建築士が教える家づくりの本音の話 よもやま話

家や部屋によって運気がアップする!?建築士が見てきたホンネをお話します

「住む家や部屋で、人の運気って変わるの?、家相や風水に合った家にした方がいいの?」

建築士という職業柄、このような質問を時々聞かれることがあります。

実際にいろんな家や部屋を見てきましたし、新しく家を建てたりリフォームをして生活がどう変わったかというお話もよく聞かせてもらいます。

そんな中で思うのは、「住む家や部屋によって少なからず人は変わる」ということです。

 

あなたの最近の運気はどうですか?

運気がいい方もいると思いますし、ちょっと調子が悪いなと思う方もいると思います。

もしかしたら、それはあなたの住む家や部屋が影響しているかもしれません。

今日はそんな話をしたいと思います。

家(部屋)で運気が変わる

運気アップ

まず最初にお伝えしておきたいのですが、私は占いや風水、家相というのはあまり信じません。

建築士という仕事柄、家相や風水について基本的な知識は頭に入っていますが、家相や風水を特段意識して家づくりをするべきだと思っている訳ではないんですね。

家相に合った間取りにした方がいいの?読者さんの質問にお答えします。

「占い」の先生に家の間取りを見てもらうと、家はどうなるの?

 

その理由としては、「家相」は昔の建築基準法と呼ばれるくらい理に叶った部分も多いのですが、性能が大きく向上した現代の家に無理に当てはめてしまうと生活しづらい間取りになることが多く、その敷地条件に合った家にする方が良い家が建てられる可能性が高いからです。

 

そんな現実的な私ですが、家や部屋次第で住む人の運気は変わると思っています。

(ちなみに、霊感のような物は私に全くありません)

 

家の場合は持ち家もそうですし、賃貸でも同じです。

また、家ももちろんですが、日頃過ごす部屋によっても運気は変わるケースも多くあるように見受けられます。

 

さらには、家だけでなく土地も運気がアップしそうな土地、運気が下がりそうな土地というのもあります。

何となく嫌な感じがしたり、日があまり当たらず辛気くさい感じがする土地ってありますよね。

そのような土地で家を建てる場合、より家のつくり方というのが重要になってきます。

 

辛気くさい土地にパッとしない家の中も暗い家をつくってしまうとさらに辛気くさい雰囲気になってしまうので、土地がいまいちパッとしない時は、土地の負のオーラを和らげるような光が入る明るい家を目指す必要があるんですね。

 

では、なぜ家や部屋が運気に影響するのでしょうか?

考えられる理由を見ていきましょう。

何で家が運気に影響するのか

運気

それでは、どうして家が運気に影響するのか考えてみることにします。

 

占いなどによっては、方角や時期が重要な場合がありますが、私は占いの専門家でも何でもないので、単純に部屋が人に与える影響に付いて考えてみたいと思います。

 

まず、家や部屋は毎日生活する場所です。

日常と切っても切り離せない場所ということですね。

 

日頃過ごす部屋というのは、光の入る明るい部屋で過ごしていれば気持ちは晴れ晴れしますし、落ち込んでいても「何とかなるか」という気持ちになりやすいと言えます。

日光を浴びることで精神を安定させて幸福を感じやすくする「幸せホルモン」が分泌され、気分が安定する効果も期待できます。

 

一方、どんよりした家や部屋で生活していれば気分よく帰ってきたとしても、何か気持ちが重たくなってしまいますよね。

(余談となりますが、先日テレワークで外出せず、あまり光の入らない部屋で毎日仕事をしている人に会うことがありましたが、表情を見ると負のオーラを醸し出していました。そしてその後、外に出るようになって元の表情に戻って行きました)

 

同じように、掃除が行き届いた部屋にいれば気持ちがスッキリしますし、物が散らかっている部屋にいれば意味もなくイライラすることもあります。

また、オシャレな部屋がいいなと思うのは見ていて気持ちがプラスに作用するからいいなと感じるのであって、汚い部屋がいいなと思う人はほとんどいませんね。

雑多な部屋が好きな人以外、居心地がいいと思えないからです。

 

これがどういう影響を与えるかを考えると、特に毎日生活する場所であれば、潜在意識に部屋の印象が刷り込まれてしまうことが挙げられます。

プラスのイメージなら部屋にいることで気持ちがプラスに。

マイナスのイメージなら部屋にいることで気持ちがマイナスに引っ張られやすくなってしまうんですね。

もちろん、気持ちの問題なので必ずしもそうなるという訳ではありませんが、少なくとも気持ちがプラスになりやすいか、マイナスになりやすいかについては住環境が影響してきます。

 

その結果、気持ち良い家や部屋というのは気持ちが前向きになるので運気がアップしやすくなりますし、どんよりとした空気の部屋では気持ちが後ろ向きになるので運気が下がってしまう可能性が高くなってしまいます。

 

このように、住む家や部屋次第でその人の持つ運気という物は大きく変わってくる可能性があることが考えられます。

 

日頃付き合う人次第でプラスの影響を受けることもあればマイナスの影響を受けることがあるのと似ていますね。

 

そのため間取り診断でも安易に暗くなる部屋やスペースを作っている家があると、物凄く気になってしまいます。

「ホントに毎日ここで生活するの?」って思ってしまうんですね。

 

家のつくりもそうですし、物が片付かない家だといつも散らかった家になってしまい、気分よく過ごす家とはほど遠くなってしまいます。

人の動線がおかしな家なんかもそうですね。

その間取りは動線が考えられていますか?家の間取りと動線について

 

やはり運気をアップしたいと思うなら、パワースポットなどで時には神頼みも有りだと思いますが、少なくとも日頃生活する場所は気持ちよく感じるような場所にしておきたいですね。

 

実際に、私は仕事もプライベートも住む家や部屋によって順調にいくかどうかが全然違うので、変な家や部屋には住めないというのが本音です(笑)

私の体験談

最後に運気とは少し違いますが、余談を少々。

 

私はたまに土地探しをしているお施主さんと一緒に検討されている土地を見に行くときがあるのですが、ある時、土地の裏に林が茂っている土地を見に行くことがありました。

敷地の東隣に林があったのですが、多少日当りは悪いものの真っ暗になるという感じの土地ではありません。

ただ、手入れされた林ではなく何となく重苦しい雰囲気を感じるような林でした。

 

土地の周囲を確認している時にふと気付くと、お施主さんが林の方を見ているので、

私「どうしたんですか?何か気になる事がありました?」

お施主さん「・・・。いえ、何も。大丈夫です」

結局、その土地は候補に挙がることはありませんでした。

 

後日、家の間取りの打ち合わせをしながらそのお施主と雑談をしていると、

「以前見に行った林のある土地覚えていますか?」

と聞かれました。

 

私も覚えていたので、「覚えてますよ」とお伝えした所、

お施主さん「あの林、何かいる感じがするんですよね」

私「んっ!?」

よくよく話を聞くと、その方はいろんな物が見えるそうです。

 

これは特殊な例ですが、最初に感じたイメージというのは土地や家が合う合わないに大きく関わることなのかもしれません。

 

先の例では、土地の雰囲気でたまたま私も重苦しいと感じましたが、実際に土地を買われた方で最初のイメージがあまり良くない物件を買う方はあまりいらっしゃいません。

やはり良くない印象が残ってしまいますし、無意識のうちにそこに住みたいと思はないんですね。

 

家や部屋も同じです。

意外に見過ごしがちかもしれませんが、いつも生活する場所の雰囲気というのは、思っている以上にあなたの生活に大きな影響を持っています。

あなたもぜひ、運気がアップするような家や部屋に住んでくださいね。

 

では。

 

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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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