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災害対策に役立つ!土地を買う前に見ておきたい厳選サイト4選

こんにちは、O型建築士です。

家づくりをする時に必ず必要になる土地。

土地の情報について見る時、ついつい駅から何分とかスーパーや公共施設、治安などに目が行ってしまいますが、忘れていけないのがその土地が災害が起こりやすい場所なのかどうかという事です。

あらかじめ水害や地震が多い地域であったり、地盤が弱い地域ということを知っていれば、災害が受けにくように家づくりができるようになるんですね。

 

でも、そのような災害情報は不動産情報に書かれていないので、ついつい見過ごしがちになってしまいますし、どうやって調べればいいのか分からないことも多くあります。

そこで今回は、土地探しをするなら必ず一度は見ておきたいサイトを厳選して4つご紹介します。

土地探しだけでなく、あなたが家を建てる地域の特性を知るのに必ず役立つものなので、ぜひご覧ください。

地震ハザードステーション

J-shis

日本は地震の多い国です。

そのため、特に大きな地震の被害が出るたびに、家の耐震性能は強化されてきたという歴史があります。

また、家を建てる時は大きな地震にどれくらい耐えれることができるかという一定の耐震性能が義務付けされています。

このように今の家ではある程度の耐震性能を備えていますが、建築基準法で最低限義務付けられているのは次のような性能です。

  • 数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても家が崩壊しない
  • 数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度

昨今の大地震を見てみると、少し心配な性能ですね。

 

特に地震は大きな地震が起きやすい地域、起きにくい地域というように分かれてくるので、まずはあなたの家を建てる地域が地震でどれくらい揺れる恐れのある土地なのかをあらかじめ把握した上で、家に地震対策を取ることが重要になってきます。

 

そんな起きる可能性のある地震を簡単に調べられるのが

「J-SHIS 地震ハザードステーション」

というサイト。

 

J-SHIS 地震ハザードステーションでは、「全国地震動予測地図」という、将来日本で発生するおそれのある地震による揺れを予測して、その予測結果を地図としてみる事ができる優れものです。

住所や地域名を選択すると、その地域の揺れやすさの目安が分かるので、大きな揺れが予想される地域であれば土地を購入する前にあらかじめ地震に備えた家にした方が良いと判断できるなど、家づくりにも役立つサイトです。

「全国地震動予測地図」を見てみると、太平洋側は大きな地震が起きる可能性が高いというのに改めて気付かされます。

J-SHIS 地震ハザードステーション

地盤ネット 地盤安心マップ

jiban map

地盤調査や地盤保証を行っている地盤ネット株式会社が提供している地盤安心マップも、土地を購入する前に一度は見ておきたいサイトです。

過去に行った地盤調査の結果を元に、地盤改良が必要だった場所、地盤改良が必要でなかった場所を地図上で確認することができます。

 

地盤改良が多い場所は地盤が弱い可能性が高いですし、地盤改良が少ない場所は強い地盤の可能性が高くなります。

土地を購入する前に、地盤が良さそうな土地なのか、それとも地盤が弱そうな土地なのかをあらかじめ知ることができるんですね。

 

さらには、昔の航空写真や土砂災害危険箇所マップといった知っておきたい情報や、避難所のデータなんかも載っているので、土地を買う人もそうですし、すでに土地を購入済の人も一度は確認しておいて損のない情報が載っています。

使い勝手もいいので、必ず押さえておきたいサイトですね。

 

地盤を見る時の注意点としては、ある土地は地盤改良が必要でなかったけども、その隣の土地は地盤改良が必要だったということも有り得ます。

ある程度の目安にできても、最終的には家の形や構造が決定した上で地盤調査をしてみないと、地盤改良が必要かどうかの最終判断はできないので注意してくださいね。

地盤安心マップ

 

地盤についてはこちらをご覧ください。

地盤改良の費用がいらない、地盤の良い土地の見分け方

今昔マップ

konjyaku map

埼玉大学の谷謙二研究室がつくってくれているのが「今昔マップ」。

昔の地形図と今の地図を見比べることができるサイトです。

先ほどご紹介した地盤安心マップにも昔の航空写真が載っていますが、より古い地図を見ながら土地の変遷を見ることができるので、以前にどのように使われていた土地なのか、より詳しく分かる事ができる優れものです。

画面の左右で今と昔を見比べられる点もとても便利です。

 

都市化が進むに連れて、沼地や川などが埋め立てたられてきましたが、そのような土地は地盤が弱かったり水はけが悪いのが弱点です。

過去にどういう土地だったかは必ず知っておきたいですね。

 

「今昔マップ」で注意したいのが、都市圏を中心とした全国11の地域に限定されてしまう事。

提供範囲以外の場合は、先ほどの地盤安心マップを活用していきたいですね。

今昔マップ

国土交通省ハザードマップ

hazard map

国土交通省が運営する、ハザードマップのポータルサイトです。

ポータルサイトという名前のとおり、自治体が提供している情報が簡単に調べられるので、ハザードマップを調べる時にとても重宝するサイトです。

 

難点としては、これまでご紹介してきたサイトと比べると、使い勝手が多少悪い事と、スマートフォンで見る用にはつくられていないことが多いのがマイナス点です。

命に関わる重要な情報なので、手軽で簡単に見れるようになって欲しいですね。

国土交通省ハザードマップ

まとめ

今回は、土地を買う前に知っておいて欲しい情報を簡単に調べる事ができるサイトをご紹介しました。

土地を買う前にこのような災害や地盤についての情報を知っている場合と、土地を買ってから初めて知る場合では、土地を手に入れたときの満足度や納得感というのは大きく違ってきます。

場合によっては余分な出費でトータルの予算にも影響してくることも。

 

あらかじめ必要な情報を手に入れて、納得いく土地を手に入れてくださいね。

では。

 

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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