「気になる工務店へ行こうと思うのですが、面識のない工務店に相談しに行くのに少し抵抗があります。気軽に工務店へ行く方法はないでしょうか?」
読者さんより、このような質問をもらいました。
お問い合わせフォームで私に相談いただいている時点で、知らない工務店へ行っても抵抗がある方には全く感じませんが、確かに面識のない工務店やショールームに行くのに抵抗がある方もいらっしゃいます。
今回は面識の無い工務店へ行くのに抵抗がある方へ向けて、心理的ハードルが低い効果的な方法をご紹介します。
家の完成見学会はオススメ
読者さんの質問にあるように、確かに知らない工務店へいきなり行くと「いつの間にか家を建てるのを勧められて、そのまま話が進んで行ってしまうのでは?」と思ってしまってもおかしくありませんよね。
メディアで出てくる住宅会社や不動産会社のイメージって、「THE 営業会社」という感じが強いので、抵抗がある方がいてもおかしくありません。(工務店は不動産やじゃないですが、一般の方からすると同じようなイメージの方が多いように感じます)
そんな場合の効果的な方法として、いきなり工務店へ行くのではなく、工務店が開催している見学会を見に行ってみるのがオススメです。
実際に完成した家を見ることができるのは楽しいものですし、あなた好みの家を建てくれそうな会社なのかイメージが付きやすいですよね。
見学会は家を見つつ、工務店のことも話が聞ける一石二鳥の場なんです。
それでは次に「見学会って何するの?」という疑問をお持ちのあなたへ、見学会に参加した時の基本的な流れをご紹介します。
見学会の流れ
見学会に参加すると、受付に営業マンが待機していて普通はアンケートの記入を求められます。
このあたりは住宅展示場と同じですね。
住宅展示場はアンケートを断ることもできますが、見学会は家を建てた人の好意で開催されていることが多いため、アンケートを書かないと入れないことも。
(お施主さんからしてみれば、名前も名乗らない人が自分の家に入るって抵抗がありますよね)
その後、案内してもらいながら家の中を見学します。
この時、よくしゃべる営業マンもいれば、あまりしゃべらずに家の見学に集中させてくれる営業マンもいます。
工務店は大手ハウスメーカーよりもマニュアルで訓練されている社員は少ないので、ここは営業マンのスタイルによって結構差が出てきます。
一方的にしゃべられては迷惑ですが、人の話をしっかり聞く営業マンなら疑問に思ったことや聞きたいことは、どんどん聞いてしまうのがオススメです。
実際に家を見ながら話ができるので、工務店の店舗では出てこない疑問も家の完成見学会では出てきやすいんですね。
基本的に家の中をグルッとまわると、「立ち話も何なので」と座って商談になることが多いですが、家を見て自分とは合わないなと思えば座っての話を断れば大丈夫です。(見学した家に興味を持てなかったり、聞きたい話が無い場合は、お互い時間の無駄になるので遠慮なく断りを入れるのがポイントです)
反対に、家を見学後に話を聞きたいとか相談したいと思えば話ができるので、工務店の店舗へ行くよりも自由度が高いと言えます。
(人気の工務店の場合は、次々に家を見学希望の人が来るので「後日改めて店舗でお話」ということもあるので注意!)
いろいろ質問してみると、疑問に思っている事も解消しやすいですし、会社の家づくりに対する姿勢も見えてくるようになります。
ちなみに、家の見学会は予約制のことが多く、基本は予約してから参加する方がオススメです。
また、気になる工務店で話をしっかり聞いてみたいという場合は、あらかじめ予約しておくと間違いがありません。
見学会でしっかり話を聞けるのかどうか確認しておけば、見学会が混んでいて後日店舗へ訪問という手間を省くことができますよ。
まとめ
今回は、面識のない工務店へ訪問するきっかけとして、家の見学会についてご紹介しました。
見学会はいきなり工務店の店舗へ行くよりも、家の中を見ながら話ができるので心理的ハードルはかなり下がります。
ちなみに、家づくりの流れの中でご紹介しているように、やみくもに見学会に参加すると後で息切れしてきます。
まずは資料請求をして、ある程度工務店を絞ってしまうのが家づくりで息切れしない秘訣になりますよ。
ぜひ、お気に入りの工務店を見つけてくださいね。
では。
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
→家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】
建築士が教える今日の問題解決
面識のない工務店に行くのに抵抗がある場合、どうすればいい?
- 家の見学会を開催している工務店が多いので、まずは見学会に参加してみるのがオススメです。