文科省が「親の年収が多いほど子供の学力が高い」という調査結果を昨年発表しました。
では、年収が多い人はどのような家づくりをするのでしょうか?
私が今まで100棟を超える家づくりに携わってきた中で、年収の多い人で共通する項目がありました。
その特徴を今回はお伝えします。
TVをどこに置きますか?
家づくりをする中で、TVをどこに置いてどうやって見ると言う話は必ず出てきます。
いつもTVがついてないと落ち着かないという人もいますし、TVはあんまり見ないからそんなに気にしないという人もいます。
いまあげた2つのケース、「TVがいつもついている家」と、「TVをあんまり見ない家」では、TVをあんまり見ない家の方が年収が高いように感じますが、実際はこの2つに大きな違いはありませんでした。
なぜなら、
TVがいつもついている家では、TVをつけている人は比較的家にいる事が多い奥様です。
また、TVをあまり見ない家庭は、趣味に時間を使うのでTVを見ないという事が多いです。
ですので、この2つのケースでは年収に大きな差はありません。
でも、年収の高い人ととそうでない人では、TVについての考え方が違います。
では、年収の高い人とそうでない人の違いはなんでしょうか?
それは子供部屋にテレビを置くかどうかです。
子供部屋にTVを置きますか?
年収の高い人は、かなりの確率で子供部屋にTVのジャック(アンテナを差す端子です)をつけなくていいと言います。
例外として、子供が大学生や成人しているケースなどでは子供部屋にTVをつけますが、子供がまだ小さい家庭の場合、年収の高い家庭はほとんどTVジャックをつけません。
理由を聞くと「必要ないから」「リビングで見ればいい」という返答が多いですが、実際に詳しく聞くと、TVを見る事に時間をたくさん使って欲しくないというのが本音です。
最初に書いた「年収の多い子ほど成績が良い傾向がある」という記事ですが、結局のところ、成績の差は勉強時間の差というところに行き着きます。
年収の多い家庭は、学校以外の時間に塾に通ったり、教育に熱心であることが多いので成績があがります。
それはそうですね。
一方は勉強して、一方は他の事をしているので、成績に関しては勉強した方が良くなります。
年収の高い人は、子供の頃に勉強し努力して今の収入がある事をとても良く理解されています。
ですので、子供にもTVという誘惑を与えるよりも、他に大切な事を経験、体験して欲しい思っています。
そのため、「子供部屋にTVジャックはいりません。」という事になっていたのです。
今は、TVジャックが子供部屋にも標準でついている事がよくあります。
でもちょっと待って下さい。
標準でTVジャックがついているからTVジャックをつけるのではなく、もう一度、TVジャックを子供部屋につけるかどうか考えてみませんか?
お子さんの将来が変わってくるかもしれません。
ちなみに私の会社では、この結果を踏まえてTVジャックをリビングのみ標準に変更しました。
希望の方のみ必要に応じてTVジャックを増やしています。
では。
こちらも家づくりの参考にしてください。
家づくり、土地探しに必要な情報はこちらにまとめています。家づくりの参考にどうぞ。
→土地探しから始める人のための、失敗しない土地の購入方法【絶対保存版】
→家を建てる前に必ず知っておきたい理想の家を建てる方法【絶対保存版】
建築士が教える今日の問題解決
年収が高い人の家づくりの特徴って?
- TVを子供部屋には置かない。
- 子供部屋を与える理由は、TVという誘惑を与えるためでは無く、勉強に集中できる環境を与えたいから。