インナーバルコニーのメリットとデメリットと失敗しない作り方

あなたはインナーバルコニーと聞いてどんなバルコニーを想像しますか?

 

インナーバルコニーとは簡単に言うとバルコニーの上に屋根がついているバルコニーのことを言います。

実はバルコニーに屋根が付くだけで印象は大きく変わりますし、使い方というのも普通のバルコニーとはまた違った使い方ができるようになります。

そこで今回は、インナーバルコニーのメリットとデメリットとインナーバルコニーを作る時の注意しておきたいポイントについてご紹介したいと思います。

家づくりを考えている方はぜひご覧ください。

インナーバルコニーのメリット

インナーバルコニーPhoto:http://www.harada-kensetsu.com/

インナーバルコニーは雨が降っても大丈夫

インナーバルコニーの一番のメリットは、雨が降っても使えるという事です。

インナーバルコニーには屋根があるので天候に左右せずにバルコニーを使えるようになるんですね。

そして、バルコニーの上に屋根があるということは実は思っているよりもかなり便利なことが多いんです。

 

例えば、マンションに住んだ事がある方なら経験があると思いますが、マンションのバルコニーには屋根が付いています。

上の階のバルコニーが屋根の変わりになっているからなんですね。

そのため、洗濯物を干していても風が強くない限りはすぐには濡れませんし、バルコニーに物を置いておいてもすぐに錆て痛んでしまうなんて事がありません。

特に共働きで急に雨が降ってきても洗濯物を取り入れることが難しいご家庭や、毎日天気を気にしながら洗濯物を室内干しにするかバルコニーに干すか悩んでいる方にとってはインナーバルコニーはとても強い味方になってくれます。

 

実際にマンションに住んでた人が家を建てる場合、インナーバルコニーのようにバルコニーの上に屋根が欲しいという人がほとんどです。

インナーバルコニーを一度使ってみると、かなり使い勝手がよいバルコニーである事が分かるんですね。

天気を気にしなくてバルコニーが使える。

これはインナーバルコニーの一番の魅力と言えます。

 

インナーバルコニーは部屋のように使える

インナーバルコニーをつくった人は、「外なのに家の中のように使える不思議な空間」とおっしゃる方が多いです。

特に奥行きのある広めのインナーバルコニーをつくってあげれば、洗濯物を干すだけで無く、椅子やテーブルを置いてちょっとした屋外スペースとして使えるようになります。

外に出て寛げる場所があるというのは気持ちがいいものですよね。

 

ちなみに、バルコニーを作る時はその大きさのバルコニーを作っても無駄にならないかどうかというのが一番のポイントになります。

やはりお金をかけてせっかく作った物なのに使われないということ程もったいないことは無いですよね。

その点、インナーバルコニーは屋根があるので部屋のように使えるため多目的に使うことができ、使用頻度は普通のバルコニーよりも高くなります。

さらには部屋とインナーバルコニーの一体感を出すことで部屋から続いた半屋外のプライベートなスペースにすることも可能です。

 

部屋から一歩出れば周りを気にせず風に吹かれながらお酒を飲んだり読書したりできるスペースがある。

これもインナーバルコニーの魅力です。

その他では、インナーバルコニーを通って他の部屋に行ける、またはインナーバルコニーの奥にさらに部屋が広がっているなどインナーバルコニーを中庭のような非日常空間を演出するように、インナーバルコニーで部屋と部屋をつなぐ役割を持たせてみるなど間取りで遊んでみるのも楽しいですね。

インナーバルコニー

Photo:http://tagle.jp/house/smf00000050018

 

2階リビングとの相性抜群

2階リビングとインナーバルコニーの組み合わせというのはベストの組み合わせです。

リビングの近くにインナーバルコニーがあれば、リビングにいる時に見た目も広く見えますしインナーバルコニーをリビングの延長のようにも使うことができるようになります。

また、リビングにインナーバルコニーがあることでインナーバルコニーが庭のようにも使えるようになるんですね。

 

そうなると、バルコニーにソファやテーブルを置いてゆったりするのも良いですし、気持ちいい季節にはインナーバルコニーでご飯を食べるのも楽しいですね。

また、大きな観葉植物を育てればインナーバルコニーだけでなくリビングにも彩りを与えてくれますし、天井にハンモックを吊るすフックを取り付けておけばインナーバルコニーでハンモックに揺られる時間を過ごすこともできます。

 

このようにインナーバルコニーが2階リビングと一続きになることで使い道はグッと増えるんですね。

さらには人が集まるリビングから気軽に出ることができるので使用頻度も多くなります。

(この使用頻度が高いのが重要です。使わないインナーバルコニーほどもったいないのはありませんよね)

このように、リビングとインナーバルコニーが近いと、インナーバルコニーが大活躍します。

【保存版】2階リビングまとめ

 

ちなみに、2階リビングとは反対に1階リビングなのに2階に広いインナーバルコニーがあると、もったいない事になるケースが多いです。

洗濯物を干すぐらいにしか使われず使用頻度が低くなってしまうからなんですね。

そのため、1階リビングで広いインナーバルコニーをつくる場合、どうしてインナーバルコニーをつくるのか、また本当に使うのかをしっかり考えてからつくるのが重要と言えます。

インナーバルコニーのデメリット

ここまでインナーバルコニーのメリットを見てきましたが、インナーバルコニーにはデメリットもあります。

それでは次にインナーバルコニーのデメリットについて見てみましょう。

 

普通のバルコニーより価格が高くなる

インナーバルコニーのデメリットを挙げるとすると、インナーバルコニーは普通のバルコニーよりも価格が高くなることが挙げられます。

インナーバルコニーの価格が高くなってしまう一番の要因としては、バルコニーの上に屋根が必要となってしまうからです。

 

また、1階の部屋の上にあるバルコニーのことを「ルーフバルコニー」と言うのですが、「ルーフバルコニー」もコストが上がる要因です。

インナーバルコニーをつくる場合「ルーフバルコニー」となる事が多いので、あまり広いインナーバルコニーをつくるとビックリする価格になる事があるので注意してくださいね。

その他インナーバルコニーを囲む外壁なども意外とコストが上がるもの。

目安としてはインナーバルコニーも坪単価と同じ、もしくは少し高いくらいが一つの目安となります。

坪単価の計算方法とプロでも知らない注意点

 

インナーバルコニーの配置を気をつけないと部屋が暗くなってしまう

インナーバルコニーは屋根があるので雨に濡れない変わりに、屋根によって光も遮られてしまいます。

インナーバルコニーの配置によっては部屋が暗くなってしまうことがあるんですね。

 

そのためインナーバルコニーを付けるなら、部屋への影響が少ない場所に配置するよう注意が必要です。

また、インナーバルコニーが広い場合は、トップライトを付けて明かりを取り入れる方法も有効と言えます。

インナーバルコニーのトップライト

こんな感じですね。

トップライトは普通は家の中の明かり取りのために付けるものですが、インナーバルコニーに使って光を取り入れるということもできます。

その他、インナーバルコニーの手すりを圧迫感の無い物にするなど明るさを確保する方法はいくつも考えられるので、少しでも暗い雰囲気のインナーバルコニーにならないようにしておきたいですね。

 

構造、間取りにしばりができる

インナーバルコニーはバルコニーの上に屋根を掛けるので、構造や間取りに制約が出てきてしまいます。

屋根を支える必要があるからなんですね。

部屋と同じように屋根の部分が大きければ大きい程、屋根を支える壁や柱が必要となってきます。

このあたりは、間取りと設計者のセンスに寄るところが大きいですので、開放的なバルコニーにしたい場合は注意が必要です。

 

特にインナーバルコニーの印象を決める部分は、天井の作り方、天井の仕上げと床材、手すりです。

このあたりをいかにキレイに作ることができるか、それともただ屋根が付いたバルコニーとして作るのかでインナーバルコニーの雰囲気やオシャレさというのは物凄く変わってきます。

私(建築士)もインナーバルコニーを作る時は、屋根の掛け方や屋根を支える構造材が出てきて天井が凸凹しないようにできるかどうか、また部屋の中からの見た目などかなり神経を使う部分になります。

そのためインナーバルコニーは普通の部屋を作るよりも全然難しいです(笑)

デザイン性の高いインナーバルコニーにする場合は、上記の部分は特に意識しておいてくださいね。

まとめ

今回はインナーバルコニーのメリットとデメリットについてみてきました。

インナーバルコニーは普通のバルコニーには無いメリットを多く持っています。

その一方でインナーバルコニーはコストも必要となってしまうので、闇雲につくるのではなく何故インナーバルコニーが必要なのかをよく考えると失敗が少なくなります。

つくる理由が明確だと、どこにどれくらいの広さのインナーバルコニーをつくれば良いかも見えてくるんですね。

 

インナーバルコニーはバルコニーをただ洗濯物を干す場所とするのではなく、バルコニーを楽しむ場所へと変えてくれるのがとても大きな魅力です。

インナーバルコニーは住む人の使い方次第で色んな使い方がありますし、使い方それぞれで違う表情を見せてくれます。

どんな風にインナーバルコニーを使うか色んなイメージを膨らませながら、皆さんも素敵なインナーバルコニーをつくってくださいね。

では。

 

バルコニーはこちらも参考にしてください。

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インナーバルコニーのメリットとデメリットって何?

メリット

  • インナーバルコニーには屋根があるので天気を気にせずにつかうことができる。
  • 部屋のように使えるので、使い方の幅がとても広がる。
  • 2階リビングと相性が良くインナーバルコニーを庭のように使える。

デメリット

  • 屋根があるためインナーバルコニーの配置によっては部屋が暗くなる。
  • インナーバルコニーを作るためのコストが高い。
  • 屋根を掛けるために構造上の制約がある。