名前の通り、まーるい形をした「丸テーブル」。
ダイニングテーブルといえば長方形の四角いテーブルを思い浮かべる方も多いと思いますが、丸テーブルもオシャレなダイニングテーブルとして人気のテーブルです。
では、そんな丸テーブル。実際の使い勝手はどうなのでしょうか?
ダイニングテーブルはそんなに買い換えるものではないので、折角なら特徴を知った上で満足いくテーブルを選びたいですよね。
そこで今回は、丸型のダイニングテーブルのメリットとデメリットについて見ていきたいと思います。
丸テーブルのメリット
それではまず、丸テーブルのメリットから見てみましょう。
丸テーブルの大きなメリットとしては次の3つ。
- 部屋がやわらかい印象になる。
- 丸テーブルは意外と場所を取らない。
- 丸テーブルは会話がしやすい。
この3つが丸テーブルのメリットであり、魅力なんですね。
それでは具体的に丸テーブルのメリットを見ていきたいと思います。
部屋が柔らかい印象になる
丸テーブルの魅力としては、やはりその丸みからくる柔らかい雰囲気というのは大きなメリットになってきます。
角のない丸テーブルがあるだけで、部屋の印象というのは大きく変わってくるんですね。
その理由は、家の中というものは意外と丸い物というのが少なく、直線的な物が多いためです。
例えば部屋の形もそうですし、キッチンなどの設備や家具家電も四角いものが多いですよね。
そんな中、ダイニングというLDKの中でもよく目立つ位置に丸テーブルがあることで、部屋全体の雰囲気が柔らかくやさしい雰囲気を生み出してくれるんですね。
また、丸テーブルはキッチンや壁にくっ付けるのではなく、部屋の真ん中に置かれることがほとんど。
四角いテーブルは直線的なので壁にくっ付けやすいですが、丸テーブルには直線部分がないので部屋の真ん中に配置れることが多いんですね。
そのため丸テーブルを置くと丸いシルエットが強調され、より柔らかい雰囲気を生み出してくれます。
その他、ダイニングテーブルというのは子供にとってはちょっと怖いもの。
小さい頃にテーブルの角に頭をぶつけて痛い思いもしたという方も多いのではないでしょうか?
子供にとってダイニングテーブルは顔や頭の高さに来ることが多いですが、丸テーブルは角が無いので大きな怪我につながりにくいんですね。
そんな子供にやさしい作りになっているのも丸テーブルの魅力です。
また、丸テーブルだとテーブルを中心にクルクル廻れる動線ができるので子供たちもテーブルを中心に遊びやすく、それも柔らかい雰囲気が出る一因となってくれます。
→その間取りは動線が考えられていますか?家の間取りと動線について
ちなみに、丸テーブルを選ぶ場合はやはりガラス製の物よりも柔らかい雰囲気にマッチする木製の物が合います。
丸テーブルは形は似ていても、細かい作りが結構違うテーブルが多いので、好みのデザインの丸テーブルを選んでみるのも楽しいですよ。
Photo:https://wazawaza.or.jp/daikunote/is-4-i-round-table/
丸テーブルは意外と場所を取らない
Photo:https://www.furnituredome.jp/special/dining_table_2016/
丸テーブルというと、何となく広いスペースが必要のように感じてしまいますが、実は丸テーブルは意外と省スペース。
同じ6人掛けのテーブルでも丸テーブルの方がコンパクトなので、ダイニングスペースがゆったりするんですね。
特にコンパクトなLDKにする場合は、丸テーブルを使うと効果的面です。
実際に住宅雑誌などの「小さな家」特集などを見てみると丸テーブルが多く使われており、テーブルのサイズ感を見てみるのも楽しいですよ。
また、丸テーブルが活躍するのが大人数で使うという場合。
例えば同じ6人掛けのテーブルでも、四角いテーブルだと6人ぴったりしか座れませんが、丸テーブルだとちょっと間を詰めれば1人や2人は座ることができます。
丸テーブルだと人数を柔軟に対応しやすくなるんですね。
そのため、来客が多い家庭や、よく誰かが遊びに来るという場合は、ラウンドスツールなどの邪魔にならない椅子を用意しておくだけで柔軟に対応することができるのも大きな魅力です。
丸テーブルは会話がしやすい
丸テーブルではみんなの顔が見渡せるので、会話がしやすいという効果もあります。
四角いテーブルだと離れた人の顔をみたり会話をするのは難しいですが、丸テーブルだとテーブルに座っている人との距離感が程よく近いので会話がしやすいんですね。
これは言い換えると、丸テーブルに座るだけで「集まっている一体感」を簡単に出すことができるという事になります。
そのため家族の一体感を出すのにも丸テーブルは効果的なんですね。
昔のちゃぶ台が現代では丸テーブルに変わったという感じですね。
その他にも、丸テーブルには上座や下座という上下関係が無くなるので、コミュニケーションが取りやすように丸テーブルをミーティングで使っている会社も多くあるなど、丸いからこそ生まれる効果もあります。
また、どこからでも座れるので丸テーブルには人が集まりやすく、求心力があるというのも丸テーブルの大きな魅力です。
丸テーブルのデメリット
それでは次に、丸テーブルのデメリットについても見ておきましょう。
丸テーブルのデメリットとしては、テーブルが丸いため一人分のスペースが狭くなってしまうことが挙げられます。
四角いテーブルだとランチョンマットを敷いても問題ないことがほとんどですが、丸テーブルの場合はランチョンマットの一部が重なってしまうこともあるんですね。
たとえばこんな感じです。
Photo:http://www.crapo.jp/jirei/table/t_124/t_124.htm
丸テーブルは省スペースなテーブルですが、その分だけ一人分のスペースというのもコンパクトになるんですね。
そのため、丸テーブルは中華料理のように大皿を何人かで取り分ける場合は取りやすいので便利ですが、それぞれに料理を用意する場合は狭く感じてしまうことがあります。
丸テーブルにはこのような特徴があるので、丸テーブルを選ぶ際は実際に現物を見てどれくらいのサイズ感の物なのか。
また、実際に一人分のスペースはどれくらいのスペースになるかを確認しておくと安心なんですね。
後悔しない丸テーブルの選び方
それでは最後に、丸テーブルを選ぶ際のポイントについても見ておきましょう。
まず、丸テーブルの素材についてはできるだけ家に合わせるのがベスト。
そのため、間違いなく合うのが木製の丸テーブルで、モダンな家などかなりスタイリッシュさを求める場合はガラス製などの丸テーブルも選択肢にという感じになります。
また、丸テーブルを選ぶ際に見ておきたいのが脚の位置です。
脚が真ん中にあれば邪魔になりにくく、
その他、丸テーブルは元々省スペースなので、丸テーブルを選ぶ際は少し大きめのサイズの丸テーブルを選んでおくというのも効果的ですよ。
あとは、丸テーブルの場合に見ておきたいのが脚の位置です。
脚が真ん中に1本であれば邪魔になりにくい反面、安定性は少し欠けるので片側に体重をかけると揺れてしまうことも。
その一方、脚が増えるほど安定感は増しますが、人が多く座ると少し邪魔に感じてしまうこともあります。
ちなみに、個人的にはダイニングテーブルは毎日使う物なので安定感を重視して脚は4本くらいに、イレギュラーな大人数で使う時はできるだけ脚が邪魔にならないように座るくらいのスタンスが1番バランスが良いと感じています。
その他、大人数で使う時は広げられるような丸テーブルにするという方法もあります。
Photo:https://www.receno.com/pen/receno-product/u7/2019-08-06.php
必要な時に広げられるので、用途の幅をより広げる事ができるんですね。
ダイニングテーブルで人が集まる事が多い家庭や、ダイニングテーブルで仕事や作業をする事があるという場合はこのような伸長式の丸テーブルを選ぶというのも効果的ですよ。
まとめ
今回は丸テーブルについて詳しく見てきました。
丸テーブルは今回見てきたようにいろんな魅力があるんですね。
ただ、ダイニングテーブルというと四角いテーブルの物が多く、丸テーブルという選択肢があるという事を知らなかったという方も多くいらっしゃいます。
テーブルの大きさや形というのは、その家庭の生活スタイルやインテリアによって合う物というのは違ってきます。
四角だけでなく丸テーブルという選択肢も頭に入れておくだけでも、あなたに合ったダイニングテーブルを見つけやすくなるんですね。
ダイニングテーブルは毎日使う物で人が集まる場所です。
ぜひ素敵なダイニングテーブルを選んでくださいね。
では。
ダイニングについてはこちらも参考にしてください。
→ダイニングの広さはどれくらいが最適?LDKの広さ別に比べてみました
インテリアが興味がある方はこちらも参考にしてください。
→お洒落な家具や雑貨が見つかるおススメのインテリアショップ14選
→おすすめの名作チェア12選 + おしゃれな椅子をご紹介します
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