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リビングをおしゃれにしたい!リビングインテリアの基本的な考え方

「リビングをおしゃれにしたい」

この思う方は多くいらっしゃいます。

リビングは家の中心となる場所なので、少しでもおしゃれで快適な空間にしたいですよね。

そこで今回は、リビングをおしゃれに、また快適にする方法について詳しく見ていきたいと思います。

インテリアが気になる方はぜひご覧ください。

おしゃれなリビングにするために

それではまず、おしゃれなリビングにするための基本的な考え方について見ていきましょう。

おしゃれなリビングにするためには、「リビングの作り方」と「家具」という2つの要素を上手く組み合わせることが必要です。

たとえば、どんなにおしゃれな家具だけを揃えても、リビングそのものがおしゃれでなければ家具の魅力というのも半減してしまいます。

反対にどれだけおしゃれなリビングを作っても、家具が微妙だと部屋の魅力を発揮することはできません。

このように、「リビングの作り方」と「家具」、それぞれを上手く組み合わせることがおしゃれなリビングにするための大切なポイントになるんですね。

それではまず、おしゃれなリビングにするためのリビングの作り方について見ていきましょう。

おしゃれなリビングの作り方

ラインを揃える

おしゃれなリビングを作る時に注目したいのが、「部屋の中の無駄なラインをどれだけ減らせるか」という点です。

この無駄なラインが減ることで部屋がスッキリしておしゃれに見えるようになるんですね。

では、無駄なラインを減らすとはどのような事なのでしょうか?

たとえば、下の絵をご覧ください。

リビングの絵

特に可もなく不可もなく、普通によく見かけるリビングの間取りですね。

でも、よくよく見てみると部屋のラインはバラバラになっています。

ラインに線を入れてみるとこんな感じに。

リビングはラインを揃えると綺麗に見える

すごい凸凹していますね。

いろんなラインが混在しているので雑多な印象になってしまい、その結果おしゃれな部屋に見えない原因となっています。

また、このようなラインがバラバラのリビングは狭く見えてしまう一因にもなります。

 

では、ラインを揃える場合はどうすればいいのでしょうか?

たとえば先ほどの部屋であれば、窓や扉のラインを揃えるだけでもスッキリ見えるようになります。

こんな感じですね。

おしゃれな窓の配置

このようなラインの見え方の影響というの部屋の見た目に大きく影響してきます。

家具を入れる場合もそうですが、高さや奥行き感はできるだけ統一する。

そうすることでおしゃれに見えるようになるだけなく、スッキリとして心地よい空間にすることもできるんですね。

 

メリハリをつける

リビングのラインを揃えた次は、リビングにメリハリを付けるというのもおしゃれに見せるための方法です。

たとえば、床や壁、扉などは部屋全体を引き立たせる場所なので、できるだけ自然に見せたい場所です。

でも、そんな自然に見せたい場所に存在感のあるツヤ感が強い物を使うとどうなるでしょうか?

普通の内装

フローリングや扉の艶感が強いために、とても主張が強い空間になっていますね。

フローリングや扉というのは、あくまでリビングを引き立たせるための物であって、目立たせる物ではありません。

それなのに主張が強くなってしまうと家具を入れた時に主張が強いものだらけになってしまい、その結果まとまりの無い部屋になってしまうんですね。

また、先ほどの部屋は高さのラインもバラバラなので、よりゴチャついた印象のリビングになっています。

 

反対にリビングの中で目立たせたいのは外の景色であったり、家具やキッチンといった物など、その家のウリになる部分です。

リビングをおしゃれにするためには、魅せる場所と引き立たせる場所を上手く使い分ける。

そうすることでメリハリがつき、洗練されたリビングにすることができるんですね。

 

色味は3色まで

リビングをおしゃれにする場合、ついつい色んな物を取り入れたいと思ってしまいますが、色味は原則として3色までに抑えるのがオススメです。

見ていて自然に見えるのは3色くらいで、それ以上色味が増えてしまうと雑多な感じが強く出てしまうからなんですね。

たとえば下のリビングであれば、白を除くと「木の色」と「畳の色」の2色がベースになっています。

おしゃれなリビング

これくらいの色味だと家具を選ぶ幅も広くなりますし、家具を入れてもゴチャついて見える可能性というのはかなり低くなります。

ちなみに、階段と手すりを黒く塗ってみるとこんな感じに。

3色使ったリビング

大分印象が変わりますね。

それだけ色の効果というのは大きいのが分かります。

これでベースの色味としては3色になりますが、これ以上増やすと「うるさく見えてしまう」ため、あとは小物などの差し色くらいで抑えておきたいですね。

リビングのベースの色味は3色までに抑える。

これはおしゃれなリビングにするための鉄則となります。

 

収納も必ず用意

リビングというのは、家の中でも色んな物が集まる場所です。

たとえばリビングで家族が使う小物類は意外と多くありますし、郵便物や学校でもらったプリントなどもまずはリビングに集まります。

では、そんな物がテーブルや棚の上に雑多に置かれたままのリビングはどう見えるでしょうか?

なんだか片付いていないリビングに見えてしまいますよね。

特に小物や郵便物などは色や形も様々なので、目につく場所にあるだけで雑多な印象のリビングになってしまいます。

そうならないためにもリビングには必ず収納が必要なんですね。

 

そして、その収納は奥行きが浅くて何段にも分かれている収納がベストです。

たとえば、リビングに押入れサイズの大きな収納が有ったとしても、意外と使いにくく収納としての機能をフルに活用することはできません。

押入れは布団などの大型の物を入れるのには便利ですが、リビングで多くなりがちな小物類を収納するのには向かないからです。

そのため、リビングで増えがちな物が簡単に片付けられる収納が必要なんですね。

どうしても収納が作れない場合は、重たく見えず小物が収納できるチェストやシェルフなどの家具を設けるというのも効果的です。

 

また、リビングに収納が必要だからといって、無駄にたくさん収納を作るのは避けておいた方が無難です。

扉が増えれば増えるほど無駄なラインが増えてしまい、逆にうるさく見えてしまうからなんですね。

もし沢山の収納を作る場合は、たとえば食器棚なども含めた壁一面の壁面収納にして扉が壁面のように見えるようにするなど、ラインの見え方も意識した収納にするのがベストになります。

リビングの壁面収納

おしゃれな家具の使い方

それでは次に、リビングをおしゃれにするための家具の選び方について見ていきましょう。

家具を入れることで、リビングは一気に華やかに変わります。

 

インテリアに統一感を出す

リビングに家具を入れる場合、インテリアに統一感を出すというのは大原則となります。

たとえば床に無垢材のフローリングといった自然素材を使っている場合は、家具も木やスチールといった自然素材を中心とした家具を選ぶとインテリアに統一感が出るように、素材感でまとめるというのも1つの方法です。

また、同じブランドの商品で揃えるなど、雰囲気で統一感を出すのもいいですね。

好きなインテリアがある場合、そのインテリアの「何が好きか」「どこが好きか」を意識してみると、あなたのインテリアの好みというのがよりハッキリするようになります。

その好みを元に、統一感のある家具で揃えていきたいですね。

 

ここで例外を1つ。

ダイニングの椅子は同じもので揃えるのではなく、いろんな椅子をバラバラで揃えるというのもおしゃれに見えます。

これは実際におしゃれなカフェなどでよく見かける方法で、その場合も「木を使っている椅子」や「同じ形の椅子の色違い」といった感じで少し共通感のある物で揃える、また椅子のサイズを統一するというルールに沿って揃えれば失敗がなくなり、インテリア上級者のようなおしゃれな空間を作ることができるんですね。

 

サイズ感を意識する

家具を選ぶ場合はサイズ感というのも重要です。

たとえば、リビングが家具で一杯だと窮屈に見えますし、日常生活でも移動に支障が出てきてしまいますよね。

家具だらけの部屋というのは、やはり避けたいものです。

 

そんなサイズ感を掴む時のポイントとしては、家具を買う前に間取り図に実際の大きさの家具を入れてみるというのが一番有効な方法になります。

そうすることで、「実際に家具を入れると部屋が狭くなってしまった」というのを防ぐことができるんですね。

また、家具を置いた時に床がどれだけ見えるかというのも1つの目安となります。

たとえばリビングで見ると、家具は1/4以内に抑えて残りは床が見えるくらいだとバランスが良くなります。

家具で迷った場合は少し小さめの物を選んで、空いたスペースにクッションを置いたりラグを敷いて床にも座れるようにしておくというのも効果的ですよ。

 

壁を上手く使う

最後に、リビングをおしゃれにする場合は壁面も上手くと雰囲気は一気に良くなります。

たとえば、アートなどの絵を飾るのもいいですし、棚の上に個性が出る小物を飾るのもいいですね。

壁面は部屋の大部分を占める場所ですが、それだけ広いからこそ何かちょっと飾るだけでも視線が行くようになりますし、壁面が飾ったものを引き立ててくれます。

リビングのインテリア

実際、おしゃれなインテリアショップは沢山ありますが、そのモデルルームやカタログに載せている部屋には必ずと言っていい程、壁に何かが飾られています。

それだけ壁面の飾り方で部屋の印象が変わるからなんですね。

壁面に飾るものは簡単に取り替えられるので、ちょっと個性が有るもので遊んであげるのも楽しいですよ。

ちょっとした物でもおしゃれに見える効果は十分なので、壁面を上手く使っていきたいですね。

まとめ

今回はリビングをおしゃれにする方法について見てきました。

おしゃれなリビングにする場合、「リビングの作り方」と「家具」。

この2つの要素を上手く組み合わせることで、おしゃれな空間を作ることができるんですね。

 

リビングは長い時間を過ごす場所なので、おしゃれで快適な空間にできる程、充実した毎日を送ることができます。

今回の内容を参考に、ぜひおしゃれなリビングを作ってくださいね。

 

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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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