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かっこいい家はどうすれば建てられるの?建築士が教えるかっこいい家の建て方

「家を建てるならかっこいい家を建てたい!」

このように思っている方も多いのではないでしょうか?

同じ家を建てるならかっこいい家の方がうれしいですし、かっこいい家に住むことで毎日の生活に張り合いが出て生活に良い影響が出るようになれば一番ですよね。

かっこいい家というのは日々のモチベーションを上げてくれる理想の家とも言えます。

では、そのようなかっこいい家が欲しいと思った場合、どうすればかっこいい家が建てられるのでしょうか?

今回はそんなかっこいい家を実際に建てる方法について詳しくみていきたいと思います。

かっこいい家を建てたいという方はぜひご覧ください。

かっこいい家ってどんな家?

それではまず、かっこいい家とはどのような家か見てみましょう。

家を建てる時に「どんなデザインの家が欲しいですか?」と聞いた場合、その答えは大きく3つの家に分けることができます。

「かっこいい家」「おしゃれな家」「かわいい家」の3つです。

そしてその3つを図に分けると下のような感じになります。

「かっこいい家」と「かわいい家」が両極にあって、その間に「おしゃれな家」という位置付けになることが多いんですね。

そのため「かっこいい家」を目指す場合は洗練されたモダンなデザインを中心に見つつ、ナチュラル方向の家も押さえることで大部分をカバーできるようになります。

それでは次に、具体的にかっこいい家を作る方法について見ていきましょう。

かっこいい家を作る方法

Photo:https://www.riotadesign.com/works/12_donut/#wttl

かっこいい家を作る要素としては、

  • 家の外観
  • 家の内部
  • 家の間取り

以上の3つが大きな要素となってきます。

それではまずは外観について見ていきたいと思います。

 

外観のかっこいい家

「かっこいい外観の家を建てたい」。

これは家の要望を聞くときによく耳にする言葉です。

外観をこだわるのはどちらかと言うと男性の方が多く、仕事を終えて家に帰ってきた時に灯りがついてオシャレに浮かび上がった自分の家を見ることで日々の活力になるという声もよく耳にします。

 

では、実際にかっこいい外観の家にするためにどうすればいいかと言うと、まずはモダンな外観の家を目指すことでかっこいい家への1番の近道となります。

具体的には下の記事に書いていますが、「外壁の色使い」、「窓や玄関は敢えて目立たせるか極力存在感を無くす」、「無駄なものはできるだけ削る」、「見た目に重さを出さない」。

この辺りがポイントとなってきます。

モダンな外観の家にするために知っておきたいポイントを建築士が解説します

 

家の間取りが出てきた時に「イマイチ外観がかっこよくない無い家だなぁ」と思った場合は上記のどれかのバランスが崩れていることがほとんどなだからなんですね。

 

また、かっこいい家を目指す場合は四角い家にしたり四角をいくつか組み合わせた家にするのも効果的です。

四角い家はシンプルでモダンな印象となるので、かっこいい家を作りやすいからなんですね。

四角い家の外観はどうすればオシャレに見える?四角い家を作る時の5つのポイント

 

その他、屋根の形も家の外観に大きな影響を及ぼす部分になります。

特にかっこいい家にする場合、まずは見た目の重さを減らすことが大事になり、屋根の掛け方で外観に重さが出るかどうかはかなり変わってきます。

かっこいい髪型には重たさを感じないように、家の外観も無駄な重たさを無くす事でかっこいい外観にすることができるんですね。

たとえば、家の形のバランスが悪いと思う場合は、屋根の高さが無駄に高くなっていないか、またそれに合わせて外壁面が増えすぎていないかどうか。

この辺りはしっかりチェックしておきたいですね。

片流れ屋根はどうすればオシャレにできる?片流れ屋根の特徴と効果的な使い方を建築士が解説します

 

あとはかっこいい外観の家にするためには外構(庭)も忘れてはならない要素の1つです。

たとえば庭に埋め込んだ照明で家を照らすだけで夜の雰囲気はグッとよくなりますし、アプローチや植栽の植え方でも見た目はかなり変わってきます。

そのため、家本体だけでなく外構についても忘れないようにしておきたいですね。

外構のデザインで家の外観は驚くほど変わります

 

家の中がかっこいい家

Photo:https://www.homify.jp/ideabooks/46101/

それでは次に、家の中をかっこいい家にする方法について見ていきましょう。

家の中をかっこよく見せる方法としては

  • 家の中がキレイに見える法則を知る。
  • 素材感を重視する。
  • インテリアに合わせた家具を置く。

この3つが効果の高い方法となります。

 

たとえば、家の中の造りというのは目指すインテリアの方向で作り方が変わってきます。

具体的にはかっこいい内観やスッキリ見える空間が好きな場合は家の中がキレイに見えるような造りに、古民家風や洋風のかわいい感じを目指すのであれば飾りや小物などを多く使って雰囲気を出していくのがポイントとなってきます。

そしてかっこいい家はモダンな印象を出した方がカッコよく見えるので、いらない物は少なくしてキレイに見えるように家の内観を整えるのが基本となるんですね。

新築の内装はどうすればオシャレに見える?内装を決める時の6つのポイント

 

また、家の中というのは物の質感で印象はかなり変わってきますし、かっこよくする場合は重さを出す場所、軽さを出す場所のメリハリがポイントとなってきます。

そして、そんな場合に効果的なのが造作をうまく使うという方法。

たとえば階段や階段の手すりをスチールの造作で作ることで軽さを出しつつ普通の家とは違う雰囲気を出すことができますし、家具も造作にすることで軽さや質感をコントロールすることができるようになります。

そのためかっこいい家にするためには造作をうまく使う。

この部分も意識しておきたいですね。

造作(ぞうさく)であなた好みの家に!造作のポイントとオススメの造作場所

 

その他に忘れてならないのが家具について。

どれだけ家の中をかっこよく作っても家具が合ってなければバランスの悪い家になってしまうからなんですね。

そのため、新居に入れる家具についても家づくりと一緒に考えていきたいものです。

家に合わせて家具を揃えるのもいいですが、好きな家具を伝えてそれに合った家にしてもらうのも楽しいですよ。

お洒落な家具や雑貨が見つかるおススメのインテリアショップ19選「2020年版」

 

かっこいい家は間取りも良い

かっこいい家にするためには、間取りも大きなポイントとなってきます。

たとえば敷地に合っている家というのはかっこよく見えるようになります。

地形を活かした家にすることで、オンリーワンの家になるからなんですね。

雑誌やテレビなどで傾斜地や狭小地といった敷地が個性的な家がよく出てくるのも、土地に合っていてかっこよく見えるのが大きな理由です。

狭小住宅を建てる時に知っておきたい7つのポイント

 

また、家の外観や内装というのは間取りの段階でかなりの部分が決まってきます。

たとえば家の窓は外観や内装に大きく影響してくる場所ですが、間取りが出来てから窓の場所を変えるというのは中々難しいものですし、家の形や家の中の見え方というのも間取りで決まります。

かっこいい家にするためのベースとなるのが間取りなんですね。

そのため間取りが決まってから内装を決めてかっこいい家を目指すのではなく、間取りと同時にかっこいい家になっているか確認していくというのがとても大切になってきます。

 

一方、たまに外観やインテリアを意識しすぎて日常生活の使い勝手が悪くなってしまっているケースも見受けられます。

「デザイン」>「日常の使い勝手」となっている訳ですね。

このようなケースが起きるケースとしては、要望を伝える際の優先順位として「デザイン」が最優先というように建築士に伝わってしまった場合によく起こります。

そのためデザインやかっこよさの優先順位はどれくらいなのか。

この部分もしっかり伝えておくことで、よりあなたに合った家を建てることができるようになるんですね。

それはモチベーションが上がるものですか?家の優先順位で迷った時に考えたいこと

 

ついでに性能の話も少しだけ。

かっこいい家を目指す時、場合によっては家の性能や快適性が後回しになってしまうこともあります。

たとえば土間の広い家は見た目はとてもかっこいいですが、適切な対応をしておかないと冬は寒くて仕方ないというケースも起こりえます。

土間は底冷えしやすいからなんですね。

同じようにデザイン優先で耐震性などが犠牲になってしまっているケースもたまに見かけます。

もちろん、デザインが最優先であればそれでも良いのですが、そうではなく実際に家で生活を始めてからデザイン優先で他の部分が犠牲になっていることが分かっては何だかモヤモヤしまいますよね。

そうならないよう、デザインの影響で性能など他の場所に影響が出ている部分があるかどうか。

この部分を最初に確認し、納得した上で家づくりを進めていくのが後で後悔しないために大切なポイントとなります。

かっこいい家はどこに依頼すれば建てられる?

Photo:https://www.nagasakizaimokuten.co.jp/ga_mu/大きな片流れ屋根の家/

家を建てる場合、依頼先は大きく分けて3つに分けられます。

  • ハウスメーカー
  • 工務店や住宅会社
  • 設計事務所

以上の3つです。

基本的にはこの3つの中からあなたに合った最適なパートナーを選んでいくことになります。

工務店とハウスメーカーの違いについてまとめました

 

では、かっこいい家を建てる場合はどこに依頼すると効果的なのでしょうか?

3つの中でかっこいい家を一番建てやすいのが設計事務所に依頼するというケースです。

設計事務所はハウスメーカーや工務店と違って「設計」に特化していることが多く、その分だけデザイン性の高いかっこいい家にしてくれる確率が高くなるからなんですね。

その一方、設計事務所に依頼する場合に意識しておきたいのが建築家との相性です。

これまで設計した家のテイストが合うかどうか、話してみてお互い合いそうかどうかは必ず確認しておきたいポイントとなります。

また、設計事務所の場合はハウスメーカーや工務店のように手取り足取り家づくりについて段取りをしてくれるケースは少ないので、自分で家づくりを勉強しながら家を建てるというスタンスでいることも大切です。

 

設計事務所の次にオススメなのが工務店。

街中を歩いている時や、雑誌、ネットなどであなた好みのかっこいい家を建てている工務店を見つけた場合はその工務店に依頼するのも効果的な方法です。

工務店の世界というのはピンからキリまでかなり幅広く、力のある工務店で家を建てるというのが家づくりで成功するために必須となってきます。

そんな工務店でも、デザイン、性能、間取りなど何か特化した技術がある工務店というのは日々レベルアップしているケースがとても多く、あなたがかっこいいと思うレベルの家を建てている会社であれば当たりの工務店である可能性は高くなります。

そのため、建てている家があなたに合っていそうなら工務店で家を建てるというのも魅力的な選択肢となるんですね。

また、土地探しなどの家づくり全般のサポートをしてくれる工務店が多いと言うのも心強い点です。

 

最後にハウスメーカーについては、良くも悪くも一般受けする家が多いというのが大きな特徴になります。

安定感はあるけども、個性が強く出ている家というのはそこまで多く無いんですね。

そのためすごくかっこいい家にしたい訳ではないけども、誰から見ても受けるような家にしたい場合はハウスメーカーが合っていると言えます。

一方、ハウスメーカーは住宅展示場にモデルハウスを建てていることが多いですが、モデルハウスはオプションをふんだんに使っているのでモデルハウスがカッコいいからと契約しても、実際に同じようにする場合はかなり費用が必要なことよくもあります。

この部分も踏まえつつカッコよさと予算のバランスも含めて検討したいですね。

まとめ

今回はかっこいい家の建て方について詳しく見てきました。

かっこいい家というのは人によって色んな捉え方がありますが、基本的にはモダンな印象が強くなるほどかっこいい家に近づけることができるようになります。

また、かっこいい家を作るためにはあなたがどんな物をかっこよく感じるか建築士に伝えておくのも効果的です。

例えばかっこいい家の写真や画像を撮っておき、どの部分がかっこよく感じるかを伝えることでカッコよさの共通認識を取れるようになるんですね。

かっこいい家というのは日々のモチベーションを高めてくれますし、お客さんが来た時も目で楽しんでもらだけでなく空間も楽しんでもらえるなど、いろんな人にプラスの効果を与えてくれます。

ぜひそんなかっこいい家を目指したいですね。

では。

 

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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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