知っておきたい建築用語

述べ床面積って何?覚えておきたい建築用語

こんにちは、O型建築士です。

前回の「建築面積」に引続き、知っておきたい建築用語シリーズ。今回は「述べ床面積」について、お伝えしていきます。今回も「家を建てたい田中さん」と「なぜか建築に詳しい喜瀬川さん」に「述べ床面積」を解説してもらいます。ではどうぞ。

前回の内容はこちら

→建築面積って何?知っておきたい建築用語

述べ床面積って何?

家を建てたい 田中さん
こんにちは、家を建てたい田中です。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
なぜか建築に詳しい 喜瀬川よ。今回もよろしくね。
家を建てたい 田中さん
ボク、今回も出演できたんですね。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
読者の皆さんに感謝しなさいよ。
家を建てたい 田中さん
皆さん、ありがとうございます!!
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
あいさつが済んだなら、早速始めるわよ。
家を建てたい 田中さん
今回は述べ床面積について教えてください。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
延べ床面積っていうのは「建築物の各階の床面積を合計した面積」の事よ。
家を建てたい 田中さん
なんか「建築面積」より言葉が分かりやすいですね。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
そうね。建築面積の「建築物の外壁またはこれに代わる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積」よりはるかに分かりやすいわね。

述べ床面積を計算してみる

なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
じゃあここにある、1階と2階に分解した家だと延べ床面積はどこになるかしら。
スケルトン 住宅
家を建てたい 田中さん
1階と2階の床の面積なんで、ココとココですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
正解よ。意外にやるじゃない。
家を建てたい 田中さん
意外にって・・。ボクだってやる時はやりますよ。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
1階が50㎡、2階も50㎡だとしたら述べ床面積=100㎡の家という訳ね。
家を建てたい 田中さん
吹抜けみたいに床が無い場合はどうなるんですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
床が無いものは延べ床面積には入らないわ。だから吹抜けも延べ床面積に含まれないってことね。

述べ床面積は重要な数値

なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
家を建てる人にとっては、述べ床面積の方が建築面積より遥かに重要な数値と言えるわね。
家を建てたい 田中さん
述べ床面積ってそんな重要なんですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
延べ床面積は家の大きさを判断する重要な数字なの。建築面積が100㎡の家って言われても家の大きさは判断できないけど、述べ床面積が100㎡の家なら誰でも家の大きさを数値で判断できるようになるからよ。
家を建てたい 田中さん
たしかに建築面積で100㎡って言われても、平屋建てなら100㎡の家だし、総2階の家なら200㎡になるので大きさの判断ができませんね。延べ床面積なら100㎡って言われれば家の大きさが100㎡って事ですもんね。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
そうね。だから家を建てる人は、延べ床面積を見て家の大きさを判断するの。延べ床面積は無くてはならないものね。

次回予告

家を建てたい 田中さん
喜瀬川さん、ボク面積の事とても詳しくなりました。ありがとうございます。それじゃ。
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
ちょっと待ちなさい。もう1つ覚えておいたほうがいい面積があるわ。
家を建てたい 田中さん
まだあるんですか?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
そうよ、一般的に「施工面積」と呼ばれるものよ。
家を建てたい 田中さん
??。 何ですか、それは?
なぜか建築に詳しい 喜瀬川さん
長くなったので、「施工面積」は次回までお預けね。
家を建てたい 田中さん
ボク、喜瀬川さんにどこまでも付いていきます!

まとめ

述べ床面積いかがだったでしょうか。述べ床面積とは「建築物の各階の床面積を合計した面積」の事です。延べ床面積が分かると、家の大きさを数値で判断する事ができるようになります。それだけ延べ床面積は便利なものなので、覚えておくと皆さんの家づくりの役にきっと立ちますよ。

では。

 

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建築士が教える今日の問題解決

延べ床面積って何?

  • 述べ床面積とは「建築物の各階の床面積を合計した面積」の事。
  • 吹抜けなど床の無い部分は述べ床面積に含めない。
  • 延べ床面積は数値で家の大きさを表してくれる重要な面積。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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