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よもやま話

家を建てたいと思った時にまず知っておきたい3つの事

家を建てた方とお話していると、「もっとこうすれば良かった」という話を耳にすることがあります。

では、どうして家づくりで後悔することになってしまうんでしょうか?

 

その理由は明確で、家づくりを通して徐々に家を見る目がついてきたことで最初にした判断よりももっと良い選択肢があることに気付いたことが大きな理由です。

家を見る目がレベルアップしたことで、良いものと悪いものの判断ができるようになるんですね。

家ができてから使い勝手が悪いことに気付いて「もっとこうすれば良かった」と思うのも、自分の体験を通して家を見る目が上がったのが大きな要因です。

 

では、家が建ってから「もっとこうすれば良かった」とならないためにはどうすればいいのでしょうか?

 

それは、家を建てたいと思った最初の段階で必要な知識を身につけて、ある程度の知識レベルまで一気に上げてしまうのが1番の近道となります。

そして、そのレベルアップのために重要なのが、家づくりで役に立つ情報と知識なんですね。

そこで今回は、家づくりをするなら必ず身に付けておきたい情報と知識についてお話したいと思います。

家を建てたいと思った時に最初にすること

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数年前の夏頃、熊本出身の友人の実家へ行ってきました。

2016年に起こった熊本地震によって家に被害が出ているかどうかをチェックするのが目的です。

 

家の中と外や床下を見て、補修が必要な場所があるのかどうか、また何か問題が無いかどうかをチェックしたのですが、幸い外壁に少しクラックが入っている程度で他は無事だったので、必要な場所にコーキングで応急措置を行いました。

その時に現状のお話を伺ったのですが、知り合いの中には被害の大きい家の方もいらっしゃり、近々住宅展示場へ家を見に行くという方も結構いらっしゃるとのことでした。

 

やはり家を建てるとなると、まずは「とりあえず住宅展示場へ行く」という方法を考える方が多いんだなというのが、私がこの話を聞いた時の率直な感想です。

特に、何かの拍子で急に家を建てるとなった場合は情報収集もしていないので、とりあえず住宅展示場へという流れになってしまいやすいという傾向もあります。

 

「家を建てる=住宅展示場」というイメージを一般の方に連想してもらえるのは、それだけビジネス的なイメージ戦略としては成功しているとも言えます。

でも、「家を建てる=住宅展示場」という流れは本当に正しいのでしょうか。

 

以前、当サイトの読者さんから次のような感想をもらったことがあります。

「何も知らない人を自社に有利な情報づけにして正常な判断をできないようにして契約を迫る。そのような住宅展示場は情弱ビジネスの最たるもののように感じました。」

 

このことが正しいことかどうかは人それぞれの捉え方次第ですが、実際に住宅展示場へ行ってこのように感じる方もいるのは事実です。

もちろん、住宅展示場というのは悪いものでもありませんし、家を建てる方にとっても生活のイメージがしやすいので住宅展示場がある方が便利ですよね。

では、どうして住宅展示場が情弱ビジネスのように感じてしまうのかというと、最低限知っておきたい知識を持たずに住宅展示場へ行ってしまうからなんです。

(ちなみに私が学生の頃、私の実家も同じような理由で住宅展示場へ行ってアホみたいな金額でヘンテコな家に建て替えました。そしてその環境は、間違いなく情報弱者と言えるものでした)

住宅展示場へ行くのはちょっと待って!

 

家づくりを始めるなら、最低限の予備知識は頭に入れておく。

あとで後悔しないためには、まずはこれが家づくりのスタートになります。

家づくりは成功するのも、失敗するのも全て自己責任?

 

家づくりの初期に知っておきたい内容は下の記事にまとめていますので、家づくりを始める方はぜひ1度目を通しておいてくださいね。

あらかじめ必要な知識さえ最初に持っていれば、あとは家づくりをどんどん楽しんでいけるようになります。

まるで教科書!理想の家をつくる方法【絶対保存版】

住宅会社を選ぶための知識

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家づくりの流れの中で1番重要なのが、家をどの会社で建てるか決めるということです。

家づくりのパートナー選びが最重要という訳ですね。

家づくりの8割くらいは、どこで家を建てるかで決まってくると言っても過言ではありません。

良い家を建てられる人と、良い家を建てられない人の違い

 

ここでポイントになるのが、何を基準に住宅会社や工務店を見ればいいのかという点です。

家づくりのスタートの時と同じように、基礎知識と見極めるための基準が必要になってくるんですね。

「不安もあるけど何となくここでいいかなぁ」というのは、家づくりがギャンブルになっているのと同じ事で、あとで後悔する可能性がとても高くなってしまいます。

住宅会社や工務店選びは、「ここに任せたい」と思える会社と出会うのがとても大切なことになります。

 

では、住宅会社や工務店を選ぶ際、何を気をつければいいのでしょうか?

いくつかチェックしておきたいポイントはありますが、必ずしておきたいのが複数の会社を見るということです。

複数の住宅会社や工務店を見ることで家を見る目も養われますし、会社や担当者との相性の良し悪しというのも実際に話をしてみないと分からない部分もあるからなんですね。

そのため、複数の住宅会社を見るというのは良い家を建てるための必須項目となってきます。

注文住宅に相見積もりは必要?相見積もりをする時の3つのポイント

 

また、家の種類というのは建売住宅、注文住宅と言った分かりやすい分類だけではなく、注文住宅だと思っていたけども実は注文住宅ではなかった何てこともあります。

そのため、あなたの選んだ住宅会社が建てている家はどんなものかを知ることもミスマッチを無くすためにとても大切な事と言えます。

あなたに合っている家はどれ?家は注文住宅だけでは無いんです

間取りを見る目をレベルアップするための知識

間取り

家の間取りは、家づくりの中で大きな楽しみの1つです。

自分の家がどんな家になるのかと思うと、ワクワクしてきますよね。

 

そんな家の間取りですが、家の間取りというのも様々ですし、人によって合う間取りというのは違ってきます。

そんな間取りを見る時のポイントは、「今の生活の不満点は解消されているかどうか」、「家を建てることでモチベーションが上がるかどうか」。

この部分を見ることで、あなたに合った間取りなのか判断ができるようになります。

 

たとえば今の生活でキッチンの使い勝手が悪くて困っていたり、収納が欲しい場所に無くて足りないという不満があるなら、新しい家では快適なキッチンで物が片付くスッキリした家にしたいですよね。

逆を言えば、今の生活の不満点が解消されていないのであれば、新しい家でも今の家でも住んでいてもあまり生活は変わらないことになってしまい、家を建てる価値というのは大きく減ってしまいます。

そのため、まずは間取りの要望を伝える時は希望だけで無く今の家の不満点も伝えるのがポイントとなり、間取りを見る時は今の不満点が解消されているかどうか確認することであなたに合った良い間取りかどうか判断することができるんですね。

その間取り、今の生活の不満は解消されていますか?

 

また、せっかく家を建てるのであれば、やはり毎日の生活は楽しくしたいものです。

そんな楽しさの基準として、「モチベーションが上がるものかどうか」考えて見てみるのが効果的です。

 

例えば家の外観は男性の方がこだわる傾向がありますが、外観を良くするためにはそれなりのコストが掛かります。

そうなると、家の外観を良くしたい旦那さんと外観にあまり興味が無いのでコストを抑えたい奥さんとで意見が違ってくるなんてことも起こることがあります。

旦那さん、奥さんのどちらかが折れるという方法もありますが、それでは何やらウヤムヤになってしまいますし、最悪のケースでは後で「外観にお金を掛けたから〇〇できなかった」などトラブルの火種となってしまうケースも考えられますし、「家に何の愛情も湧かない」なんてことになってしまうのはやはり寂しいものですよね。

そんな時に確認したいのが、外観に力を入れる事で日々の生活のモチベーションが上がるかどうかということ。

 

家に帰ってきた時に周囲の家とは一味違うかっこいい我が家を眺める事で、「明日も頑張ろう」という毎日の活力になってくれるのであれば、それはコストを掛ける価値のあるものですし、奥さんも納得した上で家づくりを進められるようになります。

一方、どうせなら外観がかっこいい方が良いというように、そこまで明確にモチベーションが上がる訳で無いのであれば、他にモチベーションが上がることにコストを掛けた方が価値のある家になります。

家づくりは予算があるものですが、このように日々の楽しさを意識することで何に予算を掛けるかが分かるようになりますし、またあなたの人生を豊かなものにしてくれるんですね。

それはモチベーションが上がるものですか?家の優先順位で迷った時に考えたいこと

 

 

その他、家の間取りと言っても間取りをつくる人次第でできる家に大きな差ができます。

話をしっかり聞いてくれて疑問点に答えてくれる。

言われたことをただ図面にするだけで無く、プロとしての提案がある。

このような担当者と家を建てることができれば、家づくりはグッと成功に近づきます。

まずは、あなたに合った設計担当者なのか、そしてあなたが建てたい家を理解してくれる担当者なのかどうか。

このことも頭の中に入れておきたいですね。

営業マンの作る間取りと設計士が作る間取りの違い

危険な間取りの3つの特徴。あなたの設計担当者はこんな人ではないですか?

設計士さん次第で、どうしてこんなにも違うの?その理由をお答えします。

まとめ

今回は家を建てたいと思った時に知っておいて欲しい情報や知識についてお伝えしました。

 

昔と違い、今は情報が溢れ返っています。

少し前に世間を騒がせたDeNAのWELQ問題(信ぴょう性のない健康に関する記事を量産していました)もそうですが、会社ぐるみで何の経験もない素人のライターを使って他のサイト内容をパクって記事にするということも普通に行われています。

(ちなみに当サイトも記事を盗用されています)

でも、そんな記事はウソかホントか分からない怪しい情報をまき散らしているだけで何の価値もありません。

 

そうなってくると、どれだけ有意義な情報を得ることができるかが重要になってくるんですね。

 

家づくりは人生の一大イベントなので、本来は楽しいものであるべきです。

反対に、あとで後悔するなんていうのは、とてももったいないことですよね。

 

そして家づくりを楽しむ方法は簡単。

それは家づくりの正しい情報と知識を先に身につけてしまう事です。

ぜひ家づくりの見る目をレベルアップして、楽しく家づくりをしていきましょうね。

 

では。

 

建築士が実際に見てきた全国の優良工務店を掲載。

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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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