ショールームで失敗しないために知っておきたい4つのポイント

家づくり中のみなさま、こんにちは。ed-commons(江戸小紋)小林です。

 

家づくりが進んでくると、キッチンやお風呂、建具、壁紙、カーテン、家具などいくつかのショールームを見学する機会が出てきます。

また、ハウスメーカーによっては、打ち合わせ会場に実際の商品が展示されていたりします。
「ショールームでみてきてください、見積もりとってください」と言われて意気揚々とショールームに到着したはいいけれど、いざショールームで戸惑われる方も結構多くいらっしゃいます。

 

よく聞くのが、

「ショールームに観に行ったけれど、たくさんありすぎてよくわからなくなってしまった」

という、「何をどう選べばいいのかわからなかった」系のお話と、

「展示品と同じようなものが欲しくて見積もりを取ったら予算以上に高くてびっくり!残念だけれどいろんなオプションをキャンセルせざるを得ない」という、「予算オーバー」系のお話です。(あなただけではありません、ご安心を!)

そこで今日は、ショールームの正しい見学方法についてご紹介したいと思います。

ショールームの仕組み

出典:https://showroom.toto.jp/showroom.aspx?sr=028

ショールームと言われて思い浮かべるのは、キッチン、お風呂、トイレ、洗面などの「水回り商品」だったり、カーテンだったり、照明器具だったり、ドアなどの建具だったり、壁紙だったりと多岐にわたるかと思います。

 

ハウスメーカーや工務店で家を建てられている多くのみなさんが、設計士さんやインテリアコーデイネーターさんに「ここのメーカーのこのシリーズの中から選んでください」とか「ここのメーカーはおすすめですよ」などという話を聞いておられるかと思います。

なかには「基本プラン」「基本仕様」という図面やプランボードを渡された人も多いのではないでしょうか。

 

大抵、ここで言われるメーカーというのは、問屋を通して少し安価仕入れることができ、かつ配送や施工を行ってくれる商品です。(中には問屋通しではないメーカーもありますが)

 

家づくり工事は、多くの建材を問屋から仕入れています。

問屋はメーカーから安定的に商品を発注できますし、そしてハウスメーカーや工務店の施工部隊と連携して家づくりの工程にあわせて運搬・施工業務を行います。

家というのは作り手によって建材のおさめかたや家づくりのルールが存在しますので、「いつもの商品」だと現場で混乱なく安心して設置できる利点があります。

そしてハウスメーカーや工務店は安定的に商品を仕入れている問屋から定価より安く仕入れることができるため、メーカー、問屋、そしてハウスメーカーや工務店の3者は密接に連絡をとりつつ安定的に商品を扱っているんですね。

 

問屋は、それぞれ取引関係の密なメーカー、そうでないメーカー、があります。

その中で特に安く大量に仕入れることができるシリーズについては、ハウスメーカーや工務店に基本のプランとしてご提案しています。

そしてハウスメーカーや工務店はその基本のプランを「自社のお客様向け」にカスタマイズし、そのプランをお客様に「このプランであれば設計金額に組み込んでありますよ」という意味の「基本プラン」としてご提案しているんですね。

もちろん、シンプルなプランなことが多いので、お客様自身である程度オプションという形でカスタマイズすることが可能です。

 

特に水回りのショールームは、問屋からハウスメーカーや工務店の「基本プラン」を保管しているケースが多いので、予約して行く場合は、自分が契約しているハウスメーカーや工務店の「基本プラン」をベースに打ち合わせしてくれます。

そして打ち合わせした後、メーカー側で図面と見積もりを作成してハウスメーカーや工務店にも送ってくれるようになっています。

そこでハウスメーカーや工務店は積算といって独自に見積もりを作りますので、お客様には「定価見積もり」と「ハウスメーカーから出てきた見積もり」という2種類が存在するようになるんですね。

ショールームの正しい見学ポイント

それでは次に、ショールームの正しい見学方法についてご紹介していきたいと思います。

いつ行くの?

出典:https://www2.lighting-daiko.co.jp/showroom/

家づくりを検討している段階からショールームに行かれる方がいらっしゃいますが、実はこれはあまり良くない方法なんです。

その理由は次のような点です。

  • 実際に契約をして打ち合わせが始まった段階で観に行くと、タイムラグでその時気に入った商品が廃盤になっている可能性がある。
  • ハウスメーカーや工務店によっては「メーカー指定」「シリーズ指定」があるため、せっかく見学にいったメーカーやシリーズがが使用できない可能性がある

 

勉強やリサーチのために行くことは悪いことではありませんが、実際に打ち合わせの段階で自分たちの契約では「何ができる」「何ならOK」ということが明確になってから行ったほうが、具体的に見ることができるので効率よく決めやすくなります。

また、先にショールームに行ってどうしても採用したい設備機器がある場合は、家の打合せの段階で使用可能か確認しておくと安心です。

 

誰と行くの?

出典:http://sumai.panasonic.jp/sr/tokyo/soudan.html

ショールームに一人で見学にいらっしゃるお客様もたまにいますが、やはり一緒に住むご家族でご来場された方がベストです。

なぜかというと、ショールームでは商品の高さや奥行きが確認できますので、小さなお子さんが手が届くか、使いやすいかという確認もそこでできます。

また、ご家族でインテリアイメージのすりあわせもある程度できますので、一度はご家族と一緒に行ってみたいですね。

 

その他、住宅会社や工務店によっては、設計士さんやインテリアコーディネーターさんといった担当者がショールームに同行してくれる所も有ります。

基本的にはショールームの方が案内してくれますが、家に合うかどうかのアドバイスは設計士さんやインテリアコーディネーターさんの方がよく分かっているので、迷った時に助言をもらうのも良いですね。

 

何回行くの?

これ、実はとっても大切なことです。

あらかじめカタログを熟読していて1回で「これでお願いします!」と決められる方は、それでよいのですが、見学の際に何があるかを初めて観たような段階ですと、迷いも生じやすく「これでよかったのか?」という気持ちにもなりがちです。

まずはショールームを予約してスタッフからの商品説明をじっくり聞き、ある程度の選定をしつつ、帰りには家で見られるようにカタログをもらっておくと便利です。

カタログを吟味して、オプションの有無を判断したら、色の判断やとても迷っていることがあれば、最終確認で再度見学することをおすすめします。(1回行ってカタログで判断できれば、再度行かなくても大丈夫です。ショールーム見学は意外と時間が掛かるものなので)

ショールームでの商品の決め方

出典:http://ekrea.jp/

それでは、最後に商品の決め方について見ていきましょう。

まずは大前提として、目指すインテリアに合う商品なのかどうかを考える必要があります。

お手持ちの家具やこれから購入予定の家具などとあわせて、どんな商品が我が家に似合うのか考えてみてくださいね。

メーカーやシリーズの特徴を知る

今から選ぼうとしているメーカーはどんな商品をもっているのか、どんな特徴があるのかは押さえておきたいポイント。

また、思い切って他社との違いも聞いてみると他社との違いや強みも教えてくれます。

 

ざっくりの予算を考えておく

ハウスメーカーや工務店からの見積もり金額はこの時点ではわかりませんが、営業さんや設計士さんやインテリアコーディネーターさんに予算のことを相談しておくとベストです。

「他の方はだいたい定価でいくらくらいの予算を組んでいるのか」だけでも聞いておくと、ショールームのスタッフにも相談しやすくなります。

(ショールームの方は定価は分かりますが、問屋が住宅会社や工務店にいくらで卸しているかは分からないので、定価でいくらくらいの予算かを聞いておくのがポイントです)

 

それは「絶対に必要なもの」?「できればほしいもの?」を整理する

よくあるのが「ショールームでみたあのオプションは便利そうだから見積もりにいれたがかなり高くなった」というお悩み。

そうなんです、ショールームというのは、基本的にいい商品を観てもらって金額があがるような仕掛けが施されていると思ってください!

 

いい商品をみたら、確かに欲しくなってしまう気持ちもよーく分かります。

ただそれは、本当に「絶対に必要なもの(need)」なのか「できれば欲しいもの(want)」なのか、しっかり自分に問いかけてみましょう。迷った場合は優先順位をはっきりさせておきたいですね。

 

構造もしっかり確認して

特に水回りの商品は、扉面材のカラーや仕様で判断しがちですが、忘れてはならないのは構造チェック。

扉を開けたときにガタガタしないか、開閉はスムーズか。せっかくショールームで現物を触れるのですから、どんどん扉や引き出しを開けて構造確認をしておきたいですね。

 

もし迷ったら、テーマを決める

それでもやっぱり、迷う時は迷います。

何パターンも見積もりがでてきた場合は決めきれなくなってくる可能性が高くなるので、一つの商品に対して最大3パターンまでで見積もりは抑えたいですね。(1つのパターンでOKであれば1つで問題ないですよ!)

 

そして複数見積もりがある場合は、プランに明確な「テーマ」をもうけましょう。

たとえば、

「人造大理石のおしゃれなキッチン案」

「ヒートショック対策ばっちりで20年後も安全快適なお風呂案」

「ウィリアムモリス柄でイギリス洋館にタイムスリップできる壁紙案」

などなど、明確なテーマを名付けてあげることによって、金額の増減だけでなくこれからの暮らしでやりたいことや必要なことが見えてきます。

まとめ

今回はショールームの見方について見てきました。

ショールームは家に入れる設備を実際に見れる場所なのでとても便利ですが、やみくもにショールームに見学に行っても「決まらなかった」「何をどうみたらいいかわからなかった」なんてことも起こります。

家づくりの打合せは結構時間が掛かるものです。

ショールームを見る時のポイントをつかんで、効果的にショールームを有効活用してくださいね。

 

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