家の防犯はどうすればいい?7つのオススメ防犯対策

「家を建てる時に防犯のことが気になるのですが、1F寝室にする場合(寝室に限らず)の防犯上のアドバイス等、教えていただけると嬉しいです」

読者さんからこのようなリクエストをいただきました。

確かに家はただ住むだけでなく家族を守るというのも家の重要な役割になってくるので、家の防犯はそうしても気になる項目ですよね。

 

では、どうすれば防犯に強い家にすることができるのでしょうか?

今回は家の防犯を考える時のポイントについて詳しく見ていきたいと思います。

それではどうぞご覧ください。

泥棒はどんな手口を使うのか

まず最初に、泥棒はどんな手口を使って窃盗に入ってくるのか見てみましょう。

泥棒の手口として一番多いのは空き巣。

そして、空き巣の中でも「カギのかかっていないドアや窓からの侵入」が空き巣の手段として1位になっています。

幼稚園のバスの見送りなど、ちょっとしたスキに家に入られてしまうことがあるんですね。

そのため、少しでも家を離れる時でも窓やドアにカギを掛けることを習慣にするのが防犯対策の第一歩となります。

 

次に空き巣の手口として多いのが「窓のガラス破り」。

窓は家の中に光や風を入れてくれますが、その分防犯面では弱点となってしまうこともあるんですね。

では、窓の防犯についてはどのようにすればいいのでしょうか?

まずは窓の防犯対策について見ていきましょう。

窓の防犯対策

家の窓3

防犯について考える時に一番大きなポイントになるのが開口部となる「窓」です。

ただ、一言で「窓」と言っても、家に侵入されやすい窓、侵入されにくい窓があります。

では、家に侵入されやすい窓、侵入されにくい窓とはどういう窓なのでしょうか。

 

まずは窓のサイズという観点で見てみると、住宅の性能評価という基準の中では、次のように防犯上の窓の大きさの基準が書かれています。

  • 400㎜×250㎜の長方形
  • 400㎜×300㎜の楕円形
  • 直径が350㎜の円

上に書いてある大きさ以下の窓であれば、人が侵入することができないんですね。

窓のサイズで言えば、幅20㎝ほどの窓であれば、人は通り抜けることができないので防犯上有効な窓となります。

細長い窓であれば人が入ることができないので、それだけ防犯上有効になるですね。

スリット窓

反対に言えば、道路や近所からよく見える窓なら別ですが、外からあまり見えない奥まった位置に大きな窓を付けるのは防犯の観点から言うと弱点になりがちです。

そのため、防犯を考慮した家にする場合は細長い窓を中心にして風通しと採光を考慮しながら窓を決めていくのが防犯を考えた時の基本的な窓の計画となります。

 

また、窓の高さを調整するのも防犯に効果的です。

window

一般的な窓の高さは、窓の上端が床から2mの位置につくことが多いですが、この窓の高さをできるだけ高い位置に付けると防犯に効果的となるんですね。

 

一般的な天井の高さは床から2.4mほど。

その部屋の天井一杯に窓をつけるとすると、通常は1階の床は地面から60㎝ほど高くなっているので、窓の上端は地面から見ると3mの位置になります。

結構な高さですね。

 

侵入に5分かかると7割の泥棒はあきらめると言われています。

窓の高さがあるだけでも侵入するのに手間がかかるようになるので、先ほどの人が通れないサイズの窓と上手く組み合わせながら光と風を入れていきたいですね。

この場合の注意点としては、ブロック塀など簡単に足場になる物が近くにあれば効果は少なくなるので、できるだけ足場となるものが少ない外構計画にするのがポイントです。

面格子と防犯ガラス

サーモスⅡサッシ一覧Photo:http://webcatalog.lixil.co.jp/

窓の防犯を考えるとき、面格子と防犯ガラスを使うという方法も考えられます。

面格子がついている家はよく見かけますね。

特に水まわりの窓は面格子が付いている家が多いです。

 

面格子のメリットを見てみると、面格子があるので外から見た時に防犯対策がしてあると一目で分かることです。

そのため、開けるのに手間のかかる面格子の窓は狙われにくくなる傾向があるんですね。

 

一方、面格子の注意点としては、面格子によっては外からすぐに取り外せてしまうものなんかもあります。

そのような面格子の場合、防犯上のメリットはなく、ただの飾りになってしまうんですね。

防犯のために面格子をつける場合、面格子の性能次第で効果は変わってくるので注意が必要です。

(防犯面を考えると、よくあるアルミ製ではなく、ステンレス製の面格子などは効果大です。)

 

それでは次に、防犯ガラスについて見てみましょう。

 

最近では窓には防犯ガラスが標準装備という家もよく見かけるようになりました。

防犯ガラスというと、何となく防犯に効果がありそうな窓のように感じますが、実際に防犯ガラスと普通のガラスでは何が違うのでしょうか?

防犯ガラスと普通のガラスの大きな違いは、ガラスが割れると飛び散るのか、ガラスが割れても飛び散りにくいのかという違いです。

防犯用ガラスの中には特殊な防犯膜が使用されており、その防犯膜が強力に接着しているのでガラスが飛散しにくいんですね。

防犯ガラス

Photo:http://www.ykkap.co.jp/products/window/glass/security/

そのため、窓ガラスを防犯ガラスにした家に侵入しようとした場合、ガラスを割って侵入するのに時間がかかってしまので、空き巣や泥棒に対してとても効果的なガラスとなるんですね。

そのため泥棒が侵入がしやすい1階の窓ガラスには、防犯ガラスを使用しておきたいですね。

(断熱性能をかなり重視した窓の場合、防犯ガラスがラインナップに無い場合もあります)

 

最後に窓関連ということでシャッターについて見てみましょう。

シャッターは防犯上ある程度効果的ですが、シャッターがあるだけで防犯が完璧となる訳ではないので注意が必要です。

理由は面格子と同じようにシャッターも外から開けることができるからです。

 

また、シャッターがずっと閉まっていると留守にしていると思われやすいですし、外出の時だけシャッターを閉めるという習慣があると、留守にしているのが逆に分かりやすくなってしまうということもあります。

シャッターを付ける時は、シャッターの開け閉めがパターン化しないように気をつけたいですね。

 

ちなみに、窓ガラスや面格子、シャッターなどの防犯性能を知る場合の目安となるのが「CPマーク」と呼ばれる物です。

「CPマーク」とはこんな感じですね。

防犯基準をクリアしたものにだけCPマークが付けられているので、できる限りCPマーク付きの物を使いたいですね。

防犯砂利を使用する

アイリスオーヤマ 砂利 防犯砂利 防草 40L ホワイト

家の外周部は外構工事の時に雑草が生えないように防草シートを敷くことが多く、その上に砂利を敷き詰めて仕上げることが多くあります。

その砂利にもいくつか種類がありますが、防犯対策を考えた時に使いたいのが人が歩くと普通の砂利よりも音が鳴る「防犯砂利」。

除草するのって結構大変、家の雑草対策を教えます。

 

昔のお城では、侵入者を防ぐために廊下を歩くと音がする「鶯張り(うぐいすばり)」という手法が使われていましたが、それと同じように「防犯砂利」を使うことで家の外周を人が歩くと音がするようになるんですね。

もちろん、最近の家では機密性が上がっているので窓を締め切っていると外の音が聞こえないというケースもありますが、窓を締め切っているかどうかは泥棒には判断しにくいので防犯砂利があるだけでも抑止力が働きます。

そのため、特に物陰になりやすい家の裏側なんかは防犯砂利を使っておきたいですね。

人感センサー付きライトを使う

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家の庭や通路部分に人感センサー付きのライトを使うという方法もあります。

人感センサー付きライトというのは、人が通るとセンサーが反応して勝手に電気が付くライトのことですね。

 

一般的には自動で付く便利なライトとして玄関や駐車スペースに使うことが多いですが、家の裏側や物陰になる部分に防犯用として使うことも可能です。

誰かがいるとセンサーが反応してライトが付くので、誰かがいるかどうか分かりやすくなるんですね。

センサー付きライトは物陰の防犯対策として、防犯砂利と共に有効な手段となります。

センサー付きエクステリア照明の3つの魅力

オープン外構にする

高い塀や植栽で隠れるところがある家は、空き巣や泥棒にとって格好の狙い目となります。

庭に1度侵入してしまえば身を潜めやすくなりますし、周りの目を気にすること無く窓を壊したりして家に侵入できるようになってしまうんですね。

 

そのため、庭の中で人目に付きにくい部分をどれだけ減らすか。

このあたりが防犯を考えた時の外構計画で重要になってきます。

一方、オープン外構と言うことはプライバシーも減少することに繋がるので、例えば塀は格子状にして完全に目隠しはしないけども、誰かいれば気配は分かるようにするなど、防犯と快適性のバランスを取りながら外構をつくりたいですね。

ホームセキュリティーを利用する

ここまで見てきた物理的な防犯対策以外に、SECOMなどのホームセキュリティを利用して防犯対策をするという方法も効果的です。

侵入者があると自動で警備会社が駆けつけてくれるんですね。

(実際に私も誤ってSECOMを作動させてしまったことがあるんですが、アレはホントに焦ります)

また、ホームセキュリーティの防犯マークがあるだけでも防犯効果が見込めます。

 

ホームセキュリティは家が完成してからでも後付けで取り付けることもできますが、できればホームセキュリティは家を建てる時に一緒に導入するのがオススメです。

配線工事の時に打合せをしておけば、配線も目立たない状態で取り付けをしてくれるので家の中をスッキリした状態でホームセキュリティを取り付けることができるようになるんですね。

 

一方、ホームセキュリティのデメリットは毎月の固定費がかかること。

毎月のホームセキュリティの費用を負担とみるか、防犯のための保険とみるか、このあたりがホームセキュリティを導入する時のポイントとなってきます。

防犯対策にもう1つ大切なこと

最後に、防犯対策のために大切なことをもう1つ。

防犯対策を考える時、地域のコミュニティというの大きな効果を発揮してくれます。

泥棒は空き巣に入る前に必ず下見をすると言われています。

最近では昔と比べて近所づきあいが少なくなってきていますが、知らない人がウロウロしていても誰も気に留めない地域というのは泥棒にとっては都合がいいんですね。

逆を言えば、住んでいる人の交流が多い地域は泥棒が入りにくい場所とも言えます。

 

また、家の周りが散らかっているなど、だらしない印象を与えてしまう家も防犯意識が低い家と思われがちです。

まずは泥棒が入るのを「ためらう」ように心がける。

家の防犯対策を考えるときは、この点をしっかり意識しておきたいですね。

まとめ

今回は家の防犯対策について見てきました。

家づくりの中でも防犯対策というのはイロイロあります。

1つだけでなく、いくつかを上手く組み合わせながら上手く防犯対策をしたいですね。

 

また、防犯は意識するだけでも泥棒や空き巣に狙われにくくすることができます。

常日頃から防犯については意識しておきたいですね。

では。

 

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

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家の防犯対策はどうすればいい?

  • 開口部、外構などの防犯対策を上手く組み合わせて防犯対策を取る。
  • ホームセキュリティに依頼するという方法も効果的。
  • 日々、防犯に配慮しておくことで泥棒に狙われにくい家になる。