部屋に合った最適なエアコンを選ぶ方法

家づくり中のみなさん、こんにちは。江戸小紋空間デザインの小林です。

 

みなさん、部屋のエアコンを選ぶときってどうやって選んでいるでしょうか。

メーカー?サイズ?価格?機能?

エアコンはそう頻繁に購入する物でもないので、どのエアコンを選べばいいのかってなかなか分かりにくいですよね。

そこで今日は、各メーカーのラインナップが多くてどうやって決めたらいいかわからないとお悩みの方に、最適なエアコンの選び方のコツをお伝えしたいと思います。

最適なエアコンサイズの割り出し方

エアコンを選ぶ時、下のような各メーカーのカタログをみて、はて?どうやって選べばいいんだろう?と思った方もいらっしゃると思います。

畳数のめやすに冷房時と暖房時のそれぞれのマトリックスがあり、しかも畳数の数字が幅広くてよくわからないんですよね。

しかも、一番上に「おもに18畳用」と書いてあって、どれを基準にしたらいいのかさっぱりわかりません。。。

 

でも、安心してください。

エアコンのカタログは各社共通の見方があるので、ご紹介しますね。

 

まず、冷房のところから。

15〜23畳と書いてありますが、

15=木造の室内で最適の畳数、

23=マンションの室内で最適の畳数、

という意味です。(見方は各社共通です)

 

つぎに、暖房を見てみますと、

15〜18畳と書いてありますが、

15=木造住宅の室内で最適の畳数、

18=マンションの室内で最適の畳数、

という意味になります。(見方は各社共通です)

 

つまり、お家の構造が木造住宅なのかマンションなのかによって、エアコンの効果の範囲が違うのです。

 

ですから、木造住宅の室内の場合、このカタログの品番だと

冷房時は15畳程度、

暖房時は15畳程度、

となります。

そのため、普通の平天井の室内空間でしたら、基本的に左の数値で選んで大丈夫です。

 

ただし、

  • 吹き抜け空間
  • 西向き窓の部屋
  • 建具で仕切られていない開放的な空間
  • ハイサッシのリビング
  • 戸建の2階以上やマンションの最上階の部屋

といった冷暖房負荷の高い空間には、1ランク上のサイズを選びたいですね。

大手メーカーのそれぞれの特徴

それでは、代表的な大手メーカーのおおまかな特徴を見ていきましょう。

おおざっぱに分けますと、

総合家電メーカー系(日立、三菱、パナソニック)→高性能センサーでひとのいる場所を感知し、スポット的に空調を行うエアコン。

エアコンメーカー系(ダイキン、富士通)→気流を起こして室内空間を全体的にむらなく空調を行うエアコン
ということになります。

 

日立

 

出典:http://kadenfan.hitachi.co.jp/ra/lineup/xseries_h/

日立のエアコンといえば「白くまくん」。

くらしカメラというAIセンサーがついていて、室内を、近赤外線LEDや画像カメラで人や家具、建築条件を常に感知しているほか、温度カメラで温度分布や湿度分布を感知します。

これらの情報から風量や温度をコントロールし、ピンポイントで室内の空調を行なっています。

その他、通風路、フラップ、フィルターパーツをステンレス構造にしているため、エアコンを清潔に保つ工夫がされています。

また、上位モデルには凍結洗浄という機能を設け、熱交換器を凍らせてエアコン内部に霜を発生させ、霜をいっきに溶かすことによって自動洗浄を行います。

 

三菱

出典:http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/forte/comfort.html

三菱のエアコンといえば「霧ヶ峰」。

CMでもムーブアイといわれるセンサーの宣伝が目立ちます。

汚れやすい熱交換器・ファン・通風路パーツに特殊コーティング「ハイブリッドナノコーティング」を採用し、埃や油の付着を防いで1年を通して清潔な状態を保ちます。

また「ピュアミスト」といってミスト状の帯電粒子を発生させ、ウィルスやカビ菌に付着してそのパワーを抑制したり、脱臭効果もあります。

 

パナソニック

出典:http://panasonic.jp/aircon/products/18wx.html

パナソニックのエオリアのエアコンの特徴は、一番リーズナブルなスタンダードモデル以外のシリーズにナノイーX機能が搭載されています。

またパナソニックならではのセンサー、エコナビが搭載されているモデルでは、ひとや物を高精度のセンサーで感知し、一人一人の暑い寒いの感じ方に応じて風を送ります。

高原の風のような自然な送風機能「1/f自然ゆらぎ機能」は、エアコンの風が苦手という人にはおすすめです。

また、オートクリーンシステムといって、エアコン内の埃やカビをよせつけにくい構造になっている他、たまった埃を室外にぽいっと自動排出するお掃除ロボットも搭載されているモデルがあります。

 

東芝

出典:https://www.toshiba-lifestyle.co.jp/living/air_conditioners/c-dr.html

空気をきれいにできるエアコン「大清快」シリーズはプラズマ空清とecoモードが特徴のエアコンです。

プラズマ空清とは東芝独自のシステムで、埃はもちろんウィルスや花粉といった菌を帯電させることで集じんして、エアコン内部の熱交換器に吸着させるシステムです。

このシステムは、日本電機工業会規格の「PM2.5に関する除去性能」にエアコンで唯一適合した機能をもち、空気清浄機能だけ単独運転も可能なので、花粉症やPM2.5対策を優先とする方にはおすすめです。

また、ecoモードはエアコン稼働中に節電モードにすると、冷暖房運転を扇風機並みの省電力で動かすことができ省エネにも優れています。

 

ダイキン

出典:http://www.daikinaircon.com/risora/index.html

「エアコンといえばダイキン」といわれるくらい、うるさらシリーズで大人気のエアコンメーカーです。

なんといっても乾燥しがちなエアコン空調では、唯一空気中の水分をエアコンが自動で取り込んで無給水で加湿ができる「うるおい加湿機能」がついていて、室内の乾燥を防ぎます。

乾燥を防ぐことにより、ウィルスの増加を防いだり、暖かく感じやすいのが特徴です。

また、エアコンの暖房はどうしても足寒頭暖になりがちですが、エアコンから垂直に温風を下ろして暖房気流を作るため、体に風を感じにくく床から温まるというすぐれもの。

冷房の時は、上下2気流を作って室内の温度や湿度をすばやく下げます。

2018年3月発売の新シリーズrisoraは、インテリア性にもこだわったおしゃれエアコンです。

 

富士通

出典:http://www.fujitsu-general.com/jp/products/aircon/2017/nocria-x/feature/

富士通のノクリアシリーズは、上位モデルはハイブリッド気流とプラズマクリーン搭載の、部屋全体にむらなくきれいな空気をすばやく送り込む能力に長けています。

部屋全体に満遍なく空調をしたい方にはおすすめです。

みまもり(冷房・暖房)機能がついてるので、室内の極端な高温・低温状態を防ぎます。

また、デザイン的には見た目のコンパクトさをうたっているものが多いので、エアコンの圧迫感が苦手な方にも人気です。

エアコンを選ぶときの注意点

それでは、最後にエアコンを選ぶときの注意点をご紹介します。

 

電源が100Vなのか200Vなのかを確認

畳数が大きなエアコンになると、ハイパワーの稼働になるため電源が200Vに変わります。

新築住宅ではリビング空間のエアコンの電源は200Vを用意するのが一般的ですが、もし他の部屋でご使用されるエアコンが200V用でしたら、設計士さんやインテリアコーディネーターさんに品番を伝えてください。

品番によっては、ダクトの口径が変わるものもあり、注意が必要です。

ちなみに、100Vと200Vでは電気代はほとんど変わりません。

 

マルチエアコンのメリットとデメリット

マルチエアコンといって、一台の室外機で複数の室内エアコン(最大5台ほど)を運転することができるエアコンがあります。

室外機の個数が減るため、家の外回りの見た目もスッキリしますし、設置費用も安く済むため、新築でもよく利用されています。

また電源は室外機に直接供給されるため、それぞれの室内機側にコンセントを取り付ける必要がないことから、室内の見た目もすっきりします。

ただ、同時に複数台を運転するとエアコンの能力が落ちてしまうことと、室外機が故障するとつないでいた室内機が全て使えなくなり、室内機をすべて交換する必要があるので、トラブルが起きたときの経済的ダメージが大きいのもデメリットです。

また、マルチエアコンの容量には接続可能容量が限られていますので、エアコン室内機の合計容量が超えないように注意が必要です。

 

室外機の注意点

エアコンの室外機の設置場所が海から約300m〜1km以内にある場合は、さびにくい耐塩害仕様の室外機を選択しましょう。

また、海から300m以内や室外機が潮風に直接当たるところに設置する際には、耐重塩害仕様にします。

 

その他、都市部など室外機を置くスペースが確保しにくい場合、エアコン本来の性能を発揮できない場合があります。

お隣との境界にブロックがあるかどうかでもエアコンの性能は変わってくるので、あらかじめ確認しておきたいですね。

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まとめ

それでは本日のまとめです。

  • 木造住宅の最適なエアコンサイズは、カタログの畳数の数字の左側を参考にする。
  • エアコンは、一極集中のスポット型か、室内全体を気流で空調するタイプがあり、メーカーによって特徴が異なる。
  • 畳数の大きなエアコンは200V電源であることが多い。リビング以外に200V電源が必要な場合は、品番を設計士さんやインテリアコーディネーターさんに伝える。
  • マルチエアコンは一台の室外機で複数のエアコンを稼働できるが、同時に複数台を運転するとエアコンの能力が落ち、室外機の故障により全滅してしまう可能性がある。

現在の断熱住宅では、一年を通してエアコンがメインの冷暖房機器となるケースが多く、花粉やアレルギーが気になる場合は一年中稼働しているケースも多くあります。

家族の状況や使い方にあわせて、しっかり目的にかなったエアコンを選んで快適な空調を手に入れてくださいね。

 

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