こんにちは、O型建築士です。
2年ほど前になりますが、私の兄弟が家を建てました。
では、建築士の家族はどんな家を建てたんでしょうか?
今回は、その結果をお伝えしたいと思います。
建築士の家族が建てた家
私には兄と弟がいるのですが、その弟が家を建てました。
家を建てた場所は職場に近い郊外の土地で、建築条件が付いた土地を購入して家を建てました。
→建築条件付って書いてある土地を見つけたけど、建築条件って何?
あらかじめ先にお伝えしておきたいのですが、私と兄弟の仲は悪くありません。
むしろ仲は良いほうだと思います。
ただ、それぞれ離れた場所に住んでいるので、お互い会う機会はあまりありません。
また、男同士なので連絡も頻繁に取り合うなどということもありませんでした。
そのため、正月の家族の集まりの時に、
弟「今度家を建てるんやけど、間取りちょっとみてくれへん?」
という相談を受けました。
私はビックリです!!
親には話がいっていたみたいですが、私にとっては完全な初耳状態。
元からいつか家を建てたいと聞いてはいましたが、まさか打合せまで進んでいるとは思いませんでした。
まぁ、今は間取りの段階ならまだ大丈夫かと思い詳しく聞いてみると・・。
「土地を探していると、建築条件付きの土地に良い場所があったから契約した。
建物の打合せは最終段階で、お正月明けに図面を確定して2月には着工する。」
という話でした。
お正月明けに図面を確定すると言うと、図面は最終段階に入っていることになります。(お正月に聞いたので)
図面確定前なので、打合せはもうほとんど終わっている状態で、最終確認というような形です。
ちょっと間取りを見てみると・・、「コレでいいの?」という場所や、「こうした方がもっとええよ」と言いたくなる場所がいくつか目につきます。
もちろん、弟夫婦が要望を言って出来上がった間取りなので、理由があってこの間取りになったというのも、建築士なのでよく分かります。
しかも着工直前の大幅な修正や変更は、多大な労力がかかりミスにも繋がりやすいことも充分承知しています。
ただ、どうしても変なところもあるので、いくつかの修正項目と最低限の確認項目(仕様、工事内容について)を伝えました。
結果、急ぎで図面の修正が入り、その後に工事着工、そして家が完成したという連絡を受けました。
家ができてうれしそうにしているので、「よかったなぁ」と言いましたが、もっと早く相談してくれていれば、同じお金をかけてももっと良い家になったのに・・。
とは本人には言えませんでした。
このように間取りの相談をする場合、家の事で信頼できる人がいればギリギリよりも少し早めに相談をするのがオススメです。
修正が効きやすいんですね。
(もちろん、満足している間取りなら終盤でも大丈夫ですし、設計力が高い会社なら終盤でも全く問題のないことが多いです)
相談する場合で注意点を1つ。
実はあまり色んな人に相談しすぎない方が、家は上手くまとまります。
下手にいろんな人に相談してしまうと、トンチンカンなことで口を挟んでくる人や思いつきでアドバイスを言う人もいるので、意見に振り回されてしまうことがあるんですね。
(実際に、そういう方を何人も見てきました・・)
ことわざにある「船頭多くして船山に登る」というのと正に同じことになってしまうんですね。
そのため家は、信頼できる人に絞って相談するのがポイントですよ。
では。
間取りについてはこちらもご覧ください。
→家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
建築士が教える今日の問題解決
家の事で誰かに相談した方がいい?
- 家の事で信頼できる人に相談できるなら、早めに相談した方がいい。
- 最後の方で相談すると、変更が間に合わない事がある。
- いろんな人に相談しすぎると、意見に振り回される可能性が高くなる。
- あまり昔の知識だと、今の家とのギャップが大きくて昔の性能を強制される事がある。