家は契約がゴールではありません

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「工務店と家の契約をするかどうかで迷っています。家の性能や会社は信用できそうなのですが、間取りや内装の提案力に少し心配があります。提案力に少し心配があるくらいなら契約をしても大丈夫でしょうか?」

読者さんからこのような質問をもらいました。

家の契約は、その会社で家を建てるという意思表示になり、家づくりの中でも大きなイベントとなります。

 

特に契約は1度契約を交わすと解約するのが大変なので、慎重に工務店を選びたいですね。

実は、読者さんの質問にあったように、契約前に提案力が心配な場合、その後の打合せで提案力が改善される可能性はかなり低いと言えます。

なぜでしょうか?

今回は家の契約について、読者さんの質問にあった工務店(住宅会社)の提案力と言う観点から見ていきたいと思います。

家の契約前と契約後の打合せ

家を打合せ内容で見た場合、家の契約前と契約後では打合せ内容はかなり違ってきます。

簡単に言うと、家の契約前は間取りの打合せがメインで、家の契約後は仕様の打合せがメインとなってくるんですね。

(もちろん、間取りの打合せには家の価格や性能も含まれますし、仕様の打合せと一言で言っても外観から内装までいろんな項目があります)

 

会社によって契約するタイミングは違うことはありますが、間取りを確定してから仕様の打合せをするという流れはどこでも共通となります。

イメージとしては家の間取りと言うのは家のベースとなるもの、仕様は家の出来を左右するものという感じです。

 

このように家を間取りと仕様に分けた場合、打合せの満足度は次の4種類に分けることができます。

  • 間取りも仕様もどちらも良い
  • 間取りは良いけども、仕様はあまり良くない
  • 間取りは良くないけども、仕様はいい
  • 間取りも仕様もどちらも良くない

 

一番目指したいのは「間取りも仕様もどちらも良い」で、一番避けたいのは「間取りも仕様もどちらも良くない」ですね。

家を建てようと思う方は、ほとんどこのように思うのではないでしょうか。

 

先ほどのように間取りと仕様は4つに分けられますが、間取りは良くない(提案力が低い)けども、仕様の打合せはとても良い(提案力が高い)というケースは、私の経験上ほとんど見かけることがありません。

 

間取りの段階で物足りないと感じた場合、仕様の打合せも物足りないと感じることがとても高く、反対に間取りの段階で豊富な提案力がある場合、仕様の打合せも満足いく可能性が高いんですね。

理由は、いろんな提案をするには沢山の引出し必要で、間取りの段階で提案が多ければ今後も多いことが多いですし、間取りの段階で提案が少なければ今後も提案が少ないことがほとんどです。(提案を出し惜しみする必要はないので)

 

このように、間取りと仕様の提案力は、同じように比例してくるんですね。

そのため、冒頭の読者さんの質問にお答えするとすると、「家の性能や会社の信用力を優先するなら、多少の提案力は目をつむって契約しても大きな問題はなさそうですが、家のデザインを重視するのなら今の提案力不足がずっと続く可能性が高いので契約は止めておいた方が無難」という回答になります。

家の契約はゴールではない

家を建てるというための家の同意を取り交わすための請負契約ですが、家の契約は住宅会社を決めるためという側面もあり、家の契約前と契約後では気になる部分は違ってきます。

契約前に目が行くところというと、住宅会社がこれまで建てた家であったり(実例)、会社の信用度、間取り、そして価格に見合った家の性能といった辺りがメインになってきます。

まずは自分たちのイメージに合った家を建ててくれる信用できそうな会社を選ぶのは当然のことですし、性能、間取り、価格といった部分は他の会社と比較しやすい部分なので、会社選びのポイントとなってくるんですね。

 

一方、契約後はそれぞれの家の細かい部分を決めていくことになるので、細部を見ていくことになります。

実はこの細かい部分が重要で、完成した家の見栄えと言うのは細部次第で大きく違ってきます。

そして、この部分は担当者の提案力やセンス、さらにはあなたの好みをどれだけ理解しているかが重要になってくるんですね。

 

そのため、提案なしに「この中から選んでください」というだけでは良い家になる可能性はとても低くなりますし、反対に打合せを良い方へリードしてくれる場合はとても頼もしく感じるはずです。

契約後の打合せ次第でガッカリすることもあれば、より良い家にしてくれる会社もあるんですね。

そして、そのような会社かどうかは契約前の提案力を見れば、ある程度判断できるようになります。

 

良い家ができるかどうかは契約後の打合せ次第という部分が大きいですが、実は契約前に満足いく打合せができそうな会社かどうかは決まってくるんですね。

 

住宅会社にとっては契約を取るというのが1つの指標となるので力を入れますが、家を建てる人にとっては契約は良い家をつくるための通過点にすぎません。

「今月契約すれば〇〇円値引きします」とか「契約後にいくらでも変更できるので、とりあえず契約を」という言葉に惑わされず、何があなたの家づくりに大切で、それが叶うかどうかという視点で家づくりをすることが重要なんですね。

まとめ

今回は工務店(住宅会社)の提案力と家の請負契約について見てきました。

契約前に提案力が足りないなと思った会社は、その後も同じことを感じることがとても高い傾向があります。

そして、契約後にそのことに気付いても遅くなってしまうんですね。

 

特にデザインや間取りにこだわりたいと言う方は、契約前にどれだけ提案力に納得できるかどうか。

この視点を大切にしてくださいね。

では。

 

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今日の問題解決

提案力が心配だけど、家の契約をしても大丈夫?

  • 契約前に提案力に不満があれば、今後も不満に感じる可能性が高い。
  • 提案力の優先順位が低ければ、契約しても大きな問題はなさそう。
  • デザインや間取りの優先順位が高ければ、契約前に提案力の高い会社を選ぶと失敗が少ない。