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100坪980円で土地を販売中

「宅地100坪を980円で販売開始」

先月、こんなニュースが流れました。

980万円の見間違いかと思ったのですが、見間違いではなく確かに980円です。

「なんやこの破格の安さは!」と思ってニュースを良く読んでみると、北海道の深川市が移住者向けに市有地を100坪980円で販売することにするとの事。

土地の契約後1年半以内に家を建てて住民登録するのが条件になっています。

 

もちろん、移住してすぐに仕事が見つかったとしても勤続年数が少ないので住宅ローンを組むのは難しく、家を建てるだけの資金が必要になりますが。北海道へ移住を考えている人にとっては、かなり魅力的な内容ですね。(家についても自治体からの補助があるのかも知れません)

 

土地がある場合、土地を購入してから家を建てる人と比べると、家を建てるのにかなり有利な条件で家を建てられます。

今回は、そんな土地がある人のメリットと、注意しないといけないデメリットについて見てみましょう。

土地があるなら家を建てた方がいい理由

土地

深川市の移住政策を例に挙げましたが、これまで家を建てる人を見ていて、土地をすでに持っていたり土地を格安で手に入れられる人は、家づくりでかなり恵まれた立場であることをよく感じます。

家を建てる時の金銭的負担が、かなり楽になるんですね。

 

例えば、都心部や都市部の街中では30坪もない土地が3000万円を超えることもザラにあります。

2000万円の家を建てたとしても、諸経費を入れると総額が5500万円〜6000万円ほどになってきます。

35年ローンで月々180,000万円くらいの支払いです。

 

この場合によくあるケースが、ローンを借りられる額というのは決まっているので、高い土地を購入したために家に掛けられる予算が少なくなり、家の規模や仕様を下げざるを得ないというケースです。

特に、中〜高額層の工務店や住宅会社で建てることが決めているのに、家の予算を削らないといけないというのは結構きつい作業となってきます。

やりたいことを我慢して家を建てることになってしまうんですね。

 

一方、土地が最初からあったりほぼ0円で手に入れば、2000万円の家を建てたとして総額2500万円ほど。

月々7、8万円ほどの支払いです。先ほどの半分以下で済みます。

 

ローンにもゆとりがあるので家に予算を回すこともできますし、予算を引き締めて総額を抑えるなども、自分の家に対する考え方1つで調整することができるのが大きな魅力です。

若い人で大きな家やこだわった家を建てる人は、このように土地のあるケースが多いです。

 

「土地は資産として残るから」など人によって考え方は様々だと思いますが、家のことに限っては土地がある、もしくは土地が格安で手に入るというのは、条件的にかなり有利となります。

土地がある場合に気をつけたいこと

土地で気をつけること

土地があると家を建てるのに圧倒的に有利な条件になりますが、ただ単純に土地があるだけでは返って割高になるケースもあるので注意が必要です。

最初にあげた深川市の「100坪980円の土地」の場合で見てみると、その土地がどんな土地なのかというのがポイントになってきます。

 

公共施設やスーパーまでの距離などの立地条件は無視したとしても、その土地にインフラの設備があるのかどうかで家を建てる時のお金は大きく変わってきます。

何も無い原っぱの土地だと大変ですよね。

まず家が建てられる土地にしないといけません。

 

土地がある場合でも、家を建てるのに特殊な申請が必要な市街化調整区域であったり、古家が建っていて解体して家を建てるとなると、家を建てるようにするだけで下手すると1000万円近い金額が必要な時もあります。

古い土地だとお隣や道路との境界杭が無い場合なんかや、家の中に入っているインフラ設備をやり直す必要があるなど、何かとお金がかかるんですね。

土地探しの失敗例② 土地ってこんなお金がかかるの?

 

広い土地だとお金がかかる傾向がより強くなります。

気づいたら、都市部で家を建てるのと変わらない金額になっているなんてことも。

 

このように、すでに土地があったり格安で手に入る土地の場合、家を建てるのに経費が掛かる土地なのかどうかを見極めるのが重要になってくるんですね。(一般に販売されている土地は、すでにインフラが整備された土地が多いですし、購入前に説明を受けます)

まとめ

今回はすでに土地を持っているケースや格安で手に入る土地について見てきました。

土地があるということは家づくりにおいて圧倒的に有利な条件になりますが、場合によっては知らない間にすごくお金が掛かっていたという事も起こります。

 

では、どうすればお金が掛かる土地か分かるかと言うと、工務店へ行けば調べて教えてくれます。

(この時、ややこしい土地ほど担当者の力量に左右されるので注意してください。あとでプラス何十万必要ですと言われることもザラです)

土地を購入する場合もそうですが、土地がある場合も、まずは信頼できる工務店を見つけることが、家づくりが成功する一番の近道になります。

ぜひ、あなたに合った良い工務店を見つけてくださいね。

では。

 

家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。

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今日の問題解決

土地がある場合や、格安で土地が手に入る時のメリットとデメリットって何?

  • 土地があると、家を建てる時に金銭面でかなり有利になる。
  • 土地によって家を建てるのにかなり費用が必要な土地があるので注意が必要。
  • 信頼できる工務店を見つけて、土地を活用するのか、それとも別の土地を探すの方がいいのか相談するのが良い家づくりへの一番の近道。

 

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O型建築士

地域の工務店で1,500万円〜5,000万円の物件を年間20棟ほど携わる建築士。 家の設計の他、 工務店に向けた設計セミナーを開催。 今までに訪れた工務店の数は200を超える。 趣味は工務店と温泉巡り。 一緒に素敵な家を建てていきましょう! プロフィール詳細はこちら

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