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ワインセラーを設置する時に知っておきたいポイント

家づくり中のみなさま、こんにちは。江戸小紋空間デザイン小林です。

新しいお家が完成したら今まで以上にホームパーティーをやりたいなと思っている方も多いですよね。

ホームパーティーの時にはお気に入りのワインや酒類を用意するご家庭も多いかと思います。

今日はそんな時に大活躍する、ワインセラーのご紹介です。

ワインセラーの特徴

出典:https://www.cachettesecrete.com/winecellar/bs_32.php

ワインセラーというのは、簡単に言うとワインを保存するための専用の貯蔵庫。

一定の温度を保てる貯蔵庫で、ワインクーラー、ワインチラー、カーブ、といった言い方もあります。

ワインは長期間の保存・熟成によって味わいが変化していく大変デリケートな飲み物です。

このため、四季によって温度・湿度の変化が激しい日本では、傷みや劣化といったワインへの影響が出やすいとされ、ワインブームに伴って家庭用のワインセラーを購入されるご家庭が増えてきています。

また、冷蔵庫と違って、ワインセラーは日々多種多様な食品を出し入れするわけではないので、温度変化の他にも振動によるワインへのダメージを極力減らすことができます。

ワインセラーの主なサイズ

ワインセラーのサイズは、収納本数によって大まかに分けられます。

  • コンパクトサイズ(1~24本)
  • ベーシックサイズ(25~36本)
  • ミドルサイズ(36~119本)
  • ハイエンドサイズ(120本〜)

ワインセラーをワインの一時的な保管庫にするのであれば小さな物でも十分ですし、何十本ものワインをコレクションするのであれば大きなワインセラーがあると便利です。

また、単体として置くタイプもありますが、システム家具の中にビルトイン対応タイプのワインセラーにすることで、見た目がすっきりした室内空間を保つという方法もあります。

冷却の種類

ワインセラーにはいくつかの冷却方式があります。

それぞれの特徴について見ていきましょう。

 

ペルチェ方式

ペルチェ効果といって、電流の宝庫王や量によって庫内の冷却や加熱のレベルが設定でき、振動や音もないためワインの澱が沈殿したままに保管できます。

そのためベロチェ方式のワインセラーはリビングに置くタイプでコンパクトサイズをお探しの方におすすめです。

完全ノンフロンの新ペルチェ方式もあります。

 

アンモニア方式

無振動型で振動がないタイプで、ペルチェ式よりも冷却力が強いのがアンモニア方式。

また、経年変化が少なく長寿命のワインセラーでもあります。

 

コンプレッサー方式

日本の過酷な夏に心強い、冷却力の強いタイプです。

白ワインやスパークリングなどの低温度帯を求められる種類が多い場合にはおすすめ。

飲食店やレストランなどのような、扉の開閉回数が多く大容量タイプのワインセラーでも、庫内の温度を一定に保つことができます。

ワインセラーを設置する際の注意点

出典:http://www.eurocave.jp/item/v059m-pthf.html

それでは次に、ワインセラーを設置する際の注意点を見てみましょう。

 

重量が置ける丈夫で水平な場所

ワインセラーは収納庫ですので、収納本数によっては重量がかかります。

このため、設置場所には畳やじゅうたんといった柔らかい床材を避け、段差のない安定した場所に設置する必要があります。

また、100本以上のワインを収納する場合はワインセラーの重量とワインの重量を合わせるとかなりの重さが小さな面積に集中する事になるので、床下を補強しておくと安心です。

 

ワインセラーの見た目にもこだわる方はビルトイン式のワインセラーを選ぶと見た目もキレイでオシャレに見えますよ。

 

放熱スペースをとる

冷蔵庫と一緒で、熱を放出するために、上面、側面、背面に一定の空いたスペースをとる必要があります。

機種によって取るべきスペースが異なりますので、放熱放熱スペースは確認しておきたいですね。

また、ビルトインタイプのワインセラーは、排気が前面にありますので、背面の空きスペースが小さくてすみます。

 

直射日光が当たらない

ワインは光に弱いので、窓際など直射日光が当たるような場所の設置は避けるのが基本となります。

また、日光が当たることによって庫内の温度が上がる原因になりますので、一定の温度が保てる室内を確保したいですね。

その他、ワインは高温多湿の環境を嫌うので、湿気がたまりにくい場所を選ぶのも大切です。

 

電源の確保

せっかくすてきなワインセラー環境を整えるのであれば、電源コードが這いずり回る状態にはしたくないですね。

設置場所の背面または側面には電源コンセントをお忘れなく。

また、ワインセラーの多くはアース取り付けタイプです。

安全にお使いいただけるよう、アース付きコンセントを設置するようにしたいですね。

まとめ

今回はワインセラーについて見てきました。

ワインセラーは、収納したいワインのタイプや収納本数、使用用途が選ぶコツです。

特に家づくりの際は、ワインの本数とビルトインにするかどうか。

この2点が重要になってくるので、新しい家にワインセラーを設けたいという場合はワインをどれくらいの本数保管するか、またパントリーなど見えにくい場所にワインセラーを設置するのか、それともLDKなどよく見える場所にワインセラーを置くかなどを含めて、ビルトインタイプにするか置き型にするかも検討しておくとスムーズです。

あなたに合ったワインセラーを選んで素敵なワイン生活を送ってくださいね。

 

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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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