家を建てるなら、広いバルコニーをつくったり屋上をつくりたいという方も多いのではないでしょうか?
屋外空間や眺めの良い場所が好きな人にとっては、自分の家に気兼ねなく使えるオリジナルの屋外スペースがあるのは極上の贅沢とも言えます。
なにより身近に外のスペースがあるというのは気持ちいいものですね。
そんな時に活躍する広いバルコニーや屋上ですが、つくり方やつくる目的1つで価値のあるスペースになることもあれば、費用ばかりがかさんでしまうあまり使わないスペースになってしまうこともあります。
今回はそんなもったいないことにならないような有効活用されるバルコニーや屋上のつくり方についてご紹介していきます。
バルコニーや屋上が好きな方はぜひご覧ください。
バルコニーや屋上を有効活用するには
最近では、広いバルコニーや屋上付きの家という商品も売りに出されていることも多くあります。
こんな感じの家ですね。
Photo:http://marumohome.com/works/works_heya/rooftop/okujyo_hurusyo_s.html
上の家では屋上に外用の家具だけでなく、デッキタイルを敷いたり屋上緑化をして芝生を植えたり等、屋上空間にかなりの力を入れている家となっていますね。
単純に屋上にいるだけで楽しそうです。
いろいろと手を加えている屋上をご紹介しましたが、このように力を入れているバルコニーや屋上を活用できる可能性がとても高くなります。
バルコニーや屋上を有効活用するには、そこにに居たくなる仕組みをつくるかどうかですごく変わってくるからなんですね。
例えば、外用の家具があるのか無いのかだけでも快適性はかなり違ってきます。
バルコニーや屋上に出た時、たとえその場所がとても快適であったとしてもジッと立ってその場所に居たいとは中々思いませんね。
立っているだけでなく、やはり腰掛けるスペースが欲しくなりますし、腰掛けられる椅子やソファがあるだけで、バルコニーや屋上の居住性はグッとアップしてくれます。
この居住性を上げるのが、使われるか使われないかの分かれ道になってくるんですね。
その他にも、先ほどの画像にあった芝生などがあると見た目もキレイですし、雰囲気のある空間をつくる事ができるようになります。
芝生は大変と言う場合は、観葉植物を置くだけでも雰囲気は変わってきます。
その他に植物の水やりや掃除のための水道の蛇口も便利な設備と言えます。
(まれに家の前に通っている水道管が細いと、水圧の関係で屋上まで水を引くのにポンプが必要なケースもあるので注意してくださいね。)
バルコニーや屋上にどこまで手を加えるのか
先ほどの画像では、広い屋上に色んな物を配置して豪華な屋上となっていましたが、実際の家であそこまで屋上に力を入れると言うケースはあまり見かけることがありません。
やはり手を加えれば加えるだけ費用が掛かってしまい、屋上やバルコニーにそこまで予算を取れないことが多いんですね。
では、どれくらい屋上に力を入れれば良いのでしょうか?
それは、まずは力を入れ過ぎず腰掛けられるくらいの家具を置くくらいから始めるのがベストと言えます。
とにかく最低限その場所に居られるスペースにしておいて使うきっかけにし、そのあと必要に応じて使う物を足していくと、あなたのオリジナルのバルコニーや屋上になるようになり愛着も湧きやすくなるんですね。
また、実際にバルコニーや屋上を使うのかどうかを実際に確かめることができるので、先に費用を掛け過ぎたけども全く使わないという事態も避けることができます。
もし、すでに家を建てたけども使っていない広いバルコニーや屋上があるなら、1度その場所にゆっくり居るきっかけとなる家具を置いてみてくださいね。
家具を造作で作るなら
上の画像は、とある民宿の屋上の画像です。
屋上にデッキが敷いてあって、その一部を掘りごたつにしています。
さらには屋根と、寒い時には掘りごたつを覆うことができるシートが備え付けられているのが分かります。
(屋外空間では、日よけがあるとかなり便利です)
ちょっとした物を炙ることができる小さな七輪を置いているのもニクイですね。
この屋上にはオシャレな家具などは一切無く、この屋上がお洒落かどうかと聞かれるとお世辞にもお洒落とは言えませんが、民宿に泊まっていた人にとってこのスペースは大人気のスペースとなっていました。
その理由は居心地の良さなんですね。
ちょうど座りたい部分に掘りごたつが設置されていますし、屋根がある事で日も気にせずに長居することもできます。
また、掘りごたつがあることで土足は厳禁となるので、座るのに疲れたらデッキの上に寝転がることもできます。
しかもデッキで使っている木は腐りにくい木を使っているのでササクレなどの心配もありません。
一言で言うと、とても居住性が高い空間となっているんですね。
さらにはコンセントと照明も確保されているので、夜にこのスペースで仕事をしている人もチラホラ見かけました。
このように、人が集まるためには居住性を高めるのがとても大切で、それがお洒落かどうかよりもいかに居心地が良い空間にするかどうかが広いバルコニーや屋上を作る時に重要なんですね。
ちなみに、木造住宅の普通のバルコニーで屋上にいろんな物をつくったり置いたりすることは、実はあまりオススメではありません。
普通のバルコニーはFRPという仕上げになるのですが定期的に塗り直す必要があるので、バルコニーの上に物を載せれば載せる程メンテナンスに手間が掛かってしまうんですね。
そのためメンテナンスが少なくて済む金属防水バルコニー(屋上)にしたり、ウッドバルコニーなど加工がしやすいバルコニーにするなど、目指すバルコニーや屋上に合わせた造りにしておけるとベストと言えます。
まとめ
今回はバルコニーや屋上を有効活用する方法についてご紹介しました。
せっかくバルコニーや屋上を造ったとしても、使われなかったらとてももったいないですね。
どうせなら快適なスペースにしておきたいですし、家の中にそのような快適なスペースがいくつもあるというのはとても楽しい物です。
ぜひ、家の外部空間も居心地を良くして使われる快適なスペースにしてくださいね。
では。
バルコニーについてはこちらをご覧ください。
→家にバルコニー(ベランダ)は必要?バルコニーをつくる時に注意したい5つのこと
屋上についてはこちらも参考にしてください。