家を建てたいと思った時、無くてはならない物があります。
それは土地です。
土地が無いと、肝心の家を建てる場所が無いですよね。
「今ある家を建替える」とか「実家の敷地の一部に家を建てる」なんていう場合だと土地探しは必要ありませんが、家を建てる半分以上の方は土地探しをして家を建てています。
土地がよく出る地域なら良いですが、あまり出ない地域なんかだと土地探しはかなり大変です。
ただ、時期によって土地は、出てきやすい時期と出てきにくい時期というものがあります。
今回は、この土地の出やすい時期と出にくい時期についてお話したいと思います。
土地が出てきやすい時期
土地が出てきやすい時期というのは、大きく分けて年に2回あります。
1つはこれから春先にかけての年初の時期と、もうひとつは秋の始まりとなる9月頃です。
では何故、年初と秋口に土地が出てきやすいのでしょうか?
理由はいくつかありますが、その中でも大きいのが家族行事です。
年初も秋口も直前に大きな家族行事がありますよね。
お正月とお盆です。
土地というものは個人で持っているケースもありますが、相続などの影響で所有権を持っている人が何人もいる土地も多くあります。
その場合、誰かが土地を売却したくても、全員の同意がないと土地を売却することができません。
家族が集まって話し合いを行い、「じゃあ土地を売却しよう」ということで意見がまとまる必要があるんですね。
そんな家族が集まるきっかけとなるのが、お正月とお盆です。
最近では、休みの時期や休みにどこに行くか等は昔と比べると多様化していますが、やはり実家へ帰省する人が多くいます。
日頃は中々顔を合わせることがない親族が集まるので、土地の売却など1人で決めるのが難しいことも話すことができるんですね。
その結果、年初と秋口は土地が出やすい時期となります。
土地が出にくい時期
一方、土地が出やすい時期とは反対に、土地が出にくい時期というのもあります。
それは、6月〜8月の暑い時期です。
特に7月後半から8月半ばまでは暑い日が続くので、夏のレジャーでもない限り、あまり動いて体力を消費したくないですよね。
そのため、暑い時期にわざわざ土地を売ろうとする人も少なく、夏場はあまり土地が出てきません。
土地が動き出す秋口まで、小休止という感じですね。
ちなみに、家づくりにも同じようなことが言えます。
例えば家の見学会なんかも同じで、暑い時期は見学に参加する人は少なくなり、涼しくなる9月頃から積極的に動く人が増えるのが一般的です。
(夏は構造見学会をすると蒸し風呂状態で熱中症の危険がありますし、完成見学会もエアコンが無い家も多いので家づくりのイベントとは相性が悪く、数も少ない時期です。)
一方、冬場は寒いですが、家のイベントは減ることはありません。
特に、家の性能に自信がある工務店は積極的にイベントを行います。
工務店にとって、冬は家の暖かさを体感してもらうチャンスとなるんですね。
まとめ
今回は、土地が出やすい時期、土地が出にくい時期についてお話しました。
土地は早く欲しいと思っても、こればかりはタイミング次第なので思うようにコントロールするのは難しいと言えます。
でも、土地が動きやすい時期に合わせて土地情報を収集したり、工務店と家の打合せを先行して進めて、いざ土地が出てきた時にすぐに決断できるように準備することはできます。
(土地が出てきてからアレやコレやと動いて、ようやく土地を買っても大丈夫そうだなと思った時はすでに売れてたなんてことは日常茶飯事なので、事前に準備しておくのに越したことはありません)
土地探しをしている方は、ぜひ土地の出やすい時期を上手く使って、希望の土地に理想の家を建ててくださいね。
では。
土地についてはこちらも参考にしてください。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
→家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】
建築士が教える今日の問題解決
土地ので安い時期っていつ?
- 年初〜春にかけてと、秋口にかけては土地が出てきやすい。
- 土地が出やすい時期に情報収集に力を入れたり、事前に準備をしておくと効果的。