家を建てるなら部屋の中は明るくしたいものですよね。
陽の光が入る家というのは健康的で気持ちの良いものなので、どれくらい陽の光を入れるかというのは家づくりでは重要なポイントとなります。
そんな明るい家にしたいという場合に活躍するのが「ガラスブロック」。
ガラスブロックは日頃あまり聞き慣れない物かもしれませんが、家の明かり取りやインテリアのアクセントとしてよく使われる建築部材です。
今回はそんなガラスブロックの特徴や魅力、上手く使う方法について見ていきましょう。
ガラスブロックて何?
それではまず、ガラスブロックとはどんな物か見ていきたいと思います。
ガラスブロックとはその名前の通りガラスを四角いブロック状にした物になります。
こんな感じの物ですね。
ガラスブロックの中は空洞になっており、光を通すだけでなく、断熱、遮音、防犯性に優れているなど、いろんな特徴を持っています。
ちなみにガラスブロックはサイズやカラーなどの種類が豊富なのが特徴で、たとえば色付きのガラスブロックならこのような感じに。
ガラスブロックに柄が入るとこのような感じになります。
このようにいろんな色や柄のガラスブロックがあるので、インテリアのアクセントにもガラスブロックは使いやすいんですね。
また、ガラスブロックを家で使う場合、ガラスブロックを単体で使うこともできますし、ガラスブロックを複数組み合わせて使う事もできます。
たとえば、ガラスブロックを組み合わせて使えばこのような感じになります。
Photo:http://glacia.negb.co.jp/works/works01/1510.html
先ほど見た単体のガラスブロックとは大分イメージが違いますね。
このように、ガラスブロックは使い方次第でいろんな表情を見せてくれるのも大きな魅力です。
ガラスブロックのメリット
それでは次に、ガラスブロックを使った時のメリットについて見てみましょう。
ガラスブロックのメリットを挙げるとすると、まずはガラスブロックを使うことで明るい部屋にできることが挙げられます。
ガラスブロックは光を通すので、窓の代わりにガラスブロックを使うなんて事も可能なんですね。
さらにはガラスブロックは色がついているものや柄が入っている物があるので、ガラスブロックを使って光を入れつつ、家の中は見えにくくするということもできます。
このように使い方次第で光をコントロールできるのはガラスブロックの最大の魅力なんですね。
また、ガラスブロックは外壁だけでなく、家の中の壁にも使うことができます。
たとえば子供部屋にガラスブロックを使って、子供が起きているのかなどの気配が分かるようにしたり、窓が設けられなくて暗くなりがちな場所にガラスブロックを使って隣にある明るい部屋の光を入れるといった使い方もあるんですね。
その他、ガラスだと家の断熱性のが下がってしまいそうな印象がありますが、ガラスブロックを使うからといって断熱性のが落ちる訳ではありません。
ガラスブロックの中はほぼ真空となっているので、熱が伝わりにくい構造となっているからなんですね。
また、ガラスブロックの目地には鉄筋を入れているのでガラスブロックを割って家の中に入るというのはかなり難しいですし、耐震性や耐風性もしっかり確保されているのも心強い点と言えます。
ガラスブロックを使う時のポイント
それでは次に、ガラスブロックを使う時のポイントについて見ていきましょう。
ガラスブロックを使う場合、いくつもガラスブロック組み合わせて光が入る窓のように使うという方法と、ガラスブロックを単体で使ってインテリアのアクセントにするという2つの方法があります。
ガラスブロックを複数つなげて大面積で使うとモダンな雰囲気に。
ガラスブロックを単体で使うと、どちらかと言うと可愛らしい雰囲気になるという感じですね。
このようにガラスブロックは使い方で部屋の印象はかなり変わってきます。
モダンな空間を目指しているのにガラスブロックを単体で使ってしまうと可愛さが目立ちやすくなってしまいますし、反対にナチュラルな空間を目指しているのにガラスブロックを大面積で使ってしまうとクールな印象になってしまうなど、使い方を間違えるとチグハグな印象になってしまいがちです。
そのためインテリアに合わせてガラスブロックを使うというのが大前提となってくるんですね。
たとえば色の入ったガラスブロックを使うと柔らかい印象になるので、透明なガラスブロックと組み合わせることで躍動感のある雰囲気の空間にすることができます。
Photo:https://suvaco.jp/room/KsmsemsDcJ
また、ガラスブロックは同じ形の物を使うだけでなく、いろんな形のガラスブロックを組み合わせることでとても印象的な雰囲気を作り出すこともできます。
Photo:https://roomclip.jp/photo/MpDD
形の違うガラスブロックを組み合わせることで、たくさん使うとモダンになりがちなガラスブロックをナチュラルな雰囲気にすることもできるんですね。
このように、ガラスブロックは使う色や配置によってインテリアの大きなアクセントにもなってくれます。
その他、ガラスブロックを家の塀などの外構に使うこともできます。
家のテーマカラーがあれば同じ色を使ったガラスブロックを庭に使って見るのも楽しいものです。
たとえば海がテーマの家であれば、外構にマリンブルーのガラスブロックを使って遊んであげても涼しげな雰囲気の家にすることができるんですね。
ちなみに、ガラスブロックはネットやホームセンターなど安価で手に入るので気軽に取り入れられるのも魅力の1つです。
施主支給が可能な住宅会社なら、好みのガラスブロックを探して施主支給してみるのも良いですね。
一方、ガラスブロックを使う時に注意したいのが、家の内部に使うガラスブロックと家の外に使うガラスブロックでは必要な性能が大きく違うと言う事です。
たとえば家の中に使うガラスブロックであれば、極端な話、断熱性能であったり防火性能と言ったものはほとんど必要ありません。
家の断熱や防火性能は家の外側(外壁部分)で取るのが基本なので、家の内部に性能が良い物を使う必要はないんですね。
その反面、家の外側(外壁部分)にガラスブロックを使うときは、サッシと同じように断熱性能であったり防火性能が求められます。
そのため、ただのガラスブロックではなく外壁でも使えるような性能の高いガラスブロックを使う必要が出てくるんですね。
その分、コストもアップしてしまうので、家の外壁にガラスブロックを使うときと家の内部にガラスブロックを使うときは大きな違いがあるという点は頭の中に入れておきたいですね。
まとめ
今回はガラスブロックについて詳しく見てきました。
陽の光を入れつつ家にちょっと遊び心を取り入れたい場合や、ちょっと個性的なアクセントをつけたい場合、ガラスブロックは大きな見方になってくれます。
目指す雰囲気に合ったガラスブロックを上手く使って、あなたの個性が活きるような空間を目指してくださいね。
では。
インテリアについてはこちらも参考にしてください。
→お洒落な家具や雑貨が見つかるおススメのインテリアショップ14選
→おすすめの名作チェア12選 + おしゃれな椅子をご紹介します
→新築の内装はどうすればオシャレに見える?内装を決める時の6つのポイント
窓についてはこちらも参考にしてください。
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