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ピアノを置くなら家のどこに置くのがいい?

「家にピアノを置きたいのですが、どこに置くのがいいでしょうか?」

ピアノをどこに置けばいいかは、間取り診断でよくいただく質問です。

確かにピアノを家に置く場合、ピアノはある程度の大きさがあるので置く場所は迷いやすいですよね。

特にピアノは存在感がある物ですし重量もあるので一度配置場所を決めると中々動かしにくいものでもあります。

 

そこで今回は、家にピアノを置く場所を決める時のポイントについてご紹介したいと思います。

それではどうぞ、ご覧ください。

ピアノはどこに置くといい?

ピアノと一言で言ってもピアノにもいくつか種類があり、家にピアノを置く場合はアップライトピアノというピアノであることが多いです。

アップライトピアノとはこのような感じのピアノのことですね。

アップライトピアノPhoto:https://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/keyboards/uprightpianos

コンサートなどでよく見るグランドピアノと比べるとアップライトピアノはコンパクトなので、家に置くにはちょうど良いサイズのピアノと言えます。

 

ただ、アップライトピアノはグランドピアノと比べてコンパクトと言ってもピアノはピアノ。

大きさは1帖弱ほどありますし、存在感もかなりあります。

 

では、ピアノを家に置く場合はどこに置くといいのでしょうか?

 

まず、ピアノを家に置くケースを見てみると、実家にあったピアノを引き取るケースをよく見かけます。

昔使っていたピアノがあるので、家を建てるのをきっかけに引き取るという感じですね。

また、せっかくピアノを置くので子供たちにもピアノを使って欲しいと思うのもよく分かります。

そこでピアノを使いやすい場所に置きたいとなるのですが、一番の候補で出てくるのがLDKです。

 

廊下の片隅にピアノを置いていても、わざわざ誰もそんな家の端っこのような場所でピアノを弾こうとは思わないですし、個人の部屋に置いてもそこで自然に使う可能性はどうしても低くくなってしまいます。

そのため、やはり人が集まる場所や弾き方を教えてあげられる人が身近に居る場所の方がピアノにふれる機会が多くなるんですね。

 

子供が部屋で勉強するのではなく、ダイニングなど人が居る場所の方が勉強するのに似ています。

その他にLDK以外ではセカンドリビングや広いホールなど、やはり人が集まりやすい場所がピアノの置き場としては向いていると言えます。

ピアノを置くだけなら家のどこでも良いですが、家族が気軽にピアノにさわれるようにする場合はLDKなど人が集まる場所に置くのが基本となってくるんですね。

 

このようにピアノを置く場合はいかに人の目にふれるかが大切となってきますが、人が集まるからこその注意点も出てきます。

それでは次に、ピアノを置く場合の注意点について見てみましょう。

ピアノを置くときの注意点

ピアノを置く注意点

 

ピアノは人が集まりやすい場所の方が使われる機会が多くなりますが、人が集まりやすい分、人の目に触れる機会も当然多くなります。

そうなってくると考慮しておかないといけないのが「ピアノはかなり存在感がある」と言う点です。

 

では、1度想像してみてください。

たとえば家が完成して良い感じでLDKができたと満足していたけども、引越しをしてLDKの真ん中に黒く大きなピアノをドンっと置いてしまうとどんな印象を持ってしまうでしょうか?

 

家の中はいかにスッキリ見せるかで印象が決まってくるので、ピアノが目につく位置にドンっと置かれてあるとどうしても重たい見た目のLDKとなってしまいます。

また、ピアノは黒など重厚な色であることが多いので、黒系のインテリアでまとめた時以外、かなり目立つ存在となってしまい、LDKのインテリアがまとまりにくくなってしまいます。

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実は、このようなケースは家が出来てピアノを置いてから気付くことが多く、すでにピアノを置いてしまったので仕方なくピアノを置いているというケースもよく見受けられます。

そうなると、家での生活もそうですし、ピアノにしても良いことではありませんね。

 

では、どうすればいいのでしょうか?

それは家にピアノを置く場合、特にLDKに置く場合はピアノのスペースを空いたスペースに置くのではなく、あらかじめそこにピアノがあるのが自然なように、間取りの段階で配慮しておく必要があるんですね。

(例えばピアノが綺麗におさまるように部屋の形に凹みを作っておくなど)

 

この配慮を間取りの段階でしておくか、家ができてから気付くのかでは雲泥の差となります。

家ができてからではピアノを置くスペースを改めて作るのは至難の業となってしまうからなんですね。

さらにはピアノを置く場所はあらかじめ床を強くしておくなど補強をしておくのが一般的なので、後からの移動はあまりお勧めではありません。

 

また、ピアノのことを考えると直射日光の影響や外気の影響を受けやすい窓際(特に日の当たる窓際)は避けておきたいですし、音のことを考えるとできればあまりにお隣に近すぎるのも避けておきたいですね。

 

このようにピアノを家に置く場合、ピアノが使いやすいのはもちろんですが、ピアノ独特の大きさや存在感への配慮と、ピアノへの負担が少ない場所に配置するなど、間取りの段階でしっかり計画しておくのが重要となってきます。

もしあなたがピアノを家に置く場合は、ピアノがあることをあらかじめ伝えておくとピアノに配慮した間取りになりやすいので、家づくりの最初の段階でピアノがあることを伝えておくのがおススメです。

ピアノは搬入にも注意が必要です

ピアノを家に搬入する場合、1階ならあまり問題ありませんが、2階に搬入する場合は間取り次第で搬入の手間がかなり変わり、それに合わせて料金も高くなってきます。

たとえばピアノを搬入する場合は階段1段につき〇〇円という価格設定をしているところが多いですし、回り階段だとピアノを2階に運ぶことができず、クレーンでの搬入、もしくは一度解体してから組み立てという手段をとることになります。

 

もちろん、搬入の料金のために家の間取りを変える必要はありませんが、家が完成した時と言うのは引越しや家具の購入など、いろいろと入用になる時期です。

引越しの時に思ったよりも費用が掛かったとならないように、ピアノを搬入するのにどれくらあらかじめどのくらい必要になるかは確認しておくと安心ですね。

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まとめ

今回は家にピアノを置く場合のポイントをご紹介しました。

一言で「ピアノを置く」と言っても、配慮しておきたいポイントが沢山あるんですね。

(実はここだけの話ですが、ピアノを置く場合、間取りを見るとピアノに配慮しているのかどうかすぐに分かるので、設計者の設計力や家への配慮がかなり問われてしまうポイントです)

 

ピアノは家ができてから動かすのが難しいので、ぜひ間取りの段階からしっかり検討して、快適に使えるピアノスペースにしておきたいですし、せっかくピアノを置くのであれば、邪魔ものではなく愛着をもって使えるものにしたいですね。

では。

 

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ピアノを家に置く場合は何に注意すればいい?

  • ピアノは人が集まる場所に置くと、使われることが多い。
  • ピアノを置く場合、部屋にドンと置くのではなくピアノがあるのが自然な場所をつくるのがベスト。
  • 直射日光など厳しい環境はピアノへのダメージも大きい。
  • 2階へのピアノの搬入は費用が掛かるので、あらかじめ確認しておくのがおススメ。
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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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