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良い家を建てられる人と、良い家を建てられない人の違い

こんにちは、O型建築士です。

おかげさまで最近は毎日読者さんから質問をもらうようになりましたが、その中でもこのところ多いのが工務店(住宅会社)選びで迷っている方の相談です。

 

家づくりの中でも、やはり工務店や住宅会社選びは迷いやすいポイントですよね。

選んだ工務店や住宅会社次第で完成する家は違ってくるので、迷ってしまうのも頷けます。

そこで今回は、工務店や住宅会社選びで絶対に知っておいて欲しいことをお伝えしたいと思います。

家づくりをする方はぜひご覧ください。

良い家を建てるために大切な事

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良い家を建てられる人と建てられない人の違いって何でしょうか?

 

良い間取りを作れるかどうか?

予算に合ったコストパフォーマンスの高い家づくりをすること?

 

どれも大切ですが、ものすごく重要という訳ではありません。

 

良い家をつくりために大切な事は大きく2つあります。

 

1番大事なのは実力のあるレベルの高い住宅会社や工務店で家を建てる事。

そして次に工務店との相性です。

 

なぜこの2つが大切なんでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

私が見た住宅業界について

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私は住宅業界に入って10数年ほど。

その間、住宅の建築士としてのキャリアを積んできました。

10数年というと中堅といった感じでしょうか。私よりキャリアの長い人は大勢いますし、技術や知識に長けた建築士も大勢います。(建築業界はブラックに近い環境のことが多く、相当鍛えられてきましたが)

私自身も日々勉強の毎日です。

 

ただ、私は普通の建築士とは違うキャリアも歩んできました。

それは「家の建築士」としてだけでなく、工務店が数十社が集まるセミナーの講師というキャリアも運良く経験させてもらう事ができたという事です。

 

初めてのセミナーの時なんかは緊張してよく覚えていませんが、回数を重ねるごとに慣れてきて周りを見る余裕も生まれてきます。

何回かセミナーを行った頃でしょうか。私は住宅業界のある事に気付きました。

 

それは、住宅業界とはレベルの高い工務店とレベルの低い工務店の実力の差がすごく大きな世界であるという事です。

どのような業界でもレベルの差はありますが、実は古い体質が強く残る住宅業界はこのレベル差がとてつもなく大きいんです。

この事に初めて気付いた時、私は「これほどまでに工務店のレベルの差があるのか」と驚きを隠せませんでした。

(それが長じて工務店巡りが好きになってしまったのですが、工務店を判断する力は相当身につきました)

 

家をつくる会社のレベルが違うと、例えば同じ2,000万円の家だとしても同じ家とは思えない程差が出ます。

 

ここで大きな疑問が・・。

レベルの高い会社が存続するのは当たり前だとしても、レベルの低い会社も当たり前のように存在し続けているという事です。

存続し続けているという事は、誰かがそのレベルの低い会社で家を建て続けているという事なんですね。

 

ここから先は生々しくなるのでここで言うのは避けますが、良い家を建てるためには間取り云々の前にレベルの高い工務店で家を建てる事が必須条件となってきます。(建築士の私が言うのも何ですが・・)

 

例えばアベレージ(平均)で80点の家を建てられるA工務店と、50点の家を建てるB工務店があるとします。

A工務店は普通に家を建てると80点の家ができ上がります。(アベレージが80点なので当然ですね)

 

では、B工務店が80点の家を建てようとしたらどうなるでしょうか?

快心の出来の家が出来たとしても、だいたい70点くらいがいいところだと思います。

70点というと、A工務店のアベレージよりも下回わる家しかつくれないんですね。

80点の家を建てるというのは、夢のまた夢という感じです。

 

このように、最初の入口である工務店選び(住宅会社選び)を間違ってしまうと、あとでどうやっても取り返せない程の差がついてしまうんですね。

 

そしてこれは、ただ高いお金を出せば良い工務店や住宅会社を選べるという訳では無いと言うのが、より判断を難しくしてしまいます。

もちろん予算がある方が選択肢が多くなるので良い工務店や住宅会社やを選ぶ可能性は高くなりますが、ハウスメーカーのように広告宣伝費や人件費が高いから家の金額も高いとか、価格が高いのは家にお金を掛けている訳でなく利益を多く取ってるだけなど、一概に金額では判断できないのが工務店選びの難しいところなんです。

工務店とハウスメーカーの違いについてまとめました

 

良い家を建てるためには、レベルの高い工務店や住宅会社を選ぶ。

そのためには、工務店を選ぶ力を身につける。

これがとても重要なことなんですね。

工務店との相性

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工務店を選ぶ際にもう1つ重要なのが、工務店との相性です。

相性と言うと曖昧になってしまいがちですが、具体的に重要なポイントは「会社の考え方」「デザイン」そして「人」です。

 

この3つがあなたと合っている会社を選べれば、家の失敗はグンッと減ります。

なによりストレスが少なくなるので気持ちよく家を建てる事ができるのは、長い時間がかかる家づくりでは大きなポイントになってきます。

 

一方、レベルが高い工務店を見つけたとしても相性が悪いのであれば、その工務店を選ぶのは避けた方が無難と言えます。

相性が悪いとストレスを抱える事が多いですし、なにより家が出来た時にモヤモヤが残ってスッキリしない方が多いのも事実です。

家づくりというのは、自分たちの選んだ選択にどれだけ「納得」できたかどうかで、満足度が大きく変わってくるからなんですね。

家づくりに間取り相談は必要?間取り相談をした方がいい人と必要でない人の違い

 

それだけ工務店との相性っていうのはとても重要なんです。

 

では、どのくらい重要なんでしょうか?

工務店選びと相性の関係を点数で表してみましょう。

 

例えば、工務店選びで先ほどのアベレージ80点の家を建てるA工務店を選んだとします。

相性が良ければでき上がる家は90点にも100点にもなりますが、相性が悪ければ70点とか60点の家ができる可能性が高くなるといった感じです。

工務店との相性次第で、これくらい家の満足度は違ってくるんですね。

 

家づくりというのは1度契約をすると、工務店を変更するのはかなり難しくなります。

解約するのに時間もお金もかかってしまうんですね。

 

家の契約は、どんなに急かされたとしても工務店のレベルと相性を見極めてから契約する。

これが家づくり成功への近道なんですね。

どうして月末に家の契約を迫られることが多いの?

まとめ

今回は工務店のレベルと相性についてお話しました。

実は工務店のレベルの差を肌で感じた事は、私がこのブログを始めたきっかけでもあります。

 

なぜなら、ダメな工務店で家を建てる人が減って、レベルの高い工務店で家を建てる人が増えてくれれば、日本の家の質は間違いなく向上すると思ったからです。

難しい言い方をしましたが、もっと単純に良い家を建てる人が増えてくれたらなんか楽しいですよね。せっかくの家なんですから。

自分が担当できるのはせいぜい年10数件。会社単位でも私が目を通せるのは年数十件くらい。

でもブログを通じて情報発信できれば、何百件、何千件の方の家づくりにプラスの影響を与えられるんじゃないか。

そんな事を考えながらプロしか知らない知識を家を建てる人の目線で情報発信していきますので、今後とも当ブログにご期待くださいね。

では。

 

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良い家を建てる人と建てられない人の違いって何?

  • レベルの高い工務店で家を建てるのが一番重要です。
  • 次に工務店の相性が重要。
  • 家づくりの重要度は工務店選びが7、8割。相性が2、3割という感じ。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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