こんにちは、O型建築士です。
梅雨の季節になって雨の降る日が増えてきましたね。今日は読者さんからそんな梅雨の季節の家づくりについて質問をもらいましたので、その質問にお答えしたいと思います。いただいた質問は、梅雨の時期に家を建てるけども、雨は大丈夫なのか気になるという内容です。読者の皆さんの中にも家を建てる時期が気になっている方もいらっしゃると思います。梅雨の時期は家をたてるのを避けた方がいいのでしょうか?どうぞご覧ください。
梅雨の時期に家を建てるんですが、雨が不安です。
家を建てるのに良い時期ってあるんでしょうか?梅雨の時期に家を建てるんですが、雨が降っても大丈夫なのか心配です。
梅雨の時期に家の工事をするのが心配な人も多いと思いますが、最初に結論を言うと大丈夫です。木造の家はすぐに屋根まで造ってしまうので、木材が雨で濡れる期間というのはほとんどありません。また、例え雨に濡れたとしても少し濡れたくらいで木がダメになることはありません。それだけ家に使う木は乾燥した材料を使っていて、いつも水に濡れている状態でなければ数日で乾燥した状態に戻ります。
そのため梅雨の時期に家の工事を行っても基本的には問題はありません。
ただ、ツーバイフォー工法は屋根ができるまで少し時間がかかるので、雨に濡れない様に注意が必要です。会社によっては雨に濡れないように対策をしている会社もあるので、あらかじめ雨の時の対応を確認しておくと安心です。
梅雨の時期の注意点
梅雨時期の家の工事の注意点を上げるとすれば、雨が降り続くと上棟ができずに家の完成が遅れてしまうことです。木造の家には上棟日と呼ばれる日があり、大勢の職人で家の骨組みを造ってしまう日です。この日が雨だと足元が悪くて危険ですし、木材もビショビショになる可能性があるので、普通は雨が降っていない日に上棟を行います。もし、この上棟の日に雨が降ってしまうと、上棟の日を延期することになります。そして、その延期した日に雨が降るとまたまた延期になります。こうして上棟の日に雨が続くと工期に遅れがでてきて、工事の完成が遅れてしまう可能性があります。
また、木は多少雨に濡れても大丈夫と先ほど言いましたが、雨に濡れないで工事する方がもちろん良いです。。中には、雨養生をほとんどしないで家の工事をしている会社もありますので、きちんと雨養生している会社を選ぶことも重要です。
まとめ
梅雨の時期に家の工事を行っても基本的には問題はありません。ただ、雨に濡れない方がいいのは間違いなく、「雨が家の中に入らないようにしている」、「材料が濡れないように養生している」というのが重要で、これは家を工事する会社の現場に対する管理能力が問われる内容です。
今回の相談のケースでは、雨に濡れない様に住宅会社が配慮しているかどうか質問してみて、雨に濡れるのが気になることを伝えておけば大丈夫なケースと言えますが、工事現場が汚く整理整頓されていない現場などでは注意が必要です。
家を建てる会社を選ぶ時には、現場の管理能力を必ず確認してから会社を決めるのが一番重要ということですね。
では。
家を建てる時期よりも重要な話はこちらを参考にしてください。
こちらも家づくりの参考にしてください。
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
→家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】
建築士が教える今日の問題解決
梅雨に家を建てて大丈夫?
- 乾燥した木はすぐに乾くので、多少の雨は問題ない。
- 雨が続くと、工事が遅れることがある。
- 雨養生をきちんとしているかが重要で、工務店の現場管理能力によって違いがある。
- 梅雨の時期に家を建てるなら、現場管理能力が高い工務店を選んだほうが良い。
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