みなさんこんにちは。ed-commons小林です。
皆さんはご自宅の床にクッションフロア(CFシート)を予定されていますか?
今日は家づくりでお悩みの皆さんへ向けて、クッションフロアの選び方についてご説明いたします。
クッションフロアとは
出典:https://www.lilycolor.co.jp/interior/news/index.php?news_id=97
まず、クッションフロアというものについて、ご存知でしょうか。
クッションフロアとは主に内装で使われる床材の一つで、表面と裏地の間に緩衝材(クッション)を挟んだ塩化ビニール製のシートのことです。
耐水性と弾力性に優れている事と、木目調やタイル調等のデザインが豊富に販売されていることが大きな特長です。
最近では凹凸や質感などの「触った感じ」も再現性が高いものが増え、中には「あれ?これ本物?」と見まがうものも・・。
また、固い木材の床材やタイルに比べて、触った時にさほどひんやりしないのも利点です。
お値段もリーズナブルなものからありますので、クッションフロアは取り入れやすい建築パーツの一つです。
クッションフロアはどこで使う?
クッションフロアの使用個所ですが、なんといっても耐水性に優れているという点では、洗面脱衣室やトイレに適しています。
また、キッチンや室内等にも使えます。
ただ、いくら再現性が高いとはいえ、クッションフロアは塩化ビニール製ですので、木材でできた床とは歩いた感触が違います。
ビニール特有のつや感が気になる方は、マットな質感のタイプのものを選ばれるのがオススメです。
クッションフロアの選び方
それでは、選ぶ際に気をつけたい注意点について見ていきましょう。
掃除の頻度をもとに色・デザインを選ぶ
豊富な種類があるクッションフロアは、打ち合わせをしていてもお客様が迷われることもしばしば。
特に洗面やトイレのクッションフロアを決める時に私が必ず質問するのは、
「ここは週に何度掃除しますか?」ということ。
場所や使用頻度にもよりますが、ご家庭によっては、毎日掃除される方、週に2〜3回程度の方、週に1度程度の方、
それぞれ違います。
特に週に1〜2回の方にお伝えしているのは、
「明るいクッションフロアだと髪の毛等の汚れが目立つ」ということ。
洗面脱衣室などでは髪の毛のごみは非常に目立ちます。
明るいモザイクタイル調や白系の大理石調のクッションフロアを選ぶ際は、掃除の頻度も考えて選ぶのがポイントです。
比較的濃い色のクッションフロアを選ぶと、汚れが目立ちにくいですよ。
凹凸の有無
タイル調のクッションフロアで「目地模様」があるデザインは、ぱっと見、本物のタイルのような見た目でおしゃれです。
また、触ってみてデザインに沿った凹凸があるクッションフロアも、立体感があってすてきなデザインです。
しかし・・。
もうお分かりですね。
汚れが凹んだ部分にたまりやすいのは凹凸感のあるデザインなんです。
凹んだ部分はクイックルワイパーなどでお掃除しても汚れが取れにくいので、凹んだ部分の汚れは雑巾などでこすり取るような掃除方法が必要です。
柄パターンのサイズ
カタログなどで柄を選んだ時は、必ず大判サンプルを取り寄せて柄のパターンサイズを確認しておくのが重要です。
例えばタイル調ですと、縦2cm横2cm程度の小さなモザイクタイルが集合しているような柄から、1辺が10cm程度の柄、40~60cm程度あるような大ぶりの柄まで様々有ります。
小さな1辺ですと目地のある場合は凹んだ部分の汚れのお手入れが細かく大変になりますが、大きな1辺の目地ありは場所によっては目立たないこともあります。
サンプルを取り寄せることで同時に触った時の質感もわかりますし、何より床に置いてみて色柄の確認ができるのが良いです。
インテリアの方向性を床で作る
クッションフロアはデザインが豊富ですので、比較的容易に希望のインテリア空間にすることが可能です。
ですので、家全体ではなく家のアクセント的な空間として、遊びの空間が欲しいという方は、トイレにその空間を持ってくる方が多いです。
例えば、フレンチカントリースタイルにしたい場合は、シャビーシックな木目のクッションフロアを選んだり、
出典:https://www.toli.co.jp/catalog/hinmei/hinmei.php?hinmei=6210
テラコッタ調の温かみのあるタイルのクッションフロアなどを選んでもよいですね。
出典:http://item.rakuten.co.jp/interior-fine/10001765/
シンプルでシックなスタイルを目指す場合は、黒御影石調や大理石調を選ぶと空間がぐっと引き立ちます。
出典:http://www.sangetsu.co.jp/product_search/detail/HM2077/
和風やアジアンなスタイルを目指すのであれば、サイザル麻調や竹調等の自然素材系のデザインがおすすめです。
出典:出典:http://www.sangetsu.co.jp/case/detail/info8010/
床にあわせたタオル掛けや紙巻器を選んでみると、よりイメージに近い空間になります。
ぜひこだわりの空間をつくってみてくださいね。
まとめ
それでは、本日のまとめです。
- クッションフロアの色やデザインは掃除の頻度や仕方を事前に考えておく
- 事前に大判サンプルを取り寄せ、柄のパターンサイズをチェックしておく
- デザインが豊富なので、トイレなどの独立した空間のインテリアで「遊びの空間」を作りやすい
いかがでしょうか。
クッションフロアを上手に取り入れて、すてきな空間をつくってみてくださいね。
床材についてはこちらも参考にしてください。
→おしゃれな家は皆使っている!おすすめ無垢フローリング12選【保存版】
→フローリングの掃除が違ってくる!?フローリングの色によるメリットとデメリット
→床材を上手く使って快適な家に!5つのオススメの床材と選ぶ時のポイント
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。