アイランドキッチンで後悔しないために知っておきたいメリットとデメリット

先日、「キッチンを独立したアイランドキッチンにするか壁付タイプの対面キッチンにするかで迷っています」という方がいらっしゃいました。

詳しく話を聞いてみると、小さいお嬢さんが二人いるので、一緒にケーキや料理をつくる場としてアイランドキッチンを検討したいとのこと。

でも、今の間取りでアイランドキッチンにするとキッチンが狭く感じるのでは?費用も高いですよね・・とお悩みのご様子。

 

このようにアイランドキッチンにするか、それとも他のキッチンにするかどうか悩まれる方は多くいらっしゃいます。

特にアイランドキッチンは他のキッチンとは特徴が大きく違うので、アイランドキッチンを採用するかどうかはメリット、デメリットをしっかり把握してから決めるのが大切なんですね。

そこで今回はそんなアイランドキッチンのメリットとデメリットについて詳しく見ていきたいと思います。

キッチンを検討されている方はぜひご覧ください。

アイランドキッチンてどんなキッチン?

アイランドキッチン1

photo:https://hs-kitchen.shopinfo.jp/

アイランドキッチンとはキッチンの名前にアイランドという言葉がつくように、キッチンと壁が接する部分が無く、部屋の中で島のようになっているキッチンの事をアイランドキッチンと呼びます。

言葉で聞くと少しややこしい感じもしますが、簡単に言うとキッチンの周りをクルクル回れるのがアイランドキッチンになります。

 

アイランドキッチンは数あるキッチンの中でも見た目のインパクトも大きいので、対面キッチンというとアイランドキッチンを思い浮かべる方も多いと思います。

アイランドキッチンは、いわゆるオープンキッチンの代名詞ともいえる存在なんですね。

 

では、そんなオープンキッチンの代表とも言えるアイランドキッチンにはどのようなメリットがあるのか見てみましょう。

アイランドキッチンのメリット

アイランドキッチンならではの開放感

アイランドキッチン2

photo:https://www.goodrooms.jp/journal/?p=18855

アイランドキッチンにはいくつもメリットがありますが、その中でも一番特徴的なのはその開放感です。

アイランドキッチンは島のように独立しているので壁など視線を遮る物が近くにないため、キッチンとは思えない程の開放感があるんですね。

 

また、せっかく開放感のあるアイランドキッチンを入れるのであれば、アイランドキッチンからの眺めも意識してみると、よりアイランドキッチンを活かせるようになります。

例えば、料理をしながらTVを見るのが好きな場合はアイランドキッチンに立った時に見える位置にTVを配置するのも良いですし、アイランドキッチンから庭が眺められるように大きな窓をつけるなど、アイランドキッチンが持つ開放感を活かした間取りにすると、アイランドキッチンがより活きてくるようになります。

 

アイランドキッチンは移動が楽

アイランドキッチン3

photo:http://toyokitchen.co.jp/ja/

アイランドキッチンには壁が無くて島のようになっているという事は、キッチンの周りをクルクルとまわることができるようになります。

実際にダイニングテーブルへ料理を運ぶときなど、自由に最短距離で移動できるというのはかなり移動の自由が広がり便利なもの。

そのため、アイランドキッチンは食事の準備、片付けがしやすいんですね。

 

また、キッチンについて考える場合は冷蔵庫をアクセスしやすいキッチンの入口側に置くのか、それとも目立ちにくいキッチンの奥側に置くのかというのも悩みやすい部分ですが、アイランドキッチンはどこからでもアクセスしやすいので自由に冷蔵庫を配置できるというのもメリットと言えます。

間取りで見る使いやすいキッチンと冷蔵庫の配置4選

 

コミュニケーションが取りやすい

アイランドキッチンは開放感があるので人とコミュニケーションをとるのも簡単。

料理をしている時にも孤立する事がありません。

遊んでいるお子さんや、リビングにいる人と会話しながら調理できるというのは良いですね。

 

また、アイランドキッチンは存在感のあるキッチンなので、キッチンの周りに人が集まりやすいという求心力を持っているキッチンとも言えます。

 

ちなみにアイランドキッチンのちょっとしたマメ知識として、料理や洗い物をしている時の音がうるさくて会話できないよならないよう、アイランドキッチンのシンクは水の音が響きにくい静音シンクがお勧めです。

 

料理教室など複数人でキッチンを使いやすい

アイランドキッチンは作業スペースも広く様々な方向から使えるので家族で料理する時にもアイランドキッチンはとても便利な存在です。

友達を呼んでホームパーティーをする時なんかでもアイランドキッチンは複数人で作業ができるので準備や片付けがしやすくなります。

また、将来家で料理教室をやりたいと考えている場合なんかでも、複数人で作業がしやすく手元が見やすいアイランドキッチンはお勧めのキッチンです。

 

アイランドキッチンの仕様設計はかなりフレキシブル

料理をする時以外にもアイランドキッチンの向かい側はカウンターとして簡単な食事スペースとして使ったり、収納、飾り棚として使う事もでき、キッチンを360°使えるのも大きな特徴です。

また、アイランドキッチンはダイニングテーブルもセットになっているキッチンや、「くの字型」になっているキッチン、四角いキューブになっているキッチンなど、スペースや使い方によって色々とアレンジしたり選ぶことができるのもアイランドキッチンならではと言えます。

アイランドキッチン4アイランドキッチン5

photo:http://toyokitchen.co.jp/ja/

 

アイランドキッチンはお洒落なキッチンが多い

どのキッチンメーカーでもアイランドキッチンは最上級グレードに位置するのでお洒落なキッチンが揃っています。

そのため、アイランドキッチンは基本的にお洒落なキッチンが多く、見た目も様々です。

そのため家の雰囲気に合わせてアイランドキッチンを選ぶのも楽しいですね。

アイランドキッチンのデメリット

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Photo:http://ekrea.jp/

アイランドキッチンには広いスペースが必要

それでは次に、アイランドキッチンのデメリットを見てみましょう。

 

まず、これまで見てきたようにアイランドキッチンは圧倒的な存在感がありますが、それだけ存在感のあるアイランドキッチンを設置するにはかなり広いスペースが必要となります。

そのため、キッチンにある程度の広さが必要となってくるんですね。

 

よく見かけるアイランドキッチンの失敗例として、狭いLDKにアイランドキッチンを配置してしまい、キッチンの存在感が大き過ぎてアンバランスなLDKになってしまうなんてことも。

アイランドキッチンは開放感が魅力ですが、その分、まわりの環境にアイランドキッチンをいかに自然に馴染ませるかが大切になってくるんですね。

特にLDKの広さがあまり取れず、ソファに座った時に視線のすぐそばに大きなアイランドキッチンが目に入ってしまうようなレイアウトにしてしまうと思ったよりも圧迫感を観じてしまうので注意が必要です。

(圧迫感が気になる場合、脚がついていて少し軽さを出したアイランドキッチンにしたり、キッチンの天板以外はコンパクトにするなど軽さを重視すると効果的です。家具と同じ考え方ですね)

アイランドキッチン7

アイランドキッチンを入れるために日常生活に支障が出てきていないか。

アイランドキッチンを入れる方は必ず一度はチェックしてみてくださいね。

 

油や水はね、ニオイは広がりやすい

アイランドキッチンの開放感の裏返しとして、油はねやニオイも部屋に広がりやすくなってしまいます。

キッチンの周りに壁がないので、油はねは特に飛びやすくなってしまうんですね。

 

そのため、汚れが気になる場合はアイランドキッチンのコンロの前にはオイルガードを設置したり、換気扇はパワーの強いものを設置したいですね。

(アイランドキッチンには壁が無いので換気扇は天井につける必要があり、換気扇の種類に限りが出てしまうのもデメリットと言えます。)

 

アイランドキッチンは手元が丸見え

アイランドキッチンはオープンな開放感が魅力の反面、手元が丸見えになってしまうというデメリットも。

キッチンの上を常にキレイにしておかないと、せっかくのアイランドキッチンなのに生活感が丸出しの残念なキッチンに・・、なんてことにもなりかねません。

また、洗剤や調味料のボトルは目立つ色のラベルが付いていることも多く、あまり目立たせたく無いもの。

せっかく見た目も綺麗なアイランドキッチンなのに、洗剤などのボトルが目立つのは避けたいですよね。

そんな場合、ボトルを透明な物に移し替えて同じボトルで揃えてあげるなど、少し手を加えてあげると整ったアイランドキッチン に見えるようになります。

このようにアイランドキッチンを造るときは、いつでもキッチンをキレイな見た目にできるかどうかがポイントになってくるんですね。

また、先ほどの油はね等も含めてアイランドキッチンを魅力的に見せるには日常のお手入れがとても重要です。

 

アイランドキッチンは子供に注意

アイランドキッチンはクルクルと回れるのはメリットですが、小さなお子さんがいる時はお子さんがキッチンの中に入ってきやすいというデメリットもあります。

熱い物を持っているときや包丁を持っているときなどはお子さんの居る場所には気を配っていたいですね。

特に小さいお子さんが何人かいる場合は、料理だけでなくお子さんの動きにも配慮が必要です。

 

アイランドキッチンは価格が高い

アイランドキッチンのデメリットとしては、価格が高い事もアイランドキッチンのデメリットになってきます。

アイランドキッチンは使い勝手だけでなく見た目も重要な要素なので、どうしても価格が高くなってしまうんですね。

また、一般的なキッチンと比べて数が出る事が少ないですし、オーダーメイドにもなりがちなのも価格が上がる要素となっています。

 

その他、キッチン本体以外にもアイランドキッチンは換気扇も天井付けの換気扇となりデザイン性が高いものが多いですが、その分高価な物が多いです。

そのため憧れだけではなく、使いこなせるかどうか(いつも奇麗にしておけるかなど)を一度よく考えてみるとアイランドキッチンを選んだ時の失敗がとても少なくなりますよ。

アイランドキッチンの事例紹介

アイランドキッチンのメリット、デメリットを見てきましたが、アイランドキッチンにはいろんな形のアイランドキッチンがあります。

アイランドキッチンはアイデア次第でアレンジがしやすいので、様々なアイランドキッチンがあるんですね。

それでは次に、実際にちょっと手を加えたアイランドキッチンを見ていきたいと思います。

 

テーブルと一体になったアイランドキッチン

Photo:http://daiwa-xevo.com/archives/264

キッチンの天板をダイニングテーブルと一体にしたアイランドキッチンです。

広ーい作業場とテーブルとの一体感が魅力のアイランドキッチンとなっています。

テーブルとキッチンが一緒なので料理の配膳や食器の片付けも楽チンなのが良いですね。

ダイニングテーブルとキッチンと一緒にした場合のデメリットはキッチンから他の場所へ移動する動線が長くなってしまうのがデメリットとなりますが、アイランドキッチンで左右どちらにも移動できるので移動のデメリットもほとんどなくなるのも魅力の1つです。

その間取りは動線が考えられていますか?家の間取りと動線について

 

一方、ダイニングテーブルとキッチンを一緒にした場合に気をつけたいのが「高さ」について。

ダイニングテーブルとキッチンの高さを同じにすると、椅子の高さを高くする必要が出てくるからです。

その理由としては、キッチンは通常の高さが85㎝、一方でダイニングテーブルの一般的な高さは70㎝というようにそれぞれの高さに違いがあるので、その分を調整する必要があるんですね。

ちなみにダイニングテーブルの高さを一般的な高さにしてアイランドキッチンと一体に作った場合はこのようになります。

Photo:http://daiwa-xevo.com/archives/264

キッチンとテーブルに少し段差があるのが分かりますね。

そのためアイランドキッチンとダイニングテーブルを一体で作る場合は高さに注目して見るのがポイントとなってきます。

(段差が気になる場合は椅子の高さを高くする、キッチンの前だけ床を低くするという方法があります)

 

段差が気になるのかどうか、それとも気にならないかは人によってやインテリアによって変わってくるものです。

例えばモダンなインテリアを目指すのであれば直線を強調するために段差は余計なものになりますし、ナチュラルな雰囲気であれば段差があってもあまり気になることはないなど、段差を良しとするかは状況によって変わってきます。

アイランドキッチンとダイニングテーブルを一体にするのは魅力的な方法ですが、実際に家が完成してからアレっ?と思ってはもったいない物です。

そうならないためにもアイランドキッチンとダイニングテーブルの高さはしっかり確認しておきたいですね。

(アイランドキッチンにしない場合も、キッチンとダイニングテーブルでは段差が付くことを頭にいれておけるとベストです)

 

木の質感を強く出したアイランドキッチン

Photo:https://www.homify.jp/photo/921524/h-s-house

木の質感をうまく使ってインテリアと合わせたアイランドキッチンです。

アイランドキッチンは四方が見えるキッチンなので、キッチンをどのような素材で作るか次第で見た目というのは大きく変わってくるんですね。

シンプルな家具を入れるならシンプルなアイランドキッチンに。

木のテイストを出した家具を入れるなら木をうまく活かしたアイランドキッチンにするなど、質感にこだわって見るのもアイランドキッチンの魅力の1つです。

 

コンクリート製のアイランドキッチン

Photo:https://suvaco.jp/room/9zt8ooAIvc

先ほどのアイランドキッチンは木の質感を活かしたキッチンでしたが、こちらはコンクリートで作ったアイランドキッチン。

コンクリートみたいな重いもの家の中に入れてキッチンとして使えるの?と思う方もいらっしゃると思いますが、コンクリートで作る家の基礎と一緒にキッチンの大枠を作ってしまい、シンクやコンロなどを後で取り付けることで重たいコンクリートでもキッチンとして使うことが可能になります。

個性的なアイランドキッチンを探している方にとってはコンクリート製のアイランドキッチンというのは面白いですね。

コンクリートは熱くなりにくく冷めにくいので、キッチンとしてだけでなく蓄熱体としても使う方もいらっしゃいます。

 

段差を利用したアイランドキッチン

Photo:http://npo-iezukurinokai.jp/prize2015/material/木のキッチン/

アイランドキッチンの前に小上がりを設けて、キッチンの前に座れるようにしたアイランドキッチンです。

先ほどキッチンとダイニングテーブルでは高さに違いが出るとお伝えしましたが、その高さの違いを小上がりで上手く調整してあるキッチンなんですね。

さらには小上がり部分にアイランドキッチンと同じ高さになるテーブルを用意しておけば見た目の高さが揃って綺麗に見えるだけでなく、大人数が集まった時にはテーブルをアイランドキッチンにくっつけてキッチンと一体の大きな大テーブルにすることも可能となります。

そのため、小上がりのあるアイランドキッチンは大勢の人が集まる場合に特に重宝するアイランドキッチンと言えます。

キッチンカウンターでおつまみなどサッと作って振る舞えば、まるでお店のマスターのようにもなり、人が集まる楽しいアイランドキッチンになるのも魅力の1つです。

 

斜めになったアイランドキッチン

Photo:https://www.toyokitchen.co.jp

アイランドキッチンは必ずしも四角という訳ではなく、一部を斜めにしたアイランドキッチンもあります。

普通のアイランドキッチンよりも広いスペースが必要になってしまいますが、一部が斜めになっているアイランドキッチンには抜群の存在感があります。

変形地で家の一部が斜めになっている場合など、家の形に合わせてアイランドキッチンの一部を斜めにして間取りを綺麗におさめるのも良いですね。

 

アイランドキッチンのアレンジ

アイランドキッチンには様々な種類があるとご紹介しましたが、アイランドキッチンでは無くてもアイランドキッチン風にアレンジするという方法もあります。

 

例えば、アイランドキッチンの左右どちらかが壁にくっついた対面キッチンの事をペニンシュラキッチンと言いますが、ペニンシュラキッチンの壁を下の写真のように作ればアイランドキッチンと同じようにクルクル回れるようになり、アイランドキッチンとほぼ同じメリットを維持しつつ、汚れにも強いキッチンにすることもできます。

アイランドキッチン8

ペニンシュラキッチンで後悔しないために知っておきたいメリットとデメリット

 

また、一般的なキッチンの事をI型キッチンと言いますが、価格を抑えつつアイランドキッチンのようにしたいという場合は、次のような形でI型キッチンを配置してあげると、開放感のあるキッチンにすることができます。

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I型キッチンの周りを壁ではなく腰壁で囲むだけでアイランドキッチンに近い開放感を出しつつ、手元も隠せるようになるんですね。

 

これはほんの一例ですが、アイランドキッチンを入れる事を目的とするのではなく、「開放感+汚れにもある程度対応」「開放感+手元も隠したい」など、どんなキッチンにしたいかを明確にすることで結果的アイランドキッチンにすることもあれば、他のキッチンをアイランドキッチンのように作るなどアレンジをした方があなたに合うキッチンになる場合もあります。

アイランドキッチンに魅力を感じている場合、アイランドキッチンの何に魅力を感じているのか。

その部分を明確にしてみると、よりあなたに合ったキッチンにすることができるようになりますよ。

まとめ

今回はアイランドキッチンのメリットとデメリットについて見てきました。

 

アイランドキッチンは対面キッチンの中でもかなり個性の強いキッチンです。

また、価格も高価ですし部屋の広さもある程度必要となるなど普通のキッチンとは少し違う部分も有り、魅力的な反面、失敗もしやすいキッチンとも言えます。

そのため憧れだけではなく、使いこなせるかどうか(いつも奇麗にしておけるかなど)を一度よく考えてみるとアイランドキッチンを選んだ時の失敗がとても少なくなります。

せっかくアイランドキッチンを入れるのであれば、ぜひあなたに合ったアイランドキッチンを入れて、毎日の料理が楽しくなるようにしてくださいね。

では。

 

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