間取り段階から気をつけたい、ウィンドウトリートメント計画の2つのポイント

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長かった家の打ち合わせも終わり、着工、上棟を経てそしてもうすぐ完成という頃。

壁紙が貼られ床が見えてくると途端に「この家にもうすぐ住むんだ」という実感がこみ上げてくるという方も沢山いらっしゃいます。
お引っ越しの準備でばたばたしだす頃、カーテンをどうしようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ウィンドウトリートメント(窓周りの装飾全般を指します)の取り付けというのは、通常は家づくりの最後の最後、クリーニングの段階か、もしくはお引き渡しの後での取り付けになります。

ただ、実際に取り付けの段階で「えっ!?コレつけられないの?」と困ってしまう方も多いのもカーテンです。

今回は、家づくりの最後の最後で慌てないよう、間取り打ち合わせの段階で気をつけるべきウィンドウトリートメント計画のポイントについてお伝えします。
それではどうぞご覧下さい。

レールの種類と取り付け方

まず、あなたの設計士は、間取り打ち合わせの段階で、あなたがどの部屋にどんなカーテンやカーテンレールをつけたいと思っているかご存知でしょうか?

おそらく、お部屋のイメージは伝えたけれどカーテンについては・・言ったかな?という方がほとんどかと思われます。

間取りを決めている時はどうしても窓周りの装飾は後回しになりがちです。

もしつけたいカーテンレールやカーテンの種類があるようであれば、この段階でぜひ設計士に伝えてください。理由は後で説明しますね。

それでは先に、どんなレールがあるのか見て行きましょう。

 

機能性レールと装飾レール

カーテンレールには、機能性レールと呼ばれるカーテンの開け閉めが簡単にできるシンプルな形状の機能性レールと、アイアンの飾りがついたり木製の飾りが両脇についているような見栄え重視の装飾レールという2つのレールがあります。
機能性レール
機能性レール
出典:http://www.toso.co.jp/products/c_rail/k_rail/elite/index.html

装飾レール
装飾レール
出典:http://www.toso.co.jp/products/c_rail/rail/clast19/index.html

金額としては装飾レールの方が高めですが、装飾レールはインテリアにアクセントを与えるアイテムとして、フレンチ、シャビーシック、レトロ、北欧インテリア系をめざす方に人気が高いです。

木製のレールもシンプルスタイルで人気があります。

 

一方、機能性レールも樹脂製で使い勝手がよく、カーテンの滑りがよいのが特長です。

多色展開や木目調のものも沢山出ており様々なインテリアにあうことから人気です。

レールを隠したい場合はカーテンボックスと呼ばれるパーツを一緒に取り付ける事もあります。

 

レールの取付の位置

取り付けたいレールが決まったら、次はどこに取り付けるかを決めていきます。
ウィンドウトリートメントと呼ばれる窓周りの装飾は、窓を囲う窓枠の中に取り付ける「枠内付け」か窓枠の外(上)に取り付ける「枠外付け」かになります。

これはカーテンだけでなく、ロールスクリーンやシェード、ブラインド、ハニカムスクリーンとよばれるもの全てがどちらかの取り付け方になります。
機能性レールは枠内付け、枠外付け、基本的にどちらも取り付け可能ですが、装飾性レールは「見栄え重視」ですので窓枠の外につけるようにできています。

この時、機能性レール・装飾レールともに気をつけたいのが「窓枠から室内側にレール(カーテン生地も含めて)がどの程度出っ張ってくるか」です。

例えば、カーテンを窓枠外付けにした場合、レースカーテンとドレープとよばれる厚地カ
ーテンがぶら下がる「ダブルレール」にすると、だいたい取り付けの壁面からレールの先端まで20cmほど室内側に出っ張ります。

20cm..結構出っ張りますね!

窓枠の内側にレース用のレールをつけ、ドレープ用のレールは窓枠の外に取り付ける事もできます。その場合でも10cm程度は室内側に出っ張ります。
出っ張らせたくない場合はどちらも窓枠の内側に取り付けることもあります。

 

そしてもう一つ気にしてほしいポイントは、レールの取り付け高さ。

レールというのは一日中どっしりと重たいカーテン生地を上から支えていますから、しっかりと下地の壁にビスを打ち込むことが長持ちの秘訣です。

窓枠の外側には通常下地が10cm〜20cm、窓枠を囲うようにありますので、レールを窓枠の外側に取り付ける際は必ず下地にビスを打ち込むようにします。

もし、あなたが北欧インテリアでよく見るような、窓よりも高い位置や天井に窓枠外付けのレールを取り付けたい場合は、取り付けたい高さを設計士に伝えてください。
窓枠の内側に取り付ける際は下地がありますので問題ありません。

 

取り付けられない事例と対処法

カーテン

次に、よくある「想定していたカーテン(レール)がつけられなかった」事例をご紹介します。

事例1

窓枠外付けで両脇にすてきなアイアンのステキな飾りのついている装飾レールをつけたら、すぐ横にあるエアコンにぶつかっちゃった。

→エアコンを取り付ける位置のすぐ近くにカーテンを取り付ける窓がある場合、両脇に飾りのついているレールは難しい事が多いです。この場合、両脇は飾りではなく、レールと同色のキャップに変更するなどの対応が必要です。

事例2

寝室の窓に窓枠外付けの機能性レールをつけたら、すぐ脇にクローゼットの折れ戸の扉が。扉を開けるたびにカーテンレールやカーテン生地が当たってしまう。

→窓のすぐ近くにクローゼットの扉がある場合は要注意です。ただ、カーテンは布製ですので、カーテンレールを扉よりも高い位置に取り付けることでカーテン生地が少し当たる程度におさえることができます。

事例3

ハンドル操作で開閉する高所の窓に窓枠内付けのロールスクリーンをつけたらロールスクリーンの生地がハンドルに当たってボコっとみっともない形になっている。

→窓枠には10cmほど奥行きがありますので、できるだけ室内側に取り付けてハンドルになるべく当たらないようにするか、もしくは枠外付けに取り付け位置を変更するようにします。枠外付けにする場合はロールスクリーンのサイズは窓より少し大きくするとよいでしょう。

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吹抜の窓で気をつけたいこと

数多く相談されるのが、吹き抜け空間の上にある窓まわりのウィンドウトリートメント。

日差しがさんさんと差し込んできて室内が明るくなりますが、都心であれば隣家からの視線も気になる所です。また、強い日差しで床が日当り部分だけ日焼けしてしまう事を気にされる方も。
吹き抜けの窓まわりをどうしたらいいか、ポイントをご説明いたします。

 

電動?手動?

吹き抜けの窓を打ち合わせしたとき、どのくらいの面積か、窓は開閉できるか、多くの方は悩まれたかと思います。

まず、吹き抜けの窓が開閉できる場合、バルコニー等で窓を直接触れる環境に無い限り、電動で開閉操作するか高所ハンドルを手動で操作するかにわかれると思います。
電動で開閉する窓を選択された場合、必ず窓近くにはコンセントが設けてあります。

この電源を生かすのであれば、電動のウィンドウトリートメント用の電源も確保したい旨を設計士に伝えましょう。

また窓を手動開閉する場合は高所ハンドルから階下にチェーンを垂らしますので、同じようにチェーンで開閉できるウィンドウトリートメントが主流です。この場合、どこにチェーンが垂れてくるのか設計士に確認しましょう。

 

吹き抜け空間のお手入れ方法

吹き抜けの窓のウィンドウトリートメントとして主流なのは、上下に開閉するロールスクリーン、縦のバーチカルブラインド、そして片引きのカーテンなどがあります。

これらはいずれも電動・手動で操作ができますが、一点気をつけたいのが、自分で取り付け・取り外しが難しい事です。取り付ける際にも足場を組みますので、高所取り付け費用というのが発生します。

こうなるとこれらのウィンドウトリートメントは「洗わない」方がほとんどです。実際、「洗う」というよりも「埃をはらう」程度のお手入れになります。

まとめ

今日のまとめです。

・間取り打ち合わせの段階で、取り付けたいウィンドウトリートメント計画が決まっている場合は設計士に以下を伝えるのがオススメです。
→窓枠の外側に付けるのか、内側につけるのか、またどんなレールを取り付けたいか
→窓近くのクローゼットの扉やエアコン、窓のハンドルがウィンドウトリートメントにぶつからないか

・吹抜の窓にウィンドウトリートメントを設置する場合は、開閉を電動で行うか手動で行うか確認し、電動の場合はコンセントを用意。手動の場合はチェーンの垂れ位置を確認。

間取り打ち合わせの段階からウィンドウトリートメントの事も意識して準備しておけば、いざ取り付けの段階で「あっしまった!こんなハズではなかった・・」は防げます。
ポイントをおさえて、理想の家づくりに役立ててくださいね。

 

ウィンドウトリートメントについてはこちらも参考にしてください。

知らないと損をするカーテンの種類と選び方