番多いのが「契約を急かされた」というケースです。

家に納得した上で契約するのであれば全く問題ありませんが、「今月内に契約してもらえれば〇〇円値引きします」など契約を急がされるケースがあるんですね。

これは住宅会社が月単位で営業成績を出している会社がほとんどで、ひと月の間にどれだけ家の契約をしたかが営業成績として問われるというのが大きな理由です。

その結果、月末に向かうにつれて住宅の営業マンは各自の目標を達成するためにヒートアップしてくることが多く、家の契約も月内にという話になることが多くなります。

 

もちろん、営業マンの役割の1つとして「契約を取る」という役割があるので、月内に契約を取ること目指すということ事態は悪いことではありませんし、なかなか踏ん切りがつかない方の背中をソッと押すという側面もあります。

その一方、「契約」の部分が強引になってくると、家を建てる人にとっては大きなプレッシャーになったりストレスに感じる原因ともなり、場合によってはトラブルに発展することもあります。

考える期間が短くなればなる程、「一生に関わる大きな決断を、この短期間で決めてもいいんだろうか」「自分の決断は正しいのだろうか」などなど、いろんな不安が生まれてしまいやすいんですね。

失敗に注意!どうして月末に家の契約を迫られることが多いの?

 

また、契約の内容をしっかり確認せずに契約してしまうと後で思っていたのと違ったという事も多くなります。

特にこれからどのように家づくりを進めるのか、たとえば建築士と家の打ち合わせができるのかどうか等もそうですし、打合せ回数が決まっているのか等、あなたの理想の家が建てられる仕組みかどうかは必ず確認しておく必要があるんですね。

間違っても「とりあえず契約して詳しい事はまた後で」ということにならない事が、注文住宅でトラブルにならないためにとても大切な事になります。

 

間取りや仕様に制限があった

これも契約後に起こりやすいトラブルですが、打合せを進めていくに連れて間取りや仕様に制限があることを知ったというケースもあります。

注文住宅は一生に一度建てるか建てないかという物なので、思っていた家が建てられないというのは必ず避けたいですよね。

でも、このようなトラブルが残念ながら起こってしまうことがあります。

 

たとえば、このようなケースは建築条件付き土地の住宅でよく耳にします。

(「建築条件付きの土地」とは簡単に言うと、土地を買えば家を建てる会社がセットで決まってしまう土地の事で、「この土地を買うなら、うちの会社で家を建ててよ」というような条件が付いている土地が建築条件付きの土地になります)

建築条件付きの住宅では土地を購入する話が先行するので、どんな感じで家づくりをするのか、また何が選べるかというのが後回しになって家づくりが進んでしまい、後で思っていた家づくりと違うとなってしまうんですね。

建築条件付きの土地は、なんで間取りで失敗しやすいの?

 

また、注文住宅と言っても完全にオーダーメイドの注文住宅もあれば、間取りはある程度自由だけども仕様に制限があるセミオーダーの注文住宅と言うものもあります。

その他、住宅会社それぞれで独自のルールを決めていることも多く、何が自由に決めれて何に制限があるのか。

この部分を最初に確認することで、後で思っていた家づくりと違うというトラブルを避けることができるんですね。

注文住宅で失敗しない!後悔しない注文住宅を作るために知っておきたい4つの事

 

予算と合わない

家の間取りや内装のことを考えるのは楽しいものですが、家づくりはお金という現実も見ていく必要があります。

そしてそんなお金のトラブルで起こりやすいのが「予算と合わない」というケースです。

 

予算と合わないのが家の契約前に分かっていれば他の住宅会社を検討したり頭金が増えてから家を建てるという選択肢もありますが、反対に家の契約後に予算と合わないというケースはできる限り避けたいものです。

たとえば契約後にいろいろとオプションを付けたり追加工事を増やしているといつの間にか予算オーバーしてしまったという話はよく聞く話です。

この追加分が「できれば家に欲しいもの」であれば優先順位に合わせて調整することもできますが、「必ず家に欲しいもの」の場合は途端に話が難しくなってきます。

「必ず家に欲しいもの」が入っていないと建てたい家と違う家になってしまうからなんですね。

 

そうならない方法として、見積もりの中に「必ず家に欲しいもの」が含まれているかどうか確認するというのがとても大事になってきます。

担当者との話の中で欲しいと伝えたから当然、見積もりの中に入っているだろうと思っていても、実際には上手く伝わっていなくて見積もりに入っていないこともあるんですね。

(よく有るケースとしては、モデルハウスで立ち話している時に「〇〇を入れたい」と伝えたなど、間取りの打合せ以外で伝えたことは含まれていない確率がグッと上がります)

また、造作など細かい打ち合わせをしないと正確な金額を出すのは難しい物もあり、その場合は概算見積もりとなってしまうこともあり、未定な物が有れば有るほど予算には余裕を見ておくのがポイントです。

 

家づくりでは見積もりの中身は必ず確認する。

お金の無用なトラブルを避けるためにはそのような癖を付けておきたいですね。

注文住宅の着工後のトラブル

それでは次に、注文住宅の工事が始まってから起こりやすいトラブルについて見ていきましょう。

 

打ち合わせ内容と違う

工事が進むにつれ自分の家が形になってくるというのはとても楽しいものです。

これまで色々考えてきた家が少しずつできていくという感覚は、注文住宅を建てる人の醍醐味とも言えます。

ところが、そんな楽しい時にトラブルが起きてしまうことがあります。

では、注文住宅の工事中にはどんなトラブルが多いのでしょうか?

 

それは打合せした内容が実際の工事現場には反映されていなかったというトラブルです。

 

具体的に起こりやすいのは「打ち合わせで変更したと思っていたのに変更前の状態で工事が進んでいた」など、住宅会社とお施主さんお互いの認識にズレがあるというケースです。

このようなケースは間取りなど大きな部分で起こる可能性は低いのですが、特に内装の色など細かい部分でこういった違いが起こることがあります。

そしてそのような場合、まずは本当にそのような話が打合せにあったかどうかを過去に遡って確認する必要が出てくるんですね。

では、どうすれば打合せ内容と合っているか確認できるのか?

それには打合せ記録が重要な役割を担ってきます。

 

打合せ記録というと聞き慣れないかもしれませんが、家の打合せ記録とは、打合せで決めた内容を書面や図面に書き込んだもので、通常は複写式になっており、打合せ後に確認、サインをして住宅会社とお施主さん、それぞれが保管しておきます。

そして打合せ記録を見れば、いついつに何の打合せをして何を決めたかどうかを遡ってみることができるんですね。

(基本的に住宅会社や工務店の担当者が打合せ記録を作成してくれます)

 

中には打合せ記録を全く作成しない住宅会社や担当者もいますが、「言った、言わない」の無駄なトラブルを避けるためには打合せ記録というのはとても大事な物になります。

そのため何を決めたかの記録は必ず残す。

これは忘れないようにしておきたいですね。

家づくりで失敗しないために!家の打合せ記録はもらってますか?

 

イメージと違った

家が完成に近づいて実際に家の中を見てみると、「思っていた家とイメージと違う」と感じてしまうこともあります。

これは私たち建築士、そしてお施主さんにとっても必ず避けたいことです。

では、どうしてこのような事が起こってしまうかと言うと、建築士とお施主さん、お互いの目指す家にズレがあることから起こってしまいます。

要はコミュニケーション不足が大きな原因なんですね。

 

そうならないように打合せの段階で写真など建てたい家のイメージを共有したり、どんな家で暮らしたいかなどコミュニケーションをしっかり取っておくことがとても大切です。

また、内装などにこだわりが有る場合はできる限りパースや詳細図、模型などで確認する。

そうすることでイメージと違うというトラブルは未然に防ぐことができます。

どんな家に住みたいかが分かる方法

 

近隣とトラブル

これから新しい家に住むなら近隣とのトラブルはやはり避けたいものですよね。

そんなトラブルが起こらないようにするためには、住宅会社選びや間取りでの近隣への配慮というのがポイントになってきます。

 

たとえば住宅会社選びで言えば、工事現場をいつも綺麗にしている会社は近隣とのトラブルも起こりにくく、工事現場が汚いほど近隣とのトラブルも起こりやすい傾向があります。

やはり綺麗で整理整頓されている現場であれば近所で工事していても不快に感じることは減りますし、反対にいつも汚いと無用なトラブルを起こす原因ともなってしまうんですね。

 

また、注文住宅だからと好き放題に家を建てるのではなく、住宅街では近隣にも配慮した家を建てるというのも近隣トラブルを避けるためには大切となってきます。

たとえばお隣の家の日差しをできるだけ遮らないようにお隣の近くの屋根は低くする、窓もお隣の窓と被らないようにするなど、ちょっとした配慮をしているかしていないかでも近隣の方が受ける印象というのはかなり違ってくるんですね。

家は長く住むものです。

できる限り近隣の方とも友好な関係を築けるような配慮をしておきたいですね。

 

引っ越しに間に合わない

注文住宅を建てる場合、「いつまでに引っ越したい」と思っている方も多くいらっしゃいます。

たとえば、お子さんの学区が変わる場合は転校が必要になってしまったり、先に学区は変更できても遠くまで通学が必要になったりするので3月末までに引っ越したいというニーズは根強くありますし、賃貸住宅の更新期日までには引っ越したいなど、人によってその理由は様々です。

 

天災やコロナの蔓延など人の力でどうしようも無いで理由で工期が延びてしまうことはどうしても有りますが、そうで無い限りは予定通りに家づくりを進めたいものですよね。

ちなみに、一般的な家の工事で工期が延びるケースというのは実はかなり稀なケースとなります。

住宅会社はアクシデントに備えて少し余裕を持った工期を取っていることがほとんどですし、工事が始まる前に必要な職人さんは押さえておくので、普通に工事をしていて工期が延びることはかなり少ないんですね。

 

では、引っ越しで間に合わないというトラブルはどこで起こってしまうかと言うと、もっと早い段階、住宅会社選びの段階で決まってきます。

その理由は住宅会社によって家を建てるのに必要な時間が違うからです。

 

たとえば引っ越しの期限が決まっている場合、最初の段階で「いつまでに引っ越したい」という旨を伝えて家の完成までの工程表を作ってもらい、いつまでに間取りを決めていつまでに工事が着工すれば間に合うかを提示してもらうというのがポイントになってきます。

そうすることで日程に無理が無いのかどうか、また打合せするための時間が確保できるかどうかの判断ができるようになるんですね。

住宅会社によっては打合せのスピードが早い会社もあれば、じっくり打合せをする会社もありますし、工事も早い会社、ゆっくり丁寧に作る会社など様々な会社がありますし、人気の住宅会社では着工まで順番待ちなんてことも有ります。

そのため最初の段階で引っ越し予定に間に合うのか、また間に合わせるためには何が必要なのかを確認しておくことで無用なトラブルを避けることができるんですね。

3月に引越すなら、いつから家づくりを始めればいいの?

まとめ

今回は注文住宅で起こりやすいトラブルと、トラブルが起きないための方法について詳しく見てきました。

トラブルが起きてしまうと時間もエネルギーも沢山必要になってきますし、せっかく注文住宅を建てるならその時間は楽しいものにしたいものです。

そして注文住宅でトラブルが起こりやすい場所というのは有る程度決まってきます。

あらかじめトラブルが起こりやすい場所と対応策を知っておくことで、トラブルが起こる可能性というのは限りなくゼロに近づけることができるようになるんですね。

注文住宅を建てる時は今回の内容をぜひ頭の片隅に覚えておいてくださいね。

では。

 

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

まるで教科書!理想の家をつくる方法【絶対保存版】

土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】

家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】

注文住宅を建てる前に必ず知っておきたい!注文住宅のメリットとデメリット

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