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間口(まぐち)って何?間口によって建てる家は変わってきます

間口(まぐち)という言葉をあなたは聞いたことがありますか?

間口とは、一般的には敷地や建物が道路に面している長さのことを言います。

ちなみに間口を図で表すとこんな感じに。

この間口の大きさによって「間口の広い家」や「間口の狭い土地」といった使い方をするんですね。

 

このように土地には必ず間口がありますが、土地を探す時や家を建てる時でも土地の間口の広さというのはチェックしておきたいポイントとなります。

でも、実際に土地探しをしている時や家を建てるのにどれくらいの間口があれば良いかというのは意外と分かりづらいものです。

 

今回はそんな間口について、家を建てる時に影響する部分と注意点について建築士の立場から解説していきたいと思います。

土地探しをしている方、間取りが気になる方はぜひご覧ください。

間口が影響するもの

間口は広ければ広いほど、玄関の配置場所の選択肢が増えるので、その土地に建てられる家の間取りの選択肢も増えるようになります。

でも、余程の豪邸やかなり地価が安い地域でない限り、土地の間口はある程度限りがあるものです。

そして、間口の広さというのは家に大きく影響してきます。

 

では、間口によって家の何が影響してくるのでしょうか。

それではまず、間口が影響するものについて見てみましょう。

 

間口は間取りに影響する

家の間口というのは、思っているよりも家の間取りに影響するものです。

例えば間口が広い土地に家を建てた場合、LDKや水回りといった家の中の配置はもちろん、家の形も自由がきくようになります。

その一方、間口が限られた家では家の形やLDKの配置というのはかなり絞られるようになります。

間口が狭い家というのはこんな感じですね。

特に間口が狭くて南北に長い土地の場合は、光が入る限られた南面をどれだけ活かせるかで間取りの質は大きく変わってきます。

また、間口の狭い土地ではLDKの形も比較的縦長のLDKになりやすいなど制約が多くなってしまうので、LDKの形にこだわりがある方は注意が必要です。

例えば住宅のショールームや住宅展示場のモデルハウスは間口もゆったり取っていることが多く、間口が狭い土地の場合はあまり参考にならないというケースもよく見かけます。

そのため、施工事例を見る場合は土地の間口に近い家を見てみるのも効果的です。

住宅展示場へ行くのはちょっと待って!

 

間口は家の外観に影響する

土地の間口は家の間取りだけでなく、家の外観にも大きく影響してきます。

間口の広い家は横に長いためドッシリと構えた雰囲気の家になりやすく、見栄えがする家になる確率が高くなる傾向があります。

一方、間口の狭い家は縦長になるケースが多く重心が高くなりがちで、外観をまとめるための難易度は上がります。

 

例えば、下の家は間口の狭い土地に家を建てた時の図になりますが、2つの家を見比べると、左側の重心の低い家の方がバランスが良いことが分かります。

このように、間口の狭い土地の場合はできるだけ高さを抑えて重心を低くするように家を建てる、もしくは3階建ての家のように高さを強調した家にするなど、外観には工夫が必要となります。

 

間口は車の止め方に影響する

家の間口は車の止め方にも影響してきます。

車の配置スペースの目安としては、軽自動車で幅2m、普通車で幅2.5mを確保するのが一般的で、車を何台か横に並べて駐車する場合はそれだけの間口のある土地に家を建てる必要が出てくるんですね。

一方、間口がそれほど確保できなくても車を縦列駐車できれば十分という場合もあります。

こんな感じですね。

このように土地の間口次第で車の止め方というのはかなり影響を受けるようになります。

必ず車を2台横に並べたいという場合は、特に土地の間口を意識しながら土地探しをすると失敗が少なくなりますよ。

その車、ほんとに家の敷地に駐車できますか?

家を建てるなら知っておきたい車の駐車方法

間口の注意点

ここまで土地の間口が家づくりに影響する部分について見てきましたが、最後に間口を見る時の注意点と、どれくらい間口があれば理想の家が建てやすいのかについても見ていきたいと思います。

 

まずは間口を見る時の注意点から見てみましょう。

間口を見る時に意識しておきたいこと。

それは土地の間口いっぱいに家を建てられる訳ではないという点です。

家を建てる場合、普通はお隣との間に50㎝開ける必要があるため、建てられる家の間口は実際の土地の間口から1.5mほど少なくなるケースがほとんどとなります。

都心部など街中ではお隣との距離を50㎝も取らなくてもOKなケースもありますが、基本的には間口いっぱいには家を建てられないんですね。

 

そのため間取りを考えると最低限でも6.0mくらいは間口がある土地を選ぶことが重要になります。

ちなみに、6.0m間口がある場合、家の幅は約4.5mほど。間取りのサイズ感で言うとこれくらいの間取りになります。

土地の間口が6.0mだと結構細長い間取りとなるんですね。

そのためLDKの広さを確保するために水回りの配置に工夫が必要など必要となってきます。

 

そして、これ以上間口が狭くなると、間取りの難易度が格段に上がるようになります。

以前お伝えした「間口がすごく狭い家」になると、ちゃんとした生活が送れるかどうかというレベルに変わってきます。

すごい形の土地に建つ家

 

この2つの事例はかなり極端ですが、間口が狭くなればなるほど間取りの難易度が上がるのがお分かりになると思います。

 

間口について建築士の立場で見てみると、土地の間口は8mくらいあると間取りの選択肢はかなり広がるというのが実際に家の設計をしている時の実感です。

そのため、間取りにこだわりがある方は8mを間口の1つの目安にするのも良いですね。

 

ただ、土地探しをしていると間口が広い土地は地価が高い傾向がありますし、思うように間口がある土地が見つからないこともあります。

そんな時、土地探しに並行して家を建てる工務店や住宅会社も探していると、そのような間口がコンパクトな土地に希望の家が建てられるかの判断がしやすくなります。

土地探しをする時には家のプロからアドバイスをもらう。

これが満足いく土地探しの一番の秘訣なんですね。

まとめ

今回は土地の間口について見てきました。

ここまで見てきたように、土地の間口次第で建つ家というのはかなり変わってくるんですね。

 

建築士の立場で間口を見てみると、家の要望によって広い間口が必要な要望なのか、それともそれほど間口は必要ない要望なのかというのはある程度決まってきます。

 

まずはあなたには広い間口が必要なのかそうでもないのか。

この部分をしっかり把握することで、土地探しの失敗は格段に少なくなります。

ぜひあなたに合った土地を手に入れて、住み心地の良い家を建てたいですね。

では。

 

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家の間口で気をつけることって何?

  • 間口が広いと間取りの選択肢が広がり、間口が狭いと間取りの選択肢は少なくなる。
  • 間口によって家の外観はかなり変わる。
  • 駐車方法にこだわる場合は土地の間口が重要。
  • 敷地いっぱいには家を建てられないので、どのくらいの家が入るか土地を決める前に確認しておけるとベスト。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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