こんにちは、O型建築士です。
先日、読者の方からこのような相談をもらいました。
「夫が仕事でほとんど打合せに参加できないんですが、私一人(奥さん)で家の打合せを進めても大丈夫なんでしょうか?」
という内容です。
確かに、何かの理由でご夫婦どちらかが打合せに参加できない事ってありますよね。
今回はこの「夫婦どちらかが家の打合せに参加できない問題」についてお答えしたいと思います。
それではどうぞご覧下さい。
打合せに参加できないケース
まずは、打合せに参加できない理由をいくつか挙げてみましょう。
旦那さんで多いのは、やはり仕事が忙しくて打合せに参加できないというケースですね。
中には長期出張で打合せに参加したくても参加できないなんて事もあります。
奥さんで多いのは、お子さんの出産です。
お子さんの予定日の二週間ほど前から、出産後1ヶ月ほどは家の打合せどころではありませんね。
実家に帰って出産するので、打合せがしばらくできない事もあります。
その他では、旦那さんと奥さんが共働きで休みの日が合わないとか、単身赴任中でご夫婦が揃う機会がほとんど無いケースもあります。
ではこの場合、家の打合せはどう進めていけば良いんでしょうか?
時間が合わない時の打合せの進め方
まず、打合せを進めるかどうかが大きなポイントになってきますが、私は基本的にはご夫婦が揃わない家の打合せはお断りしています。
なぜなら、家ができたとしても不満が残る事が多いからです。
参加していない人の意図がどうしても分かりづらいと言う事もありますし、家づくりでは「何故そうなったか」というプロセスを、お互い納得しながら打合せを進めていく事がなにより大事です。
奥さん、旦那さんのどちらかが打合せに参加していないと、打合せ内容がどうしても又聞きになってしまい、「何故そうなったか」というプロセスが曖昧になってしまう事が多いんですね。
そのため、基本的にはご夫婦が揃わない打合せはお断りし、たまにご夫婦2人が揃う時に一気に打ち合わせを行うというスタンスをとっています。(ご夫婦2人が揃って打合せするために、私が出張して打ち合わせするなんて事もあります。)
ただ、ご夫婦揃わなくても問題ないケースというのも存在します。
それは、打合せに参加しない人(ご主人もしくは奥さん)が家づくりにあまりこだわりが無い場合です。
その場合は、ご夫婦が打合せに揃わなくても何とかなります。
こだわってるポイントを抑えて打合せを進めれば大丈夫です。(もちろん予算内である事が必要ですが)
ここでの注意点は、こだわりが明確である事です。
例えば広いお風呂にしたいなど、数字で分かりやすく判断できることが重要です。
こだわりが明確でなく曖昧な場合は、話がまとまらなくなるの可能性がとても高いので、2人揃って打合せするようにした方がいいですね。
あとは、やる気があればスカイプで参加という方法もあるので、柔軟に打合せに参加するのがベストと言えます。
また、住宅会社にとっては家が完成して初めて利益が出るので「早く着工して欲しい」という本音はありますが、そのために「ご夫婦揃わなくても打合せを進めていきましょう。」と根拠も無く言う担当者は要注意。
「お客さんの方」を見ているのではなく、「会社の方」ばかり見ている可能性が高いですよ。
まとめ
今回は、ご夫婦が揃わないけども家の打合せを進めても大丈夫かどうか見てきました。
家の打合せはプロセスが大事です。
せっかくの家づくりなので、多少時間はかかったとしてもご夫婦揃っての打合せがおすすめです。
ぜひ、家族でいろんな話をしながら、満足がいく家づくりをしてくださいね。
では。
家の打合せについてはこちらも参考にしてください。
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
→家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】
建築士が教える今日の問題解決
夫婦どちらかが家の打合せに参加できない場合はどうすればいい?
- 夫婦どちらか一人だけの打合せは、後々不満の原因になりやすい。
- 時間が合わない事を理解してもらえる住宅会社を選ぶ。
- 時間はかかったとしても、夫婦2人とも参加できる時間をつくって家づくりを進めるのがおすすめです。