最近、体重を気にしてジョギングを始めたO型建築士です。
先日、深夜の時間帯に線路の側をジョギングしていると、線路から人の話し声が聞こえてきました。線路に人がいるので珍しいと思い、線路の方を見てみると、4人の男性が歩きながら何かをチェックしています。4人の声を聞いて見ると
「これもダメ」「これも危ない」
といった何とも物騒な言葉。
気になったので走るのを止めて、検査の様子を少し見てみることにしました。すると、このチェックは、ある事故の影響である事がわかりました。
こんな会社大丈夫?
ある事故とは2015年4月12日早朝、JR山手線の神田〜秋葉原間で架線を支える支柱が倒れているのがっ見つかり、長時間に渡って山手線と京浜東北線が運転を見合わせた事故の事です。
読者の方でも、首都圏の人は実際に影響を受けた方もいらっしゃるでしょうし、直接影響を受けなっかた人もニュースで大きく取り上げられていたので、知っている方も多いと思います。
この事故の影響を受けて、JR東日本は同様の支柱5万本の緊急点検を実施すると発表しました。今、目の前で行われている点検作業は、まさにこの支柱のチェックでした。最終電車が終わった後に、歩いて1本1本確認しなければいけないので、かなり時間がかかる作業です。
たまたまジョギング中にその点検作業に出会わせたのですが、聞こえてきた声は先ほどの
「これもダメ」「これも危ない」
と耳を疑う言葉。
JRさん、そんな危ないものずっと点検もせずに放置してたんかい!!
とツッコミを入れざるを得ません。
想像力が欠如する工務店はダメ工務店
この光景を見て、私はダメな工務店の共通点を思い出しました。ダメな工務店の共通点とは、簡単に言うと想像力が欠如している工務店の事です。もちろん、会社で何らかのチェック項目やルールはどこの会社にも存在しています。ですが、このルール化されたことをしていればOKという考えが充満している工務店は、大概ダメな工務店です。会社自体が大問題でも起きない限り一向に改善されないからです。
さらに、今回のJR東日本のケースでは、支柱が傾いている報告が入っても、すぐに倒れる事はないと判断して工事を3日先送りしていました。同じように、大きな事故につながる恐れがある場所をすぐに対応せずに、しばらく放置して家をダメにしたり近隣に迷惑をかけるのもダメ工務店の特徴です。例えば、明日台風が来るなら、台風が来る前に風と雨対策を普通は行いますが、台風対策を適当にやった上に、現場が雨で水浸しになり木がカビだらけに・・。このように、対策をとらずに放置して、より大きな問題を引き起こすといった具合です。(しかもダメ工務店に限って、問題発生後の対応もすごく遅いです)
今回は少し余談になりましたが、大きな会社でも対応が遅い会社はストレスが溜まります。さらにレスポンスが悪い工務店はダメ工務店である確率がかなり高くなります。そのような会社や工務店に家を建てるのを依頼しないよう、くれぐれもご注意を。
では。
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