危険な間取りの3つの特徴。あなたの設計担当者はこんな人ではないですか?

exhausted businessman sleeping over his laptop

「ホンマにこの家建てるの?」

 

最近、間取りを見ていてよく思うことです。

それだけ生活したら不便な生活をするのが目に見える間取りなんですね。

 

間取りが「良い家」になるのも、「ホンマにこの家建てるの?」となるのも、設計者次第で変わってきます。

そこで今回は、今までの私の経験と、これまでお問い合わせいただいた間取り相談の内容から、満足いく間取りができない「危険な設計者の特徴」についてお話したいと思います。

それではどうぞご覧下さい。(すでに工事着工中や家が完成済の方は閲覧ご注意ください!)

危険な設計者の特徴

まず、危険な設計者の特徴は大きく分けて3つあります。

その3つとは、

「受け身であること」「営業マンが間取りをつくる」「話を聞かない」

以上の3つです。

 

それでは、「受け身であること」から詳しく見ていきましょう。

受け身で言った事しか対応してくれない

light-bulb-503881_640

設計者が受け身で言った事しか対応してくれないというのは、間取りが上手くいかない大きな原因となります。

では、受け身な設計者の例を見てみましょう。

 

たとえば、あなたが少し間取り図を描けるとします。(ちゃんとした図面でなく、ざっくりした間取り図です)

設計者と打合せになったので、そのつくった間取りを持って行きます。

そして、「こんなのを考えてみたんだけど」と自分でつくった間取りを参考に、どんな家がいいか話をして打合せは終わりました。

 

そして間取りが出てくる日・・、完成した間取りを見てビックリ!

この前見せた間取りがそのまま清書されて出てきました・・。

 

これは笑い話でなく、普通によく聞く話です。

もちろん、自分でつくった間取りが気に入っていてそのまま形にして欲しいと依頼される場合なんかも極稀にあります。

でも普通は「素人がつくった間取りで参考程度に持って行ったのに、そのまま出てきても・・」って思いますよね。

 

良い所は良い、悪い所は悪いでプロの意見やアイデアを取り入れて間取りを出すのがプロの仕事ですが、「言われたまま出せば問題ないだろう」と考える受け身な設計者だと、ホントに見せた間取りが出てくるんですね。

 

他には、

お施主さん
〇〇を部屋につけたいです。
設計士
分かりました。

こんな良くあるケースにも問題が隠されています。

 

パッと見では意見をよく聞いてくれる設計者に見えますが、これが続くようだと良い間取りにならない可能性がとても高くなります。

「〇〇したい」と聞いた場合、「〇〇は◇◇だからいいですね」とか「〇〇するならもっとこうすれば良いですよ」もしくは「〇〇した場合、△△というデメリットもありますよ」というプロとしての意見やアドバイスを普通は言います。

でも、先ほどのケースだと、受け身な設計者は思考が停止していてただ言った事がそのまま反映されるだけなんですね。

こうなってくると設計者ではなく、ただの製図屋さんと言えます。

 

間取りがしっくりきていないのでアイデアや意見が欲しいのに、こちらから言った事しか対応してくれないのであれば、間取りがよくなる訳ないですね。

もちろん無理な要望や現実的でない要望もありますし、それはそれでデメリットをしっかり説明した上で、お施主さんに納得してもらう必要が出てきます。

この「納得してもらう」部分が抜け落ちているから、間取りに不安を覚えてしまうんですね。

 

このように、受け身な設計士は一見言うことを素直に聞いてくれるのでイイ人に最初は感じてしまいがちですが、実は家づくりでかなり危険な存在なんですね。

営業マンが家の設計をしている

SW_Filipp Kozachuk

次に営業マンが家の間取りをつくっているケースを見てみましょう。

営業マンが間取りをつくっているケースはよくありますね。

ただ、これも家の間取りが上手くいかない大きな原因となります。

 

理由はとても明確です。

営業担当者は数多くの業務をこなした上で、設計をするからです。

営業マンが家の設計をする場合、家の設計は数ある営業の仕事の中の1つとなってしまうんですね。

他に業務がたくさんあるので家の設計にそんなに時間をかける訳にもいきませんし、まともな設計をした事ない営業マンがほとんどです。(ウソのようですが、間取りを書いた事があるくらいの人が設計しているケースもあります)

営業マンでまともな設計ができるのは、元建築士であったり設計センスが抜群にある人などかなり限られてしまいます。

 

営業マンは、家づくり全体を見る力やお金、ローンの事についてはプロですが、設計のプロという訳では無いんですね。

 

家づくりの際、間取りは営業マンがつくるけども、その後に設計士が出てくるケースもよくあります。

細かい打合せは設計担当者が出てきて打合せという仕組みの住宅会社ですね。

でも、本来は間取りあっての細かい打合せなので、間取りが微妙だと良い家にすることは至難のわざと言えます。

 

ちなみに、私もときどき営業マンがつくったプランを元に打合せをすることがあります。

そんな時はどんな流れになるか、よくある例を見てみましょう。

 

①:営業マンがつくった間取りを元に、お施主さんとどんな家にしたいのか色んな話を聞く。

②:話を聞くと、この間取りではやりたい事が叶えられないと判明。

③:要望を元に間取りをつくりなおす。

④:新しい間取りで家づくりをすすめる事に。

 

こんな感じになることがとても多いです。

これまで営業マンのプランのまま家づくりを進めたことは10件に1件くらいの割合でしょうか。

 

 

一方、営業マンがお施主さんの要望を聞いてきて設計士が間取りをつくるという場合もあります。

大手の住宅会社だとこのケースは多いですね。

そんな時、よくある例はこんな感じです。

 

①:要望を見て、疑問に思った事や聞きたい事を営業マンに聞く。

②:「理由は分からない」とか「適当に理由をつける」。

③:とりあえず間取りをつくる。

④:間取りを元に営業が打合せ。

⑤:間取りの修正をする。

以下、何度か間取り修正の繰り返して・・。

 

⑥:詳細の打合せが始まる。

⑦:話を聞くと、この間取りがベストでないと判明。

⑧:要望を元に間取りを修正。もしくはつくり直す。

⑨:新しい間取りで家づくりをすすめる事に。

 

営業マンも建築士の資格を持っている人間も多いですし、住宅業界歴も長い人も多いですが、これが現実なんですね。

「間取りの話に営業マンはいらんやん」って思ったりします。

 

このように、営業マンのつくった間取りで話を進めていくと、微妙な間取りになる可能性が高いのは紛れも無い事実です。

(注文住宅ではなく規格型住宅など間取りに制限が多くある場合だったり、こだわりがほとんど無い場合は営業マンの間取りも有りだと思います)

 

ちなみに、「建築士の資格」を持っている事と「家の設計力」がある事とはほとんど関係ありません。資格があるに超した事はないのかもしれませんが、今まで私が見てきたかぎりほとんど関係が無いように感じます。

建築士と書いてある営業マンがつくった間取りだからといって、腕が保証されている訳ではないんですね。

(建築士の試験には、住宅の実務に使えることはほとんど出てこないんです・・)

 

あと、会社によっては「営業マン」兼「設計士」という営業設計という職種の人もいます。

このような場合、最終図面まで自分の責任で対応しているという人であれば、間取りの信頼度はかなり高いと言えます。

 

最後にもうひとつ。

もし営業が間取りをつくった後、おかしなプランである事に疑問を持たない設計士が担当であったり、わざわざ間取り変更をしないで効率を重視する考え方の住宅会社だとどうなるでしょうか?

私はここにも根深い問題がある気がします。

営業マンの作る間取りと設計士が作る間取りの違い

話を聞く力が無い

alcohol-428392_640

家の設計は、家を建てたい人の話を聞くところから始まります。

要望を書いた紙を設計士が受け取ったとして、それだけで完璧な間取りをつくれる人は「設計の神さま」と言っても過言ではありません。

それだけ家づくりは、どんな家にしたいのかどれだけじっくり話すのがポイントとなるんですね。

 

「〇〇したい」とか「〇〇が欲しい」と紙に一文が書いてあったとしても、理由も分からなければ、いつ〇〇したいのかや、どこで〇〇したいのかは分かりません。

このようなことを聞いているかどうかで、間取りは間違いなく変わってきます。

さらには、話がもっと広がれば「こうすればもっと良いんじゃないか」なんて事もでてくるかも知れないからなんですね。

 

特に営業マンが間取りをつくる場合で多いのですが、

営業マン
家に欲しいものは何ですか?
お施主さん
〇〇と△△です。
営業マン
分かりました。

こんな感じで家の打合せが終わっていませんか?

 

特に間取りをつくる設計者や営業マンには、これは必ず覚えておいてほしい事です。

まとめ

今回は危険な設計者についてお伝えしました。

実は当初、「良い建築士の条件」という形で記事を書こうと思っていました。

でも、ここ間取り相談の内容を見ていると、良い建築士の見極め方よりもダメな間取りができる条件をお伝えしたほうが読者の方の役に立つと思いなおし、今回の記事を書きました。

かなり言いたい放題書いてしまいましたが・・(苦笑)

それだけ世の中には微妙な間取りの家が、数多くあるんですね。

 

もちろん、私も自分のつくった間取りを詳しい話も知らない人にいろいろ言われたくはないので(設計者は誰でもそうだと思います)、間取り相談では変更した方が間違いなく間取りにプラスになることを書くというスタンスを取っていますが、ホンマにこの家建てるの?と目を疑うような間取りを見かけることもあり、その場合はゾーニングからご提案する場合なんかもあります

日本に良い家を増やすをモットーに、せっかくこのブログを読んでもらった読者の方には有益な情報をお伝えしていきますので、皆さんぜひ良い家を建ててくださいね。

では。

 

家づくりで失敗したくない!そんな方こそ、間取りが重要です。

行列ができる間取り診断

営業マンについてはこちらの記事も参考にしてください。

住宅営業マンの役割とは?理想の営業マンの見つけ方

この記事に共感いただける方は、こちらも参考にどうぞ。

設計士さん次第で、どうしてこんなにも違うの?その理由をお答えします。

良い家を建てられる人と、良い家を建てられない人の違い

200記事を超えたので、最近多い相談内容をご紹介します

理想の家って何?私がブログを始めた理由

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

まるで教科書!理想の家をつくる方法【絶対保存版】

土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】

家を建てる会社を探しているあなたへ「失敗しない工務店の選び方」無料プレゼントしています。

「プロが教える!!失敗しない工務店の選び方」

今日の問題解決

危険な設計者の3つの特徴って何?

  • 受け身で言った事しか対応してくれない。
  • 営業マンが家の設計をしている。
  • 話を聞く力がない。