ユニットバス選びで失敗しないための9つのチェックポイント

家づくり中のみなさま、こんにちは。ed-commons(江戸小紋)小林です。

先日、お家づくりでユニットバス(UB)をどう選べばいいのか分からないという相談をいただきました。

確かにお風呂を選ぶ事なんてそう無いので、何を基準にユニットバスを選べば良いか分からなくなってしまうのも無理はないですよね。

そこで今回はユニットバスの失敗しない選び方についてご紹介していきます。

ユニットバスの特徴

そもそもユニットバスとはなんでしょうか。

ユニットバスとはシステムバスとも呼ばれ、その名の通り工場などであらかじめ天井・浴槽・床・壁などのパーツを成型しておき、現場に搬入した際にそれらを組み立てる防水性の高い浴室のことを言います。

ユニットバスは従来の浴室よりも防水性能が飛躍的に向上したため、2階以上の高いフロアにも簡単に浴室が作れるようになりました。

 

現在の一般住宅では、浴槽と洗い場で構成されたユニットが主流ですが、ワンルームマンションやホテルでは浴槽+洗面器+トイレで構成された複合サニタリーユニットなどもあります。

また、浴槽と洗い場床だけをユニット化したハーフユニット型もあり、壁や天井を自由に選択できるというタイプもあります。

浴室はどれが良い?ユニットバスや造作風呂の選び方を解説します

 

ユニットバスの特徴として、ユニットバスのサイズは内法(うちのり)寸法で表されます。

内法というのは浴室内の壁の仕上げ面から反対側の壁の仕上げ面までの寸法のことで、サイズはミリで表示します。

現在の日本の一般的な住宅の標準的なサイズは1616タイプですが、これは1600mmx1600mmの1坪用を指しているんですね。

また、1216タイプといって0.75坪用や1620タイプの1.25坪用も人気がありますが、間取りに合わせて多くのサイズが存在します。

ユニットバスでチェックしておきたい機能

一般的な住宅用のユニットバスは、大手メーカー各社のシリーズを選択するのが主流です。

各社とも、さまざまな機能を揃えていますが、大きく分けると、保温・清掃・便利・省エネ・デザインの観点からチェックすることができます。

ここにあげるチェック項目の全てを満たすことは難しいですが、それぞれのご家庭のライフスタイルにあった優先事項を中心にご確認いただければと思います。

 

保温

ユニットバスの保温、断熱

出典:http://www.takara-standard.co.jp/product/system_bath/comfortable/index.html

ユニットバスの保温対策は、主に、床・浴槽・浴室内の3箇所で行うことができます。

ここ数年、冬になると入浴中にヒートショックで倒れたという事件が新聞やTVを賑わせます。

ヒートショックというのは、入浴の前後に急激な温度差が原因で血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞や脳梗塞などが起きる体への悪影響のことで、最悪、死にもつながることから、健康や安全面から浴室内の保温効果を考える人が増えているんですね。

 

特に高齢者の方がお住まいになるお家では室内と風呂内の温度差をできるだけ減らして体への負荷を軽くするという対策を取られるケースが多いです。

また、浴室内全体を温める浴室乾燥暖房機を採用される方も増えています。

これは、換気扇に赤外線クォーツヒーターを組み込んだシステムが一般的で、暖房しながら換気するというすぐれもの。

 

浴室乾燥暖房機を採用すると浴室内にランドリーパイプを取り付けてくれるメーカーも多く、昼間の浴室を使用していないときにので、ヒートショック予防の他に小さいお子さんが多いご家庭や夫婦共働きのご家庭でも人気の商品です。

 

「我が家には高齢者がいない」という理由でこうした対策をしなくていいですか?

と聞かれることがありますが、ユニットバスは一回取り付けたらそう何度もリフォームするわけにはいかない商品ですので、現在若くても20年30年というロングスパンで使っていく商品の一つになります。

この場合、自分たちが高齢になった時にどういう対策をするかということもふくめて初期投資をするかということも一緒に検討すると効果的です。

 

ここでは、カタログやショールームでチェックしておきたい保温性をご紹介します。

  • 家族の中に高齢者はいないか、(20年〜30年後の家族の年齢も考える)
  • 選んだ床素材は、早く乾いて触った時にヒヤッとしないか
  • 高齢者でも軽く持ちやすい風呂フタか
  • 風呂フタをフックにかけやすいか
  • 家族に深夜帰宅する人がいるなど、お風呂の二度沸かしは頻繁にあるか
  • 日中の浴室内で洗濯物やタオルを乾かしたいか

 

清掃

ユニットバスの掃除、清掃

出典:http://www.toto.co.jp/products/bath/sazana/feature/04.htm#anc-04

浴室は家の中でも特に湿気が多い水周り。

カビが生えたり汚れが付着しやすいことから、「掃除しやすい」を優先順位にされる方も多くいらっしゃいます。

ここでは、カタログやショールームでチェックしておきたい清掃性をご紹介します。

  • ドアのパッキンにカビがつきにくいか
  • ドアや換気扇の通風口は掃除しやすいか
  • 収納棚やカウンターは水はけのよいデザインになっているか
  • 排水口内にたまった髪の毛ごみや汚れは掃除しやすいか
  • 照明器具のでっぱりに埃がたまりにくいか
  • 水滴の跡や水垢が目立ちにくいデザインか
  • 入浴中に鏡で全身をチェックしたりひげそりなどをする際に曇り止め使用の鏡になっているか

 

便利

使いやすさもユニットバスを選ぶ一つの基準です。

たとえば小さいお子さんがいるご家庭では親子で一緒に入浴したりするケースも多く、シャンプーするのも一苦労だったりしますよね。

  • 水栓は濡れた手でも操作しやすい形状か
  • フェイスタオルやバスタオルをかける位置は検討してあるか
  • シャワー下のカウンターは自分の入浴スタイルにあう形状か
  • シャワーヘッドは手元切り替えスイッチなどで一瞬湯を止めたりできるなど使い勝手がよいものか
  • 怪我をした時や高齢の家族が入浴中につかまりやすい固定のバーはあるか
  • 掃除用具のスプレーやスポンジなどの位置は確保されているか

 

省エネ

ユニットバスの省エネ

出典:http://www.toclas.co.jp/bathroom/story/feature.html#h303

毎日使うお風呂ですから、もちろん省エネ性も大事ですよね。

お風呂は水とお湯を大量に使うので、意外とランニングコストが掛かる部分でもあります。

ここでは省エネ性の確認事項をあげてみます。

  • 浴槽の設定できる湯量と湯量のラインは確認できるか
  • 浴槽の湯の保温時間は適当か
  • 節水型シャワーヘッドは種類があるか
  • 照明器具は万一に備えて交換できるタイプのLED照明か

 

デザイン

同じユニットバスを選ぶなら、デザインも好みの物を選びたいですよね。

ただ、デザインと一言で言ってしまっては好みに左右されてしまうので、ここでは機能的なことをあげてみます。

多くはオプション機能の仕様で趣向の凝った仕様であるほど金額もあがります。

must(必ず必要なもの)かwant(できれば欲しいと思っているもの)かも含めて検討していきたいですね。

  • 小さいお子さんがいる家庭など、腰掛け浴槽など一度に複数の人数が入浴できる浴槽のデザインか
  • TVや音楽など入浴中でも娯楽を楽しみたいか
  • 間接照明やダウンライトなど、ゴージャスな入浴タイムを演出したいか
  • 滝湯や打たせ湯機能、ジェットバス機能、サウナ機能など、こだわりのある入浴を楽しみたいか
  • 広いユニットバスを選ぶ場合、浴槽が広い方がいいのか、それとも洗い場が広い方がいいのか

 

ユニットバスの色の選び方

ユニットバスのデザイン

出典:http://www.toto.co.jp/products/bath/sazana/color/index.htm#anc-01

では次にユニットバスの色の選び方について見ていきましょう。

各メーカーのカタログやショールームで色の組み合わせをご選択いただく際に、知っておきたい点をご紹介します。

 

ミニチュアシミュレーションを活用する

一部の大手メーカーでは、ショールームに浴槽や壁パネルなどのミニチュアシミュレーションを用意して、好きな組み合わせで比較検討することができます。

壁パネルなどはグレードの高い商品も混在していますので、カタログをよくみてご予算に応じたグレードであるかも確認しながら選んでいきたいですね。

また、大手メーカーのTOTOやタカラスタンダードでは、ホームページ上でもカラーシミュレーションができます。

ユニットバスのカラーコーディネート

出典:http://www.toto.co.jp/products/bath/sazana/color/simulation.htm

 

清掃の頻度で色を選択する

アクセントパネル壁の色で迷われる方には、清掃の頻度を伺うようにしています。

というのは、濃い壁の色や鏡は、どうしてもシャワーなどの水滴の飛び散りが白いうろこのような輪じみになりやすく、清掃のスパンが長くなると輪じみの跡が目立つため、清掃の頻度があまり高くないご家族には淡く明るい色のパネルをお勧めしています。

 

浴室内の暗さや照明の色を知っておく

一般的にはUBの位置はさほど日当たりのよい場所ではないのと、浴室内の照明は40〜60W相当の光ですので、アクセントパネルの色はショールームで確認するよりも1トーンか2トーン低めの暗さになります。

(特にショールームは明るい照明を強めにあてているため、実際の浴室内では違った印象になることが多いです)

 

また、一般的にユニットバス内の照明器具の光の色はオレンジ色の電球色を採用しているメーカーがほとんどですが、なかには白〜青白い光の昼白色系統の電球に交換できるメーカーもありますので、照明の光の色が気になる方はメーカーに確認してみてくださいね。

 

洗面脱衣室とのコーディネート

今までいろんなお家のユニットバスのコーディネート場面に立ち会ってきましたが、「洗面脱衣室からユニットバスの扉を開けると全く違う色あいの空間が広がっている」という選択をされる方や、洗面脱衣室との続きの空間を重視したコーディネートの方や、なるべく色をいれたくないという白を基調としたシンプルな選択をされる方、様々です。

ユニットバスはドアで仕切られるため、アクセントとして独立した空間にするもよし、建物内での連続性や続きの空間として考えるのもよし、です。

 

ただ、ご家族に目の極端に悪い方がいらっしゃる場合は、入浴中はメガネをはずされることが多いため、色を統一しすぎて距離感がつかめずつまずくということもあるようです。この場合は浴室と床の色を変えて段差や距離感を出すご提案をしたりします。

入浴中のご家族の見え方にも気をつけてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

せっかくのバスタイム、こだわってくつろぎたいという方や、家族と過ごす時間と場所と思って選ぶ方、選び方は様々です。

優先順位をつけてユニットバスを選ぶことによって、新しいお家でのバスタイムが長くご満足いただけるものになりますので、ぜひ今回ご紹介したチェックポイントを意識しながら、あなたに合ったユニットバスを選んでみてくださいね。

 

水まわりについてはこちらも参考にしてください。

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